脊柱管狭窄症の疑いあり「腰痛がひどく、歩行困難に!」改善レポート

ご訪問ありがとうございます。

堺市いたわり健康院 さかい快福整体堂 心身の不調を整える専門家の市川 たけしです。

今日のブログは、当院のサポートによって、腰痛で歩行困難だった方が改善されたポイントを、ご紹介させていただきます。

まずは、アンケートの内容からご覧ください。

残りの人生が楽しめるようになりました

歩行困難 喜びのお声
歩行困難
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません

Q1:初回はどういったお悩みでご来院されましたか?

「脊柱管狭窄症の疑いあり」にて腰痛がひどく、歩行困難であった。

Q2:これまで医療機関や他の整体院、鍼灸院など、どのような治療を受けていましたか?

通常の理学療法により温熱療法が主であった。結果は全く効果なし!

Q3:当院を利用しようと思われた動機を聞かせてください

インターネットで知り、ひょっとすると私の特異な腰痛が癒されるのではないかと思った。

Q4:当院で、どのようなお体になられたのか、喜びのお声を聞かせてください

脊柱管狭窄症そのものは特に変化がなかったが、何十年間も出張で重いカバンを持ちこたえた我が腰にたまった悪いしこりがひとつひとつ先生の強烈な力でとれていきました。

今はもう腰になんのしこりもなく良好です。あとはスタスタ歩けるように自力で筋肉をつけることだと思ってます。

Q5:ご回復されたことで何をしている時が楽しい(幸せ)と思われますか?

何とか歩行をしている時

Q6:あなたが思った当院の良いところを3つ教えてください

・先生が強力なパワーと技を持っていらっしゃるところ
・先生がよく話を聞いてくれるところ
・時間を守るところ

Q7:当院の施術はどんなお悩みやご希望の方におすすめでしょうか?施術を受ける事を検討中の方へ、メッセージをお願いします。

腰に悪いシコリがありとれない人にはおすすめします。


加納 邦雄様 80代 

初回の施術前(お体のチェック)で考えた原因の特定と改善の見立て

まず腰痛の原因を探るべく、お体のチェックをさせていただいたところ、腰が痛い側の脚の筋肉に硬結ポイント(腰痛の真の原因)がたくさんありました。

(たとえば、右側に痛みやこりを感じる場合は、右側の手足の筋肉に硬結ポイントがある)

そして、脊柱管狭窄症の疑いがある背骨の際に、硬いスジのような筋肉の硬結ポイントがいくつもありました。(なかなか緩まない、凝り固まってしまった状態)

あとは、骨盤を構成する仙骨(神経が密集している重要な骨)が固くなりすぎ(盛り上がった状態)ていました。

これは、学生時代からの自転車ツーリングにおける姿勢(お尻を突き出すような前かがみの姿勢)の影響が強いと判断。

さらに、脚の筋力の低下による姿勢の歪み。

どうしても、ご年齢的に腰が曲がる姿勢になられます。その影響によって、背中も丸くなり固まる。

腰痛といえど、体全体に負担がかかっていらっしゃる状態でした。

加納様の場合、腰痛の原因は、さまざまな要因で成り立った痛みと歩行困難。

腰の痛みをランク付けしたとして、軽度・中度・重度のどれに該当するのかを考えた時、重度(かなり深刻な状態・通院回数や期間がかかる)であると判断しました。

どなたでも思われますが、お客様からしてみると、まず今ある「痛み」をどうにかして欲しいと思われます。

そのため、できる限り凝り固まった腰の筋肉を、脚(ふともも・膝下・ふくらはぎ)や殿筋(お尻の筋肉)を施術してゆるめていく。

そして、脊柱管狭窄症の疑いがある背骨の際に、硬いスジのような筋肉の硬結ポイントに対しては、力技でいくしかありませんでした。

うつぶせでは骨際の筋肉に届かないため、横向きの体勢になっていただき背骨に食い込ませるように力技でゆるめていきました。

そのため、めちゃくちゃ痛かったと思います。

でも、加納様は「そこ、そこ、そこがほぐれたら楽になるので、遠慮なくしてください」とお話しをされていました。

さらに、腰の筋肉は体の後ろ側だけにあるのではなく、体の前側に「大きい腰の筋肉」を意味する大腰筋(腸腰筋)があります。

この大腰筋が固くなると、脚(ふともも)が上がりにくくなり、階段や歩行に不安定がおきます。

※すり足、歩幅がせまい、つまづくなど

足の状態もよろしくなく、可能な限り足の指を整えて、歩行指導をおこないました。

腰の痛みの施術一例

いちかわ
いちかわ

都度、お体の状態を見極めて、施術アプローチを変えています

実は…整体で“狭窄そのもの”は治りません

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は整体で治りますか?

というご質問を時折いただくため、こちらに書かせていただきますね。

そもそも、脊柱管狭窄症(せきちゅうかん きょうさくしょう)とは、背骨の中を通っている神経の通り道=「脊柱管(せきちゅうかん)」が、年齢や姿勢のクセ、骨の変形などで狭くなってしまう状態のことです。

この狭くなった空間が神経を圧迫して、

✅ お尻〜足にかけてのシビレ
✅ 歩いていると足が痛くなる(間欠性跛行)
✅ 腰の痛み

などの症状を引き起こします。


現実的なお話しになりますが、整体で『脊柱管の狭窄』自体はなおせない理由は以下のとおりです。


① 狭窄は「骨の形の変化」で起きるから
→ これは手技では物理的に元に戻せません。

② 狭くなったスペースは「機械的な問題」
→ 骨や靭帯の形を直接変えるには、手術などの医療的アプローチが必要。

③ 整体は「神経の圧迫」にはアプローチできない
神経そのものの通り道が物理的に狭い場合、押したり伸ばしたりしても改善しません。


その一方で整体でできることは、

✅ 周囲の筋肉の緊張をゆるめる
✅ 姿勢の改善
✅ 動きやすい体のサポート
✅ 血流のサポート

など、“痛みの軽減”や“動ける体づくり”


つまり…

🔹「狭窄を治す」のではなく、
🔹「狭窄による症状をやわらげる」ことは十分可能

加納様も、それらを理解していただいた上で施術を受けてくださっています。

「残りの人生が楽しめるようになりました」といっていただけるようになったポイント

さかい快福整体堂 口コミ

それは、ズバリ!!

加納様の向上心・前向きな姿勢・私を信じて通っていただいたからです。

遠慮なく、私がおこないたいサポートと通院ペースに、同意をいただきました。


こうした前向きの姿勢の方は結構少なく、正直なお話し、こちらのベストな提案。

具体的には、一週間に2回(重度の方)来ていただくことは大丈夫ですか?

もちろん、理由を添えてお伝えをしても、多くの方は「時間がない(作れない)」「一気にお金を使うので自分のペースで通って楽になりたい」


つまり、時間とお金を理由に、消極的な姿勢(優先順位が低い状況)になられます。


こうした話しをさせていただくと、「そんなに通える人は、裕福なご家庭なのでしょう」という推測のお言葉をいただきますが、本気でよくなりたい方は加納様や他の方も含めて自分のためになるものなら出し惜しみをしません。

ご職業や働き方、ご年齢など関係なく、投資という考えなのか、消費という考えかによって得られるものが変わってきます。

もしもの話、私の親が立ってられないほどの、腰痛や歩行困難な状態になれば、毎日施術をしにいきます。

なぜなら、改善するのが圧倒的に早いからです。

高齢になった親に何もせず、足腰が弱ることで寝たきりだけにはさせない!

それくらい強い気持ちでサポートします。


加納様は80代、ホワイトボードに「残りの人生が楽しめるようになりました」と書いてくださったお気持ちを考えると、まるで自分の親の施術をしているような感覚でサポートをしてきて本当によかったと思いました。


ベストな提案、最善な通院方法、お身体の状態によって変える施術アプローチ、歩行指導、筋トレの必要性。

こうした総合力でサポートできたのも、これまで習得をしてきた技術と知識。

そして、これまで当院にお越しくださった皆様のおかげでございます。

編集後記

加納様とは、年齢が親子くらい離れていますが、友達のように何でも話せて時には笑い、時には社会について真剣に話しあったり、お勤めされていた当時の話しなど、大変興味深く聞かせていただきました。


当院を卒業される日を迎えました。

施術中に、はじめて当院に来た時の評価(点数)と今の評価(点数)を忖度なく評価して欲しい。

そうしてもらえると、がんばれるから。という提案をいただきました。


すごく前向きな姿勢だなぁと思いました。

これは、気を遣って評価をすると失礼と感じましたので、率直な評価をさせていただきました。
※不特定多数の方が見られるブログのため、評価の表現はプライバシー保護の視点から控えさせていただきます。


お帰りの際に、ご予約日が書かれた当院の予約カードを保管したい。

とおっしゃられ、私は涙ぐみました。

そして、私の方から握手をしてくださいとお伝えし、握手をしました。


お互いの手のぬくもりが伝わる。

同時に、寂しさがこみあげてきました。

さかい快福整体堂を開業してから、今年で13年目になりますが、こんな気持ちになったのははじめてです。

本当にご縁に感謝しています。

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