

最初の語を何回も連続で繰り返す
一例をあげると「お,お,お,お,お,お、はよう、お,はようございます。」
「は,は,は,は,は,はい,はいっ,そう,そうそうです。」
はじめの語を早く連続して発声するため、途中の語も詰まってしまうこともよくあります。

第一声が詰まって、出だしの言葉が出てこない
一例をあげると「…………、………、あっ…..、………あの…..、…………、す….すみま…せん」
言葉の出だしがスムーズでないことで、相手がどう思っているのか気にしてしまい、余計に言葉がスムーズに出せなくなる悪循環を生みだします。
吃音の悩み…身体から軽く。根本から変わる整体アプローチ

はじめは、どなたでも、吃音は何かの病気ではないのかと、心配をされると思います。
ところが、MRIやCTスキャン、血液検査をしても異常がない。
大きな病院でも、明確な原因がわからない。
心に原因がありそうだと考察をされて、心療内科を紹介される。
緊張や不安を和らげる薬や、筋肉の血行を促進させるお薬を服用してみる。
それでも、効いているかどうか、全くといいほど改善の実感がない…
これは、さすがに深刻な状況だと思い、言語聴覚士(OT)・臨床心理士・公認心理師による、発声トレーニングや認知行動療法を受けられる。
それでも、ほとんど変わっていかない…暗中模索な状態。
あなたも、そうした経験はございませんか?
世の中では、吃音(きつおん)は原因が分からない、メンタルが弱い心の問題。
難治性や心因性を示唆した見解が多いのですが、必ずしもそうではありません。
当院では、脳の誤作動(脳疲労)の解消と、横隔膜の柔軟性(上下運動)の改善。
そして、首こり(広頚筋)や自律神経に着目をした施術方針で、根本的な吃音の改善をおこなっています。
少しでも、今ご覧くださっているページで、自然に会話ができる希望につながれば幸いです。
【発語のしくみ】言葉がつっかえてしまうのは、なぜ?

「話したいのに、言葉がうまく出てこない…。」
「最初の一音が、どうしても引っかかってしまう…。」
「かんたんな挨拶でも、話すことが怖くなってしまう…。」
吃音(きつおん)で悩む方の多くが、このような経験をされています。
では、なぜ、言葉がスムーズに出てこないのでしょうか?
その理由を“車” にたとえて、ご説明させていただきます。
言葉を話すのは「車の運転」と似ている!
私たちが言葉を発するとき、からだの作用としては、脳・呼吸・声帯・口の動きが、チームのように連携をしています。

これは、車を運転する仕組みに、とてもよく似ています。
🔹 エンジン(脳) :話す内容を決める
🔹 アクセル(呼吸) :声を出すための空気を送る
🔹 エンジン音(声帯) :声のもとを作る
🔹 ハンドル(舌や唇) :声を言葉の形にする
スムーズに話せるときは、これらのすべてがうまく連携して動いています。

ところが、吃音があると、どこかの動きが「ひっかかる」ことがあるのです。

それを、車の運転で、たとえてみますね。
🚗 エンジンが急に止まる → 途中で言葉が詰まってしまう
エンジンは(脳)
急にエンジンが止まる状態を、脳の誤作動と定義します。
🚗 アクセルを踏んでも車が前に進まない → 声を出そうとしても、息がうまく流れず言葉が詰まる
アクセルは(呼吸)
息がうまく流れない体の原因は、横隔膜の上下運動がスムーズではないから。
🚗 ハンドルが思うように動かない → 舌や唇が思ったように動かず、声が出しにくくなる
ハンドルは(舌や唇)
舌や唇の動きをスムーズにする体の部位は、首(主に広頚筋・胸鎖乳突筋)と表情筋(お顔の筋肉)です。
吃音でお悩みの方は、無意識のうちに 「うまく話さなきゃ」と緊張をされたり、焦ったりすることで、どこかの動きの「ひっかかり方」が、さらに、かたくなってしまうのです。

でも、大丈夫。

車を整備するように

脳疲労・横隔膜・首の筋肉など、からだを整える!

そして、車の運転と同じように、話すこともコツをつかんで練習をすれば、少しずつかも知れませんが、必ず発語がスムーズになっていきますよ。
そこで、スムーズな発語ができるようになるために、イメージの共有をさせていただきます。
✅ 体の力を抜いて、リラックスする(エンジンを労わり、焼き付きを防ぐイメージ)
✅ 最初の音を軽く伸ばして話す(エンジンの出力過剰による急発進を防ぐイメージ)
✅ ゆっくり深呼吸をしてから話し始める(アクセルをスムーズに踏むイメージ)
✅ 舌や唇がなめらかに動く(ハンドルの操縦性が向上するイメージ)

”クルマを修理する” 仕事から、”カラダを整える” 仕事へ転職
自分でいうのも、おこがましいですが、生粋の職人肌
とことん根本原因を追究し、必ずよい状態に戻します!

そこで、次のセクションでは、それぞれについて、具体的にご説明をさせていただきます。
エンジン(脳):話す内容を決める|脳の誤作動について
「言葉がつっかえる…」
吃音(きつおん)に悩む方の多くは、「口や舌の動きが悪いから?」と思うかもしれません。
しかし、実は、脳の働き(脳の誤作動)が大きく関係しています。
脳の誤作動を解消する鍵を握るのが、大脳基底核(だいのうきていかく)と呼ばれる、脳の部分になります。
大脳基底核とは?

大脳基底核(だいのうきていかく)の役割は、意識的に行う運動の調整です。
具体的には、体(筋肉)を動かす際に、動き過ぎないように。
あるいは、動かなさすぎないように、力(ちから)のさじ加減をコントロールします。
これを、随意運動(ずいいうんどう)と呼びます。
もし、何らかの影響で、大脳基底核がダメージを受けてしまった場合、脳が誤作動を起こす。
その結果、力(ちから)のさじ加減をコントロールすることが、むずかしくなります。
吃音で一例をあげると、途中で言葉が詰まってしまうのです。

大脳基底核の役割を、自動車で例えると、ブレーキです。
自動車(自転車でも同じ説明です)を運転中に、ブレーキを強くかけるか、ゆるくかけるかは、前後の車間距離や信号など、周辺の状況によってコントロールをしますよね?
それと同じように、大脳基底核も、体(筋肉)を動かす際に、動き過ぎないように。
あるいは、動かなさすぎないように、力(ちから)のさじ加減をコントロールしているのです。
少し専門的な説明になりますが、大脳基底核による力(ちから)のさじ加減は、三つの系統に別けられており、それぞれに作用があります。
- ハイパー直接路:ブレーキが強い
- 直接路:ブレーキをゆるめる
- 間接路:ブレーキが強い
何らかの影響により、大脳基底核がダメージを受けてしまうことで、脳が誤作動を起こす。
脳の誤作動によって、ブレーキがゆるみ過ぎたり、しっかりと抑えることができなくなる。
その結果、本来出るべきところで、スムーズに発語ができなくなってしまうのです。
これが、脳の誤作動によって、途中で言葉が詰まってしまうメカニズムです。
大脳基底核がダメージを受けてしまった場合。
そう書きますと、脳の病気かもしれないと、とても心配されると思います。
脳の病気が気になる方
ラグビーやアメフトなど激しいコンタクトスポーツ
ボクシングなど、頭部への打撃が可能な格闘技
激しい衝突の交通事故・頭を強く打つ転倒など、頭に強いダメージがあるかもしれないと気になる方は、脳のMRIなど病院で検査を受けてください。
セカンドオピニオンを含めて、病院で検査を受けられても、異常がないようでれば、ご安心いただいてよいでしょう。
なぜなら、大脳基底核へのダメージは、脳が誤作動をしていると記述しました。
その脳の誤作動を、身近な言葉で言い表すと、脳疲労という誰にでもあり得る要因だからです。

身近に潜む、脳疲労の要因をご紹介します。
- 情報過多
現代はスマホ社会です。
手元にスマホがある限り、いつでもどこでも視覚と聴覚を働かせて、脳に情報処理をしてもらう環境ができあがりました。
YouTubeを視聴すると早い展開の動画が多く、サムネイル・テロップ・効果音も目立つように(脳に刺激を与える)編集されています。
その他、インターネット検索やネットニュースなどもそうなのですが、スマホを使用すればするほど視覚と聴覚を通じて情報が脳に伝わるため、脳疲労を起こす要因となります。
「スマホがない人生」という状況を考えた時、「そんなの無理!!」となると思います。
それくらい現代社会は、スマホ依存という言葉があるように情報の波に飲まれています。
ここで少し余談をさせていただきます。
私は1974年生まれなのですが、小さい頃は自宅に固定電話、街にでると公衆電話で電話をかける。インターネットも普及しておらず、情報といえばTV・ラジオ・書店・図書館で得るものでした。
昭和から平成を経て令和になった現代、TVでは当たり前のようにテロップで視覚を刺激され効果音で聴覚を刺激されるようになりました。
昔のTVはテロップはほとんどなく、出演者の言葉や表情に専念できて、それだけでも満足できました。
当時と比較をすると、現代は演出が派手になったことで脳が興奮しやすくなったという印象です。
- 睡眠の質が低下している
まず睡眠時間について、これまで8時間が理想という概念が定着していましたが、学問的な根拠がないことが分かっています。
実際のところ睡眠時間が5時間でも健康な方はいらっしゃいますし、睡眠時間を8時間とっていても不定愁訴で当院へ来院される方もいらっしゃいます。
100人いれば100通り、人それぞれのライフスタイルに合わせた睡眠時間でいいと思います。
それよりも睡眠の質の方が大切です。
睡眠の質が低下している場合、つぎのようなことが起こります。
以前よりも寝つきが悪くなっている・就寝中に何度か目が覚める・起きた時に体がだるく、しばらくボーとして動けない。
これらのような場合、睡眠の質を上げていく必要があります。
- 不安を感じやすい
不安とは、明確な対象を持たない恐れの感情のことをいいます。
いくつか例をあげてみます。
先々のことを予測してしまい不安になる・起こってもいないことを想定して不安になる・理由のない不安を感じる・漠然としたことで不安になる・答えが見つからずアレコレ考えてしまい不安になる・自分の発言が相手を怒らせてしまったかもしれないと考えて不安になる、など。
不安を感じやすい方は、不安になる感情とリンクするようにパッと頭に浮かんでくる考えやイメージがネガティブな方に偏る。
その結果、嫌な気持ちになられたり、また不安なことを考えてしまうことが特徴です。
通常、脳が使うエネルギー消費量は体全体の約20%です。
たくさんのエネルギーを使う分、脳にはしっかり休んでほしいところですが、不安を感じれば感じるほど脳に疲労物質が蓄積され、限界に達すると体調不良が起きてしまいます。

脳疲労のサポートについては、当院は経験豊富です。
施術によって、脳疲労をかるくすることができます!
アクセルは(呼吸)。息がうまく流れない体の原因|横隔膜の上下運動について

吃音の改善に向けて、一番といっても過言ではないくらいに重要になるのが、横隔膜(おうかくまく) です。

横隔膜とは?
横隔膜とは、胸腔(心臓と肺が入っている空間)と腹腔(胃腸など臓器が入っている空間)を、仕切る、厚さ10ミリほどの筋肉性の膜です。
横隔膜は、下記イラストのように、肋骨のなか(下部)にあり、傘のようにドーム状を形成しています。

横隔膜の役割は、呼吸によって横隔膜が上下に動き、声のもとを作る「声帯の振動」を助けます。
この横隔膜の動きがスムーズであれば、息を安定してコントロールができ、自然に言葉を発することができます。
横隔膜の動きが悪いと、なぜ吃音になるのか?
横隔膜がスムーズに動かないと、息を上手にコントロールできず、声を出すタイミングを逃したり、言葉がつっかえたり、繰り返してしまったりするからです。

吃音の本質的な改善に、とても重要なポイントです。
専門用語が多くなりますが、横隔膜のことをよく知ることで、吃音の改善につながります。
横隔膜の動きが悪くなる理由

それは、横隔膜が固くなるからです。
具体的に、ご説明をさせていただきます。
① 呼吸が浅い
※横隔膜が上下運動することで、腹式呼吸ができます。
呼吸が浅い方の特徴は、肩で息をするようなイメージです。
とはいいましても、その呼吸が定着(癖)されているため、深い呼吸との比較がむずかしいです。
横隔膜をはじめ、肩や腰を含む、どの筋肉でも、動きの少ない筋肉は固くなります。(血行不良)
② 胸式呼吸が定着
①で述べた、呼吸が浅い場合にも通じますが、胸式呼吸は横隔膜ではなく、肋骨の筋肉(肋間筋)の働きがメインになる呼吸法です。
そのため、横隔膜の働きが少なくなることで、横隔膜が固くなります。

横隔膜が固くなるということは、横隔膜の上下運動が、少ない(動かない)。
つまり、呼吸がしにくくなります。
そのため、声を出すタイミングを逃したり、言葉がつっかえたりするのです。

もう一つ、横隔膜を動かす神経の不具合も、吃音になる要因になります。
横隔膜を動かす「横隔神経」について
横隔膜が動くのは、横隔神経(おうかくしんけい) の働きによるものです。
横隔神経は、首(頸椎の3番~5番あたり)から伸びて、横隔膜に命令を送ります。

本来なら、横隔神経が伸びたり縮んだりすることで、横隔膜が上下運動をし、腹式呼吸や腹式での発声ができます。
ところが、不安を感じたり…緊張をすると、この横隔神経が瞬時に縮みます。
※ 神経が瞬時に縮むイメージとして、誰でも、驚くとビクッとしますよね?
その結果、横隔膜が上につりあがる状態になり、発語がむずかしくなるのです。
要約すると、横隔神経がうまく働かないと、横隔膜がスムーズに動かなくなり、それが吃音の原因の一つになります。

横隔膜と神経について、もう少しご説明させてください。
横隔膜は、自律神経と体性神経と呼ばれる神経による、二重支配を受けています。
そのため、自動的に動きながら(自律神経系統)、かつ自らの意思の力(体性神経系統)の支配も受けることができるのです。
※自律神経とは、呼吸や血圧、体温、消化など、生命維持に必要な機能を24時間休まずコントロールをしてくれる神経です。

※体性神経とは、意識的にコントロールできる筋肉や感覚器を、脳や脊髄と結びつける神経です。
二系統の神経の、わかりやすい日常のイメージとしては、就寝時には意識をしなくても勝手に呼吸をしてくれていますよね。
その神経が自律神経の役割です。
一方、ヨガやカラオカなど、自らの意志で深い呼吸をおこなう神経が、体性神経の役割です。

なぜ、横隔神経がうまく働かないのでしょうか?
横隔神経がうまく働かない3つの要因
① 首こり(主に広頚筋と胸鎖乳突筋のこり)
理由として、横隔神経は 首(頸椎の3番~5番あたり) から伸びて、横隔膜に指令を出すためです。
首の筋肉がこると、横隔神経が圧迫(サブラクセーション)されることにより、横隔膜を働かすことが、ぎこちなくなります。
② 自律神経の乱れ(精神的ストレスや肉体的な疲労)
理由として、横隔神経は、前述したように自律神経と深い関係があるからです。
そのため、精神的ストレスが多かったり、からだの疲れがたまったりすると、交感神経が日常的に優位(あるいは過剰)になり、横隔神経の働きが低下します。
③ 胸郭(きょうかく)の動きが悪い(呼吸のクセ)
理由として、吃音でお困りの方の特徴として、肩で呼吸をするかのように浅い呼吸になられるからです。
呼吸が浅い理由は、肺や心臓が収まっている胸郭(肋骨と胸骨で構成)が固くなることで、さらに呼吸が浅くなる助長をしてしまう悪循環になります。
胸郭については、ご自身でできるセフルケアは皆無で、胸郭の固さを緩和させる整体施術の範疇になります。

当院では、これら3つの要因を改善することで、横隔神経の働きをよくして、横隔膜の動きをスムーズにする ことができます。
ハンドルは(舌や唇)。舌や唇の動きをスムーズにする体の部位|首と表情筋について

首の筋肉は、複数で構成されているのですが、メインとなる首の筋肉は、広頚筋と胸鎖乳突筋です。
広頚筋(こうけいきん)は、聞きなれない言葉かも知れませんが、首の前側を広く覆っている筋肉のことです。
この広頚筋が、吃音でお困りの方にとって気になる、発語。舌や唇に一番近い首の筋肉になります。
広頚筋の付着ポイントは下顎骨の前側にあり、そこが、表情筋(お顔)や舌に近い部分になります。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、首を左右にまわしたり、真横に傾けたりする筋肉です。
胸鎖乳突筋の付着ポイントは、耳の下付近にあります。
そのあたりは、頭(脳)に近い部分であることから、首の筋肉がこり過ぎると、自律神経の機能低下(誤作動)につながります。
広頚筋の付着ポイント
大胸筋と三角筋の前側から、下顎骨の前側(唇の下方と、その周囲の表情筋)まで。
胸鎖乳突筋の付着ポイント
耳のすぐ下にある骨がでっぱっている部分(乳様突起といいます)から、鎖骨の内側にある胸骨柄まで。

【ご存知ですか?】首こりは万病の基|医療機関で原因不明の真の原因は「首」かも?

首こりは万病の基といわれる理由として、首は、頭と首の境目から腰と胸の境目までをケーブルのようにつなげる神経の束(脊髄)が密集する重要な器官だからです。
そのため、内科や耳鼻咽喉科、脳神経外科、婦人科、胃腸科など、医療機関を受診されても、診察のポイントが首の筋肉にない場合、異常なしという説明をされるケースが多いです。

医療機関などで原因不明と説明される体調不良の真の原因は、首こりの可能性が高いです

どのような不調の方が、来られていますか?

当院で改善実績のある不調の一覧をご案内させていただきます
- めまい
- ふらつき
- メニエール病
- 耳鳴り
- 頭痛
- 不眠(入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒)
- 目の奥が痛い(PC作業など同じ姿勢がつづき首の筋肉に血行不良が起こるため)
- 瞼の痙攣(ビタミン剤では改善されなかった方も、首こりが原因でした。)
- 頭重感
- 倦怠感
- 唾液の量が多い(唾液分泌過多症)
- 喉のつかえ(喉の違和感、飲み込みにくい、声を出しにくい)
- 舌がヒリヒリする、舌の灼熱感、舌が冷たい
- 呼吸が浅い(広頚筋の影響による不調でした)
- 自律神経失調症
- パニック障害
- 抑うつ感
- 集中力の低下
- 怒りっぽくなった

実際にいただいた、お客様のアンケートをご覧ください。
全ての方に、首の施術をしています。

話を、首のこりに戻します。
首の筋肉が「こる」メカニズム

まず、はじめに、こりに至るまでの過程は、筋肉に沿って流れる血液が滞り血行不良がおこることで、その場に酸素が行き届かなくなり、乳酸と呼ばれる疲労物質が蓄積されます。
そして、筋肉は酸素が少なくなると、硬くなる性質を持っています。

筋肉が硬くなれば、更に血行不良が進み、乳酸が蓄積される…
その結果「血行不良」をおこした筋肉が、どんどんと範囲を広げる。
あるいは、まるでビーフジャーキーのように、筋肉がギュッと固まってしまう。
これが、筋肉が「こる」メカニズムです。
縁の下の力持ち「首」の筋肉
首こりを語る上で、普段どれくらい、私たちの首の筋肉に負担がかかっているのか?
イメージをしていただきたいと思います。
そこで、質問です。
頭の重さはどれくらいだと思われますか?
実は、頭の重さは、体重の約10%といわれており、体重が50㎏とすると、頭の重さは5kg。
その頭の重さ(5kg)を、ボーリングの球で例えると、11ポンド(4.990kg)に相当します。

そのため、頭の支え方がおかしくなってしまうと、比例するかのように、首の筋肉に負担が掛かってしまうのです。
具体的には、首が前に15度傾く(少しのうつむき姿勢の解釈で大丈夫です)だけで、首の筋肉への負担は、通常よりも2.7倍増加します。

さらに、首が前に45度や50度などうつむくと、5倍以上の負担が首の筋肉にかかることもあり、首の筋肉は酷使される状態になります。
普段、何気なく過ごしている中でも、首の筋肉は縁の下の力持ちとしてがんばっているのですが、さすがに限界がくると首に凝りを感じるのです。
次のセクションでは、首の筋肉がこる、二大要因をご紹介します。
首の筋肉がこる要因 1位 パソコン作業

デスクワークは、基本同じ姿勢がつづき、首の筋肉を筆頭に肩の筋肉や背中に至るまで血行不良になりやすいです。
血行不良のイメージを持っていただきたいため、動画を撮影してみました↓

少し、うつむき姿勢。かつ、前のめり。
窮屈な印象(首や肩の筋肉が固そう)を持たれると思います。
動画の途中で、何かを確かめるかのように、顔をパソコンモニターに近づけてみました。
このように書くと、「私は顔をモニターから離してパソコン作業をしています、それでも首がこるの?」という疑問がでてくると思います。
答えとしては、首がこる方もいらっしゃれば、首こりが気にならない方もいらっしゃいます。
なぜ、顔をモニターから離してパソコン作業をしても首がこるのか説明させていただきます。
パソコン作業中は、基本的に同じ姿勢がつづき指をよく使い、手首はほとんど動かしません。
仕事内容によっては、スピードを求められる。
あるいは、作業量が多く、それに伴い時間がかかることもあります。
あとは、体格も関係してきますし、年齢も関係します。
つまり、頭を支える・同じ姿勢・腕の疲労・スピード・作業量・時間・体格・年齢。
そうした、複数の条件が合わさることで、首の筋肉がこってしまうのです。
首の筋肉がこる要因 2位 スマートフォン

駅のホームや、電車内。
ショッピングモールのフードコート。
市役所や、病院の待合室。
公園のベンチなどで多く見受けられる、首の筋肉に負担がかかる姿勢を演じてみました。

ご覧いただくとお分かりだと思いますが、全体的に「うつむき姿勢」です。
つまり、こうした姿勢は、首の筋肉に負担をかけています。

スマートフォンの利用で首の筋肉がこる理由
① スマホは小さなモニター画面を凝視するため、スマホがブレないように無意識に力が入る
② 小さな画面を凝視するために、視線を合わす必要があり、必然的に首の筋肉がふんばる
③ スマホは精密機械、しかも高額商品。
落として故障をした場合、出費がかさむため、自然に力むようになります。
(特に手首や前腕に力が入るため、腕の疲労につながり、その結果、首の筋肉がこります。)
意識できていることはスマホを見ることで、楽しい・面白い・参考になると思うなど。実感というところでしょうか。
一方、無意識の領域では、首や手首・腕ががんばり、スマホを見るたびに負担をかけてしまっているのです。
スマートフォンを見るのを控えてくださいとは言いません。
私も、公私にわたりスマホをよく利用します。
それでも、極力うつむき姿勢にならないように肘の位置をあげたり、適度に休憩をとるなど、首や手首・腕の筋肉に負担をかけない工夫をしていただく必要はあると考えます。

このように、肘の高さを上げるだけでも、首が楽(負担が減る)になります。

首こりといえば、さかい快福整体堂。
首をもまずに首の筋肉をやわらかくする、特殊な施術をおこなっています。

お問い合わせ・ご予約の方法
当院が行う吃音に対する施術アプローチについて

それぞれ、ご説明させていただきます。
吃音に対してのアプローチその①:脳の誤作動(脳疲労)

脳脊髄液を身近な例でご説明
脳脊髄液の分かりやすいイメージとして、お豆腐屋さんでご説明します。

商店街やスーパーにあるお豆腐屋さん。きれいなお水の中に豆腐が浸かっています。
その状況で例えてみますね。
豆腐が「脳」で、豆腐が浸かっているきれいなお水が「脳脊髄液」
水が汚れてしまうと豆腐は美味しくないと思います。
それと同じように脳を満たしている脳脊髄液の循環が悪くなると、脳のパフォーマンスが落ちてしまい、体調不良になる…そんなイメージです。
脳が使うエネルギー消費量は、体全体の約20%。
脳だけでもたくさんのエネルギーを使う分、脳にはしっかり休んでほしいですよね。
そこで血液・リンパ液につぐ第3の循環系である脳脊髄液へのアプローチが鍵となるのです。
実際の施術のイメージとしては、両手で頭を包み込むように保持をして、脳脊髄液の循環を促します。


循環がよくなると、途中で眠られる方も多く、とても心地よい施術です。
吃音に対してのアプローチその②:横隔膜の上下運動の改善

横隔膜は、肋骨の中にあるため、肋骨に指を少し食いこませるように圧をかけて、横隔膜をゆるめていきます。

横隔膜の働き
息を吸う 横隔膜が下がる
息を吐く 横隔膜が上がる(施術ポイント)

私の方から「それでは息を、ゆっくり吐いてください」と、お声がけをします。
息を吐いていただいたタイミングで、横隔膜にアプローチをおこないます。
吃音に対してのアプローチその③:首の筋肉(こり)をゆるめる

首のこりをゆるめる必要性をご説明します。
首は、頭と首の境目から腰と胸の境目までをケーブルのようにつなげる神経の束(脊髄)が存在する重要な器官です。
神経の束である脊髄。
そのうちの一つが、自律神経です。
首がこる(固くなる)と神経の束である脊髄。
要するに、自律神経に影響を及ぼします。
さて、同じ首こりでも、一人一人首がこっている状態は異なります。

- ある方は、右側の首が著しくこっている。
(左右でアンバランスが生じている)
- ある方は、同じ筋肉でも、ある部分はやわらかい。
でも、違う部分は著しくこっている。
まるで、山脈のような状態の首こり。
- ある方は、前よりの首の筋肉は左がこっている。
しかしながら、後ろ側の首の筋肉は右側がこっている。
つまり、前後でクロスした首こり。
これらはほんの一例で、100人いれば100通りの首こりの状態が見受けられます。
ここで、日々の施術で感じることをお伝えします。
吃音でお困りの方の場合、喉に近い首の前側を広く覆っている広頚筋が固い(こり)ケースがほとんどです。

もし、あなたが、首の前側というよりも、喉元や顎まわりの筋肉が固い、あるいはそのあたりの筋肉が詰まっているような違和感がする。
日常生活で、そのように思われる方は、広頚筋が固くなっていると思っていただいてよいでしょう。
広頚筋が固くなると、吃音もそうですが、喉の狭窄(つまったような違和感・飲み込みにくい・声をだしづらい)の症状。
広頚筋と胸鎖乳突筋が共に固い場合は、頭痛・胃腸の不調や不眠など、他の症状が併発されているケースも特徴的です。
これらの首こりを、どのようにしてゆるめるのかといいますと、首ではなく腕や手首・鎖骨下の筋肉にアプローチをしていきます。
なぜ、直接に首の筋肉を揉まないのかといいますと、二つの理由があります。
一つ目は、首には神経の束である脊髄が存在するからです。
頭や胴体と比較すると、明らかに首は細いです。
ましてや、喉や顎付近に近い広頚筋は背中や腰など他の筋肉と比較をすると薄い筋肉です。
その細い首に神経の束が密集しているため、慎重に扱わないと危険です。
二つ目の理由は、そもそものお話し首の筋肉がこっている(固い)状態というのは、あくまでも結果だからです。
原因と結果の法則というのがあるように、結果(こり・固い)に至った過程や根本原因を明確にし、そこにアプローチをおこなう必要があります。
そのため、当院では根本原因(こっている首とは違う離れた箇所)にピンポイントでアプローチをしていきます。
吃音でお悩みの方に向けた情緒的サポートについて

吃音でお悩みの方は、コミュニケーションに対して苦手意識がございます。
うまく話せないかも…
相手はどう思っているんだろう
本当は目を見て笑顔で話したいのに、それがむずかしく感じるもどかしさ….
もし、そのように思われる方には、情緒的なサポートを受けていただくことができます。
当院の情緒的サポートについては、あくまでも任意です。
カウンセリングを専門にされている方に依頼をしていただいても大丈夫ですし、体と心の関係性から当院にご依頼くださっても大丈夫です。
さかい快福整体堂の情緒的サポートの実績は、こちらでご案内させていただいております。


以上が、当院の整体から見た、吃音になる原因の解説とサポート内容でした。

初回の施術料金:通常6800円
→体験価格 3,800円(税込み)
3月末まで先着10名様限定➡あと5名様
お気軽にご相談ください


吃音は本当によくなるでしょうか?

よくなります。なぜなら、吃音は病気ではないからです。
ただ、このページでお伝えをしたように、脳の誤作動・横隔膜の上下運動・広頚筋
自律神経。
あとは、会話に苦手意識を持たれるケースがほとんどのため、情緒的なケアもおこなう必要があります。
本当に治るのか?というような不安や懐疑心がおありなのは、重々理解しています。
それでも、本気で治す覚悟のようなお気持ちがございましたら、必ずよくなるでしょう。

どの位のペースで通院をすれば良くなりますか?

基本的な考えとして、初回から数回は、集中改善期間として、1週間に1回ペース。
ご体調がよくなるにつれて、2週間に1回ペース・3週間に1回ペースと、通院間隔をあけていきます。

どれくらいの期間をみておけばいいでしょうか?

一番はじめのご質問に対するお応えのように、吃音は様々な要因が複雑に絡んでいるため、100人いれば100通りの要因があるため、一概に言えないことご了承ください。
ここで言える事としては、軽度の肩こりや腰痛で2~3ヵ月。
めまいや、不眠、自律神経失調症などの場合で、4~6ヵ月。
お客様のアンケート(ご回復された方)の平均通院期間です。
吃音は、他の症状よりも難易度が高いことは、正直に申し上げさせていただきます。
そのため、最低でも4ヵ月は、がんばって通っていただき、通院をしていただく過程で、今後の改善の期間の目安が立てやすくなります。
※ 4カ月間、毎週通院という訳ではございません

セルフケアを教えていただけますか?

もちろんです。
吃音でお困りの方は、呼吸や発声方法がむずかしいと思います。
通院の過程で、お時間をとらせていただき、アドバイスをさせていただきます。

通うとなると、費用がかかります。
回数券のようなものはありますか?

当院では、施術回数や通院期間が必要な方のために、健康プログラムという、ご回復までを一緒に取り組むプランがございます。
その場合、メンテナンス券として、1回の施術費用が5,000円台になります。
詳しいプランニングは、お客様のご意向をお聞きし、2回目のご来院時にご提案をさせていただきます。

WELLNESS NOW インタビュワー 井ノ口 雅幸様

私は全国の治療院をインタビューし、地域の皆さまにとって、最適な治療院に巡り合っていただく活動をしております、WELLNESS NOWの井ノ口と申します。
市川さんの施術は一言で言うと「安心感」と言い表せると思っております。
元々、市川さん自身が原因不明の体調不良に悩まされており、その時に医療機関や整骨院、健康グッズやセルフケアなど、あらゆるものを試したけど解決されなかった経験。
そして、無事に原因が分かり健康を取り戻した経験。
その2つの経験を持っているからこそ、来店された患者様が「どんな辛い思い」をしていて「解決したらどれだけ楽になるか」を【共感】して【安心感】を与えることができるのではないかと思います。
また、もう1つ感じ取れた市川さんの強みは「振り返り力」だと思います。
一人の施術に真剣に時間をとって向き合っているからこそ、期待通りの効果が出た時も、効果が出るまでに思ったより時間がかかってしまった時も振り返りを行い、より良い施術、より安心してもらえる施術を深く考え続けられています。
全国の先生方にインタビューをおこない感じた事は、ほとんどの先生がカラダにフォーカスをされている。
一方で市川さんの場合、カラダと気持ち両方にフォーカスをされているところに市川さんの経験が活かされていると感じました。
「原因は不明だけど、ずっと不調がある…病院や薬を試してみたけど良くなった感じがしない」とお悩みの方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと、期待以上のスッキリ感が得られると思います。
WELLNESS NOW インタビュワー 井ノ口 雅幸
整体院紡ぐ 院長 高村 久義先生

はじめまして、整体院紡ぐの院長高村久義です。
整体師として15年の私が市川先生にとても感銘をうけましたので、そのことについてお伝えさせていただきます。
結論から伝えさせていただきますと、「短時間で心身を楽にする回復の専門家」です。
市川先生の院に入った時に笑顔で出迎えてくださいます。「笑顔でもてなす」ことをしていると、とても印象的なことを覚えています。
院内は広くて、圧迫感もなく患者様が過ごしやすいように工夫されていることが素敵です。
心が行き届いた院内で優しいカウンセリングがとても心地が良いです。
整体だけをやっている先生には到底届かない領域のカウンセリング力があります。
そして肝心の施術はどうかと言いますと、的確に不調の部分を捉えてくれます。「そこ!」ってついつい声が出てしまうほどに。
そしてたった数分で体が楽になっているのを感じられるのは衝撃的でした。
整体の領域を超えた、市川先生の人生が詰まっている「至極」の整体をぜひ受けてみてください。
整体院紡ぐ 院長
高村 久義
公認心理師 臨床心理士 上田 富美子様

市川さんは男性でありながら、女性のお客さまが圧倒的に多いということをご存知でしょうか?
しかも整体師という市川さんの専門性からすると人の身体に介入するので、カウンセラーを選ぶとき以上に施術者の性別が重要視される気がします。
どういうこと?市川さんが選ばれる理由とは?
私の行きついた答えは、性別を超えたところに市川さんの魅力がある。
身体の痛みだけじゃなくて、心の痛みも癒せてしまう市川さんの元に来るクライエントさんって、最初は、身体の痛みや不調が原因の人が多いはず。
ある日、お互いのスキルアップの一環で、市川さんがカウンセラー役、私がクライエント役でトライアルカウンセリングをしたときのこと。
私の頭に浮かんだ言葉は、「この人は、人の心の痛みが分かる人だな」
これは、当たり前のことのようで軽視されがちなこと。
私はこのときのクライエント体験で、カウンセリングの基本に忠実な市川さんの姿から初心に帰る思いがしました。
そこには市川さんの人としてのありようが映し出されていて、カウンセリングの知識やスキルはこの「ありよう」が土台となって、はじめて活かされることを市川さんから改めて学んだ気がします。
公認心理師 上田 富美子
院長メッセージ

ある時期を境に、うまく言葉がでなくなった
しばらくすると自然に話せるだろうと思われても、よくなるどころかわるくなる一方。
学生時代や会社など、社会で生活をおくる上で、どうしても会話が必要になってくる。
おはようございます。こんにちは。
ありがとうございます。など、以前ならスムーズに話せた言葉でも、緊張をしてしまう…
いつの日から、笑顔で話せなくなってしまった
世の中には、数多くの身体を治してくれるサービスがあるなか、なぜ自分は治らないんだろうか。
普通に会話ができるだけで、どれだけ幸せなことか
そうしたことを、つい考えてしまう。
当院は、そのような方のために、脳の誤作動を解消し、横隔膜の柔軟性(上下運動)を高める。
そして、首こり(広頚筋)を柔らかくする施術。
さらに、発声に対するプレッシャーや、他人からどう思われているのか気になるところの解消など、情緒的なケアをおこない、根本的に吃音の改善を目指します。
その一方で、これは当院の力不足だと痛感しておりますが、吃音を整体で改善されようとする方は限りなく少ないのが現状です。
吃音は病気ではないのですが、やはり、病気は病院で治す。
というような、日本独自の価値観には、一個人の整体院の力では負けてしまいます。
それでも、自分一人の力では限られてきますが、一人でも多くの方の健康に寄与したい。
このように思っています。
もし、「ここの整体院、よさそうかも。」と思われましたら、お気軽にご相談くださいませ。