肩こりの方を想定して、肩こり整体の紹介動画を撮影しました。
紹介動画のためダイジェスト版ではございますが、当院がどのような意図で肩こりの施術をおこなっているのか参考になさってください。
※全ての方、あるいは毎回、動画の流れで施術をする訳ではございません。
はじめてご来院いただいた際におこなうカウンセリング・お体のチェックを基に施術を厳選します。
そうすることによって、短時間で身体に変化をもたらします。
まず、肩周辺の筋肉に触れて、どの箇所の筋肉がこっているのかをチェックしています。
特に意識しているのは左右差です。
右の筋肉が固いのか、左の筋肉が固いのか。こまかくチェックをしています。
そうすることによって、お客さま(今回の動画でいうとモデルの方)の体の使い方の癖を考えています。
つぎのシーンより、肩こりの施術をおこなっています。
私の左手がモデルの方の肩甲骨の内側に添えているのがお分かりだと思います。
ここがモデルの方の肩こりポイントで、そこをゆるめるために腕の付け根を施術しています。
なぜ、こっていると断定した肩甲骨の内側を直接ほぐさないのかというと、「こり」はあくまでも結果だからです。
こりに至った過程や根本原因を見定めて施術をしないことには、いつまでたっても肩こりの状態からぬけ出せない。当院はそのように考えています。
つぎのシーンでは、手のひらを使って円を描くように肩甲骨の内側をほぐしています。
この意図は、先に根本原因である腕の付け根をほぐしたあとにおこなうことで、軽い刺激でも十分ほぐれるからです。
こった箇所をグイグイ揉まない、強く押さない、体に負担をかけない。
肩こりを改善するために、最善な順番を考えて施術をしています。
つぎに、モデルの肩をギュッとつまんだような施術シーンがあると思います。
これは推拿(すいな)と呼ばれる手技の一つ、拿法(なほう)を施しているところです。
拿法の特徴として、大きく筋肉をつまむことで深いところにある筋肉までほぐすことができます。
当院では一つの箇所を施術するたびに、こりが残っていたら再びその箇所を施術。
ゆるんでいれば違う箇所を施術していく。このような考えのもと、念入りに肩周辺の筋肉をほぐしていきます。
つぎのシーンでは、首の付け根といいますか後頭部のきわに触れています。
これは何をしているのかというと、眼精疲労からくる肩こりを想定して後頭部のきわに触れ、こりがあるかどうかをチェックしています。
私の右手と左手が、ほぼ同じリズムと間隔で後頭部のきわに沿って触れているのは、こっている箇所の左右差を確認したいからです。
その理由として、前述したようにお客さまの体の使い方の癖を考えたいからです。
動画のように細かくチェックをしていきます。
モデルの方の場合、こりのチェックをしている私の手の動きが耳の後ろ付近でようやく止まり、腕に施術をしているため、眼精疲労タイプの肩こりではないと判断しています。
※後頭部のきわがこっている場合、すぐにチェックの手をとめて施術をしていきます)
つぎのシーンは、モデルの方に仰向けになっていただき、私の片手をモデルの方の肩甲骨の内側に添えて腕を施術しているところです。
動画の序盤にも、肩甲骨の内側に添えて腕の付け根を施術していましたが、終盤も同じようなことをしている意図として2つあります。
一つ目は、うつ伏せでほぐしきれなかった箇所を、もう一度仰向けで施術をする。こだわりの肩こり整体であること。
二つ目は、うつ伏せが苦手な方。あるいは来院していただき、いきなりうつ伏せになると呼吸がつらい方には、仰向けでも肩こりの施術ができる。臨機応変な肩こり整体であること。
今回は紹介動画のため、こうした編集になっていること、ご了承ください。
さいごに仰向けの拿法(なほう)を施して、肩こりの施術をおえています。
モデルの方に肩こり整体の感想をお聞きしました。
「こってそうなところより違うところに原因があることが多いんだなって。肩こりと思ってたけど腕からきているとか。」
「さわってもらって、こんなに固いところがあったんだと、はじめて気づいたので来てよかったです。」
とお話ししていただきました。