自分だけ良くなっていない気がする…

改善された方の口コミや、先生と笑顔で写っている写真を見て、次のような気持ちになったことはありませんか?
「うらやましいな…」
「私はいつになったら良くなるんだろう…」
本当は希望を持つために見ていたはずなのに、いつの間にか他の人と自分を比べて、余計につらくなってしまう。
実は、以前の私も同じでした。

自律神経の不調やパニック障害で悩んでいた頃、とある鍼灸院のホームページに書かれていた改善率97%
その下には、改善された方とのツーショット写真がズラッと並んでいました。
この時に、私の頭に浮かんだのは、ここに行けば自分も良くなるかもしれない!
そうした希望で予約をして、毎週治療を受けにいきました。
でも、結果的に自分は残りの3%なんだ…と落胆しました。
なんで、自分は治らないんだ!
9割を超える方が良くなっているのに、自分は全く良くならない…
改善された方の口コミや嬉しそうな写真を見て、落ち込んでしまったのです。
今振り返ると、それほど心に余裕がなく、自分の変化を冷静に見られない状態だったのだと思います。
回復は、ある日突然完成するものではありません

体調が悪い期間が長くなると、多くの方が不調が完全になくなった状態を回復だと考えます。
もちろん、最終的には、不調を気にせず生活できる状態を目指していきます。
ただし、回復の途中では、不調が完全になくなるよりも先に、小さな変化が現れることがあります。
例えば、
- 朝起きた時のつらさが少し軽くなった
- 頭痛が続く時間が短くなった
- 外出後に寝込むことが減った
- 不安を感じても、以前より早く落ち着けた
- 家事や買い物を途中で休まずできた
- 以前より、食欲がでて外食も増えた
- 体調が悪い日でも「また戻れる」と思えた
こうした変化も、回復の大切な一部分です。
しかし、ご本人は「まだ不調がある」という部分に意識が向くため、良くなっている変化を見落としてしまうことがあります。
良くなった日よりも、悪かった日が気になる理由

人は体調が良い時よりも、体調が悪かった時のことを強く覚えやすいものです。
一週間のうち、比較的楽に過ごせた日が5日あったとしても、つらかった2日の印象が強いと、今週も全然ダメだった…と感じてしまいます。
特に、自律神経の不調や不安を長く経験している方は、体の小さな違和感にも敏感になっています。
「今日は少しフワフワする」
「また動悸が出たらどうしよう」
「昨日より首が重い気がする」
こうして体調を何度も確認していると、改善している部分よりも、残っている症状を探すようになります。
これは、弱いからでも、考えすぎだからでもありません。
長くつらい経験をしたことで、体や脳が「また悪くならないように」と警戒している状態とも考えられます。
回復は一直線ではなく、階段を昇るように進みます

回復について、私はよく階段に例えてお話しします。
毎日少しずつ右肩上がりに良くなるのではなく、
少し楽になる
↓
またつらくなる
↓
以前より早く戻れる
↓
できることが増える
このように、良い日と悪い日を繰り返しながら、全体として少しずつ底上げされていきます。
たとえば、以前は体調を崩すと一週間寝込んでいた方が、今は翌日には動けるようになった。
症状自体は出ているため、ご本人は「まだ治っていない」と感じるかもしれません。
しかし、回復までの時間が短くなったという見方をすれば、大きな変化です。
大切なのは、今日と昨日だけを比べるのではなく、少し前の自分と比べることです。
本当の変化は、日常生活の中に隠れています

整体を受けた後、痛みやめまい、不眠などの症状だけを基準にすると、変化が分かりにくい場合があります。
そこで見ていただきたいのが、日常生活です。
以前より「できること」は増えていませんか?
- 買い物に出かけられた
- 電車に乗ることへの不安が少し減った
- 夕方まで家事ができるようになった
- 子どもの予定に付き添えた
- 仕事から帰った後も少し余力が残った
- 眠れない夜でも、以前ほど慌てなくなった
症状がゼロになっていなくても、行動できる範囲が広がっているなら、体の回復力が高まっている可能性があります。
何ができたのか?という基準は、症状の強さと同じくらい大切な判断材料です。
一般的な対策を続けても不安が消えない理由

自律神経について調べると、
「規則正しい生活をしましょう」
「適度に運動しましょう」
「睡眠をしっかり取りましょう」
といった情報が多く見つかります。
もちろん、どれも間違いではありません。
しかし、すでに体調が悪く、眠れない方に睡眠を取りましょうと伝えても、本人は困ってしまいます。
運動をしたくても、めまいや倦怠感で外に出られない方もいらっしゃいます。
必要なのは、正しい情報を増やすことだけではありません。
今の体の状態に合わせて、何ならできそうか?
どこに負担がかかっているのか?
以前と比べて何が変わったのか?
これらを整理することが大切です。
回復を実感しやすくする3つの記録

体調が良くなっているか分からなくなった時は、毎日細かく症状を記録するより、週に一度、次の3つを振り返ってみてください。
1.今週できたこと
買い物に行けた、料理ができた、人と話せたなど、小さなことで構いません。
2.つらくなった後、どれくらいで戻れたか
症状が出たかどうかだけではなく、回復までの時間も確認します。
3.不安との付き合い方は変わったか
不安が出なくなることだけが回復ではありません。
不安が出ても慌てにくくなった、気持ちを切り替えられたという変化も大切です。
整体院を選ぶ時に確認してほしいこと

本当に良くなっているのかな?と不安になった時、相談できる先生がいるかどうかは、とても重要です。
整体院を選ぶ際は、次のような点も確認してみてください。
- 良いことだけではなく、回復の経過も説明してくれる
- 質問や不安を否定せずに聞いてくれる
- 施術を受け続けることだけを目的にしていない
- 病院での検査や受診が必要な場合は勧めてくれる
- 症状だけでなく、日常生活の変化も確認してくれる
必ず良くなりますと言い切ることよりも、現在地を一緒に確認してくれることの方が、安心につながると私は考えています。
急に強い症状が出た場合や、これまでとは異なる症状、意識障害、激しい胸痛などがある場合は、整体だけで判断せず、医療機関へ相談してください。
治っているのかな?と思った時こそ、立ち止まって確認してみてください

回復している途中ほど、自分の変化は分かりにくいものです。
まだ残っている症状だけを見ると、何も変わっていないと感じるかもしれません。
でも、少し前の自分と比べてみると、
「寝込む日が減った」
「外出できる距離が伸びた」
「不安が出ても戻れるようになった」
という変化が見つかることがあります。
堺市西区のさかい快福整体堂では、施術をするだけではなく、現在のお体の状態や、これまでとの変化を一緒に整理することを大切にしています。
自分は本当に良くなっているのかな?
回復が遅い気がして不安…
そのように感じている方は、今の状態をお聞かせください。
体と気持ちの両方が少しずつ楽になり、安心して日常生活を送れる状態を一緒に考えていきましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。




