不登校相談「子どもが学校にいけない」アドバイスをしても効果がなくて困っている親御さまへ

学校にいきたくない学生

ブログをご覧くださり、ありがとうございます。


梅雨も明け、暑い夏が到来しました。


今年はずっと新型コロナウィルスに振り回されている感じがして、個人的にあっという間に1日1日が過ぎていく感じです。


東京や大阪をはじめ、ふたたび感染者数が増えていますから不安がつきまといますよね。



緊急事態宣言が解除されてからのさかい快福整体堂は、お子さまの体調不良でお困りの親御さまからご依頼をいただくようになりました。



「学校にいけなくなった」

「よく休むようになった」

「遅刻が増えた」

「口数がへった」

「笑顔が少なくなった」


「部活にいけなくなった」

「特に朝の体調がわるそうで心配」



おそらくこのような状態は、ご本人さまや親御さまにとってはじめての経験だと思います。



今、ご覧くださっているページでは、親御さまからよくご相談をいただく「アドバイスをしても変わってくれない」ことについて解説してみようと思います。

なぜアドバイスをしても子供は変わってくれないのか?

愛をこめ、叱る言葉で立ち直る
叱ると怒るとでは受け取り方は変わりますよね

同じ屋根の下で暮らす家族。


家族だからこそ、お子さまが学校にいけなくなると心配されると思いますし、アドバイスをしても変わってくれなれけば「いったい、どうすればいいんだ…」と親御さまも悩んでしまうと思います。


毎日のように愚痴っぽい話しを聞かされると、さすがに疲れてくるでしょうし状況によっては腹立たしい気持ちにもなるでしょう。


だからこそアドバイスをしてみるものの、子どもは聞いているようで実際は変わってくれない。


なぜ、このようなことがおきるのか?


さまざまな要因がある前提でお話ししますが、きっとお子さまはアドバイスよりも、



気持ちを察してほしい。


気持ちを聞いてほしい。


気持ちを分ってほしい。


のうちどれかか、そうか全てを求めていると思います。


なぜなら、これはお子さまにもよると思いますが、不安なこと・嫌なこと・モヤモヤしたことを言葉にすることはむずかしいからです。



また、「親に心配をかけたくない」「怒られるかもしれないから話したくない」という理由もあるでしょう。


つまりお子さまなりにアドバイスよりも、して欲しいことが(まだ)あるんだと思います。




もうひとつ別の視点で解説をしてみますね。



多くの人は元気な時にアドバイスを受けると前向きに考えることができます。


その考えのもと行動できたりもします。



一方、体の調子がわるい・気持ちが落ち込んでいる時にアドバイスを受けた場合は、なかなか前向きに考えることはむずかしいです。



前向きに考えることがむずかしいため、行動できずにいたり、行動できても満足するまでにはいたりません。


あと、よくあるケースとしてアドバイスを受けた時は前向き(やる気)に考えることができても、数時間後や翌日になると元の状態にもどってしまうこともございます。



このケースは私自身もそうでしたし、当院にお越しくださっている方も同じ意見が圧倒的に多いです。



体の調子がわるい・気持ちが落ち込んでいる時は、「そうはいっても○○がね」と、やらない理由やできない理由を探してしまうものなのです。



親の立場からするとアドバイスを送りたい気持ちは重々分かりますよ。


でも、それをグッと堪えて情緒的なサポートを心がけていただきたいと思っています。


「情緒的サポートってどうすればいいの?」と思われた親御さま。


ご安心ください。


つぎのセクションでは、さかい快福整体堂がおこなっている情緒的サポート。


『悩みの引き出し方から解決へ導くコミュニケーション』をお伝えいたします。


この方法はカウンセリングやコーチングのノウハウをおりまぜていますから、きっと参考になると思います。

悩みを引き出して解決へ導くコミュニケーション

共感カウンセリング

さかい快福整体堂がおこなっている情緒的サポート。


悩みの引き出し方から解決に導くコミュニケーションをお伝えさせていただきます。



その前にお断りをしておきますが、十人十色さまざまな言葉の解釈や価値観がございますので、全ての方に通用するとは限りません。


基本形という意味でお伝えさせていただきますね。

① じっくり話しを聞く
(相槌・間を大切に・話しがかぶらないように傾聴する)


② 共感
(それはつらいよね・そうなるよね・しんどかったんだよね、など共感すること。決して否定はしないでください。)

③ 気持ちを聞いてみる
(その時どんな気持ちになった?いま言葉にするならなんて声をかける?など、気持ちを吐き出してもらえるように聞いてみてください。)

④ どうすれば○○(目標)できるのか?アイデアを考えてもらう
(1つの目標に対して3~5つに分割して、ファーストステップを踏めるように考えてもらうとアイデアがでてくると思います。)

⑤ 何かアイデアがでたら褒める、そして実行に移せるかシュミレーションをする
(たとえば学校に行くことが目標とするならば、時間帯・天候・他の生徒はどれくらいいるか?校門の前までか職員室までか教室までか?などシュミレーションをしてみましょう。)

⑥ 今の気持ちを聞いてみる
(考えたアイデアでいけそうならOK むりそうならそのことについてじっくり話しを聞く)


以上となります。

動画で解説「悩みを引き出して解決へ導くコミュニケーション」

文章では伝えきれないコツを動画におさめてみました。


はじめは慣れないかもしれませんがコツをつかんでいただくと、ご家庭や職場の人間関係でも使えますから、ぜひがんばってとりくんでみてください。

さかい快福整体堂がお届けしている、心身の不調に関するページ

通学途中の生徒

このセクションでは、お子さまに多い健康関連のページをご紹介させていただきます。


事前知識として、ぜひご一読くださいませ。

編集後記

毎年、夏休みに学生さんとのエピソードで思い出すのは、起立性調節障害ページで書かせていただいたKくんのことです。


あれから7年たちますから現在の年齢は21歳かな。


大学に進学されているのか、就職されているのかは分かりかねますが、成人されたことを思うと感慨深いです。


Kくんがはじめて笑顔になった時。


涙声で悩みをお話ししてくれた時。


身長が伸びてよろこびあった時。


夏休み中、日に焼けて精悍な顔つきになった表情をみて成長を感じることができました。


Kくんのサポートがおわってから、さまざまな学生さんのサポートをおこなっていますが、KくんとKくんの親御さまとの出会いが礎となり邁進しております。



長文さいごまで読んでくださって、ありがとうございました。


さかい快福整体堂
院長 市川 猛

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