
- 緊張すると便意を催して、お腹をくだす
- 理由のない不安を感じると、下痢と便秘を繰り返す
- ガスがたまるとお腹が固くなり、気持ちが悪い
- 公衆トイレに入ると、気をつかってしまい余計にでない
- 食生活を見直してもお腹の調子が悪い
- 腸のマッサージをしても改善しない
- どちらかというと、日曜日の夜に調子が悪くなる
- ガスがですぎて、仕事に支障を感じている
- 腸のクレンジングに抵抗を感じ、他の方法で改善をしたい
- お腹の不調についての情報が溢れすぎて頭が混乱している
毎日、お腹の調子を気にしながら過ごすとなると体も気持ちもお辛いと思います。
今ご覧くださっているページが、少しでもあなたの希望につながれば幸いです。
過敏性腸症候群について

過敏性腸症候群(英語表記 irritable bowel syndromeの頭文字をとってIBSといいます。)は、大腸だけではなく小腸を含めた腸全体のトラブルのことをいいます。
特徴として、腹痛・ガスがたまる・下痢と便秘をくりかえす。
そうしたお腹のトラブルが一ヶ月以上つづく辛い症状にもかかわらず、大腸カメラで観察をしたり検便をしても異常が見当たらない。明確な原因が分からないというケースがあります。
過敏性腸症候群を引き起こす原因は諸説ありますが、緊張癖・心配性・不安を感じやすい・よくマイナスなことを考える・感情を抑圧するなどの、いわゆる精神的ストレス。
過労・学業と塾習い事で忙しい・睡眠の質が低下している・不規則な就寝時間・偏った食生活といった身体的ストレス。
つまり、心や体に負担(ストレス)が加わることにより、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)がうまく働かず、腹痛やガスがたまる・下痢と便秘を繰り返すといった症状を引き起こします。
ここからは、過敏性腸症候群について知っていただきたい用語をご説明させていただきます。
- 下痢型:腹痛を伴う下痢
- 便秘型:腹部に痛みと張りが伴う便秘
- 混合型:下痢と便秘を繰り返す
- 分類不能型:上記3つに該当しない
胃は、主に食べ物を殺菌し、消化・吸収しやすい状態に整える役割を担っています。

腸は小腸と大腸で構成されており、それぞれ役割が異なります。
小腸は酵素の働きによって食べ物を消化し栄養分を吸収します。
大腸は水分を吸収し便となって排出をする役割を担います。
胃周辺の筋肉の収縮(しゅうしゅく)によって、主に腸の内容物をゆっくりした波のように徐々に伝わっていく運動のことをいいます。

この蠕動運動によって、食事を摂ってから胃が空腹の状態になるまでの時間は、約4時間かかるといわれています。
しかしながら、加齢や日常生活の影響によって胃周辺の筋肉が弱ってくると、必然的に蠕動運動が低下し消化不良を起こします。
よく、夜の遅い時間に食事を摂って、すぐに就寝するといけない。
そんなふうにいわれたりしますよね?
その意図は、就寝中に蠕動運動が活発(約4時間かかります)になるため、その分後述する自律神経の交感神経が優位になるからです。
本来、就寝時間は副交換神経が優位になることで質のよい睡眠になり翌朝の体調に表れます。
自律神経とは、普段私たちが眠っている時に無意識で心臓や肺を動かし呼吸を行ってくれているなど、体の機能を24時間体制でコントロールをしてくれる神経のことです。
この自律神経は、交感神経(がんばる神経)と副交感神経(休む神経)で構成されており、どちらかが働けばどちらかは活動を弱めるようになっています。

蠕動運動も自律神経が関係しています。
交感神経(がんばる神経)が優位な時は、蠕動運動は停滞し、副交感神経(休む)が優位な時は、蠕動運動が活発になります。
停滞と活発。どちらが悪い影響を及ぼすのか?高速道路で例えると分かりやすいと思います。
高速道路(蠕動運動)が停滞=道が渋滞(ストレスを感じる)
高速道路(蠕動運動)が活発=スムーズ(快適・スッキリ!)
蠕動運動が停滞していると、お腹にわるい影響を及ぼすことが想像できると思います。

つまり、過敏性腸症候群は自律神経のバランス(交感神経・副交感神経のバランス)が乱れている(交感神経が優位)状態なのです。
- 水分を多く摂る
- 朝に差湯と飲む
- 乳酸菌食品で腸内環境を整える
- 精神的ストレスを減らす
- 散歩や体操など体を動かす
- 生活習慣を見直す
- お腹のマッサージ
- お薬
- シャワーではなく、お風呂に浸かる
- オリーブオイル
確かに、どれもいいと思います。
実際に当院でも、このようなアドバイスを行っています。
それでも、あなたがこれらの対策でもお腹の調子が改善しない。
お薬の治療に限界を感じている。
あるいは、お薬の治療に加えて、もう一つ何かを取り入れてお腹の調子の改善に努めたい。
そういうお気持ちがございましたら、この先につづく内容をお読みくださいませ。
さかい快福整体堂が考える過敏性腸症候群(IBS)の根本的な4つの原因

それぞれ、ご説明させていただきます。
過敏性腸症候群の根本的な原因その①:自律神経のバランスが乱れている(交感神経が優位)

おさらいになりますが、自律神経は交感神経(がんばる神経)と副交感神経(休む神経)で構成されており、どちらかが働けばどちらかは活動を弱めるようになっています。
なぜ、自律神経を構成する交感神経が優位になるのか?
自律神経の特性を日常生活に置きかえて説明させていただきますね。
交感神経(がんばる神経)が優位な時






副交感神経(やすむ神経)が優位な時






このように、普通に過ごしていても交感神経は優位になる時があります。
症状が表れてしまうほど、交感神経が優位になるケースをご紹介します。
- 過酷な労働条件、疲れが取れない、睡眠不足、休日は家でゆっくりするなど
- 一人で何役もこなすマルチタスク、頭をよく使う、気を配る、気が張っているなど
- 急性ストレス
- 神経質、心配性、怒りっぽい、不安を感じやすい、白黒ハッキリさせたい性格、緊張癖など
これら全て、自律神経を構成する交感神経(がんばる神経)が優位な状態になり、ある一線を越えると優位どろこか過剰になり、お腹の調子が悪くなったり、倦怠感や頭痛など他の症状を併発したりします。
過敏性腸症候群の根本的な原因その②:首こり

「首こりは万病のもと」整体業界ではそういわれています。
なぜ首がこると万病を引き起こすのかというと、首には人間の生命を支える重要な器官がたくさんつまっているからです。
なかでも一番大切なのが神経の束である脊髄神経。
首の筋肉が固くなる(こる)と、神経の束(脊髄)が窮屈になる。そんなイメージです。
神経について具体的に説明をすると、脊髄神経は背骨の空洞(脊柱管)で保護されている脊髄に出入りをする末梢神経のことをいい、体の各部分にはりめぐらされた細かいネットワークを形成しています。

蠕動運動に深く関わる自律神経(交感神経と副交感神経で構成)は、この末梢神経に属します。
実のところ過敏性腸症候の特徴である、腹痛や下痢・便秘などのお腹の不調で来院される多くが首の筋肉がこっていらっしゃいます。
なぜ首の筋肉がこるのか?3つの要因をお伝えします。
首こりの要因 ①:パソコン作業などのデスクワーク

パソコン作業中は、基本的に同じ姿勢がつづき指をよく使い、手首はほとんど動かしません。
仕事内容によってはスピードを求められる。あるいは作業量が多く、それに伴い時間がかかることもあります。
あとは、体格も関係してきます。個人差ございますが首が細い、あるいは長い方。
つまり、頭を支える・同じ姿勢・腕の疲労・スピード・作業量・時間・体格。
そうした様々な条件が合わさることで、首の筋肉がこってしまうのです。
もう一つ別の視点でお伝えします。
プライベートで関心のある情報をゆっくりさがす、あるいはゲームを楽しむ事とは異なり、学校の授業・新社会人・人事異動・個人事業をはじめるにあたり、パソコンを使わないといけない。
いわゆる環境の変化において、パソコン作業に慣れていらっしゃらない方の場合、キーボードの位置を確認されたり、文字の変換、マウスの操作などで慌ただしくなり、それに伴い体全体が緊張状態になります。
その結果、首の筋肉に疲労が蓄積されて首こりになります。
首こりの要因 ②:スマートフォン

スマートフォンを操作中、首の筋肉が頭(脳)を支えてくださっています!

成人の頭の重さは、平均すると5~6kgと言われています。
ボーリングの球で例えると、11ポンド(4.990kg)
頭は重たいものですから、支え方がおかしくなってしまうと、それだけ首に負担が掛かってしまい、なんと!3~4倍(20㌔相当)の負担が首の筋肉にかかってしまうのです。
20㌔なんて、ずっとお米を持てないほどの重さです。
できるだけ首への負担は避けたいところですが、お仕事などでどうしても首に負担がかかってしまうことがあると思います。
そうした事情から考えると、首に対して適切なケアが必要だということです。
首こりの要因 ③:猫背やスウェイバックなど姿勢が悪い

【イラストの見方】
●をつけている耳・肩・股関節・膝・くるぶしが一直線上にならんだ状態 ① が正常の姿勢です。
②猫背 ③反り腰 ④スウェイバックの、●の位置・骨盤の傾き・背骨の曲がりを見ていただき、下記の説明文をお読みください。
① 正常
●:耳・肩・股関節・膝・くるぶしが一直線上にならんだ状態
骨盤:正常
背骨:理想の生理的湾曲
② 猫背
●:耳と肩が前よりになっています
骨盤:後傾(後ろ側に傾く)
背骨:背中の後湾(こうわん)がきつい
③ 反り腰
●:股関節が前よりになっています
骨盤:前傾(前側に傾く)
背骨:腰の前彎(ぜんわん)がきつい
④ スウェイバック
●:耳・肩・股関節・膝が前よりになっています
骨盤:前傾(前側に傾く)
背骨:背中の後湾がきつく、腰にかけて急激に曲がっています
過敏性腸症候群の根本的な原因その③:不安や緊張など精神的ストレス

よくある事例として、登校前や出勤前に不安や緊張を感じると、胃がキリキリと痛む・お腹が痛くなる・吐き気をもよおす・体がだるいなどの体調不良を感じる。
あるいは、苦手な人の顔や嫌な出来事を思いだすと、眉間にシワをよせてしまう・呼吸が早くなる・無意識で腕に力が入るなど。
つまり、感情が体に反映されます。
人は誰しもが精神的ストレスを感じます。そして、そのストレスに耐える容量(ストレス耐性)が人それぞれにあります。

しかしながら、自分は今どれくらいストレスが蓄積されているのか?
それは目に見えず把握はむずかしいため、知らず知らずのうちに精神的ストレスをためこんでしまい、体調に影響を及ぼしてしまいます。
それをできるだけ避けていただきたいのです。
- ご家族やご友達に話しを聞いてもらう
- 自分だけのノートに感情を書きだす
- マインドフルネス
- 心理カウンセラーに話しを聞いてもらう
- 海や山など自然の中に身を置く
- 写経
- 運動
- 普段通らない道、見知らぬ街を散策する
- 早く寝る
- いつもより隅々までおこなう掃除、断捨離
※お酒を飲む、甘い物を好きなだけ食べるなど飲食系の精神的ストレス解消は、一時的な解消であることと、お口の中に入れるもので体調が左右される視点でおすすめしていません。
過敏性腸症候群の根本的な原因その④:お腹(腸)の冷え

冷えは万病のもと、腸にまつわる話しを幾つかお伝えさせていただきます。
まず、人間の成長の過程で一番最初にできる臓器は、心臓でもなく脳でもなく腸です。
また、腸は第二の脳とも呼ばれる独自の神経ネットワークを持ち、脳からの指令がなくても独立して活動することができます。
そして、腸には体全体の免疫細胞の約70%も集まっています。
慣用句でいうと、腹を決める・腹が立つ・腹をかかえて笑う・腹の虫がおさまらない・腹落ちする・腹を割って話す・腹黒い・太っ腹など、腹(お腹)に関係する言葉がたくさんあります。
昔の日本は、切腹という独自の習俗がありました。首でも心臓でもなく腸なのです。
ある意味、人間の体で一番肝心な臓器は「腸」といっても過言ではございません。
腸と脳はつながっている|腸脳相関(ちょうのうそうかん)について

腸と脳は、迷走神経(運動神経・感覚神経の一つ)を介してつながっています。
腸から脳への情報伝達
脳から腸への情報伝達
どちらかが一方的ではなく、互いに連絡をとりあって情報交換をしているのです。
誰でも経験があると思いますが、不安や焦りなどストレスを感じると下痢気味になったり、テスト前や会議前など緊張するとトイレに行きたくなるのは、腸脳相関の影響です。
個人的には、図書館や大きな書店で本を選んでいると、お手洗いに行きたくなります。
憶測ですが、静かにしないといけない場所。本を落としてはいけない。咳払いも気を遣う。
ある意味、緊張する空間のため、これも腸脳相関の影響だといえるでしょう。
体にとって冷えは大敵

世のなかには、体を温める陽性食材や半身浴。冷え性グッズなど、様々な冷え性の対策がございます。
毎年、冷え性に関係する雑誌やTVで特集を組まれたりされていますが、一向に冷え性で困っている方は減りません…需要(ニーズ)があるからグッズや雑誌の企画対象にあがるのです。
「先生、一番おすすめの冷え性対策はなんですか?」と聞かれた時。
迷いなく、物理治療器でお腹(腸)を温める方法がベストだと答えます。
さかい快福整体堂が行う過敏性腸症候群に対する施術は二つです

過敏性腸症候群に対する整体|一つめは首の筋肉をゆるめ自律神経のバランスを整える(副交感神経を優位にさせる)

首の筋肉をゆるめていくために、当院では首ではなくて腕や手首・鎖骨下の筋肉にアプローチをしていきます。

なぜ、直接首を揉まないのかといいますと、首の筋肉が固い状態というのは、あくまでも結果だからです。
葉っぱを見て土壌を見ず

たとえば、観葉植物の葉っぱが枯れているとすれば、その枯れてる葉っぱにシュシュと霧吹きで水をかけてもその場しのぎ。
本来なら葉っぱに水をかけつつ土壌に水や肥料を与える方が蘇生する。
つまり、全体を見る視点が大切です。
当院の首の筋肉をゆるめる施術を観葉植物でたとえるなら、土壌(腕や鎖骨下の筋肉)に栄養・水を与える。そんなイメージです。
日々の施術で感じることは、同じ首の筋肉でも、頭(脳)に近い側の首の筋肉。

頸椎(首の骨のことで合計7個あります)でいうと、第一頸椎・第二頸椎の首の筋肉がガチガチに固くなっていらっしゃる方がほとんどです。
その場合は、前述したような腕や手首、鎖骨下の筋肉にアプローチを施しません。
なぜならガチガチにこり固まっている場合は、その方法ではゆるまないからです。
そこで、次なるアプローチ。
下記画像のように、一見左の首をストレッチしているように見えますが、実は右側の首の筋肉をゆるめる独自の首こり施術をおこないます。

これまで説明したように、首こりの施術は二通りございます。
そうして、人それぞれの首の状態に合わせた施術をおこなうことで、首の筋肉を徹底的にゆるめることで自律神経のバランスを整えていきます。
過敏性腸症候群に対する整体|二つめは脳疲労のケア

脳脊髄液を身近な例でご説明
脳脊髄液の分かりやすいイメージとして、お豆腐屋さんでご説明します。

商店街やスーパーにあるお豆腐屋さん。きれいなお水の中に豆腐が浸かっています。
その状況で例えてみますね。
豆腐が「脳」で、豆腐が浸かっているきれいなお水が「脳脊髄液」
水が汚れてしまうと豆腐は美味しくないと思います。
それと同じように脳を満たしている脳脊髄液の循環が悪くなると、脳のパフォーマンスが落ちてしまい、体調不良になる…そんなイメージです。
脳が使うエネルギー消費量は、体全体の約20%。
脳だけでもたくさんのエネルギーを使う分、脳にはしっかり休んでほしいですよね。
そこで血液・リンパ液につぐ第3の循環系である脳脊髄液へのアプローチが鍵となるのです。
脳疲労の施術は、下記画像のように軽く頭に触れたり手のひらで頭を包み込むように持ち、脳脊髄液の循環を促進していきます。

人間の約7割は水分。
血液やリンパ液はご存知の方が多いのですが、脳には脳専用の体液「脳脊髄液」で満たされています。
この脳脊髄液の循環促進こそが、過敏性腸症候の改善に必要なのです!
動画でご紹介|さかい快福整体堂の自律神経整体
お腹(腸)の冷え対策について
当院では物理療法の一つ、超短波のエネルギーを利用して深部からお腹を温めています。
体を温める方法|比較表

超短波は自分の細胞を振動させて熱を生み出すため、体の深部が温まります。
超短波の働き

上向きで首こりや脳疲労の施術中に、超短波をお腹にあてて温めていきます。

以上が、当院の整体から見た過敏性腸症候群の解説と施術内容でした。
あなたのなりたい健康を全力でサポートします

ある人は、「外出をする際に事前にお手洗いの場所を確認しないで済むようになりたいです。」
ある人は、「長時間お手洗いを利用すると家族に気を使うため、そういうことがなくなると嬉しいです。」
ある人は、「学校で緊張することなく授業を受けたいです。」
またある人は、「お腹の調子のことを考えない生活を送れるだけで幸せです。」
またある人は、「栄養バランスに気をつけることなく、普通に飲食をできるようになりたいです!」
当院は、そんな声を大切に日々来院される方の施術に努めています。
あなたが元気になることはもちろん、あなたのやりたいことができる幸せを実現するために私が全力でサポートをさせていただきます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
整体お試しキャンペーン実施中

