ご訪問ありがとうございます。
自律神経の専門家、さかい快福整体堂の市川です。
自律神経の乱れを整えるうえで知っておくと良いのが、交感神経と副交感神経の仕組みです。
交感神経と副交感神経の違いを知ることで、自律神経のバランスを上手にコントロールすることができる。
そうなることで体調不良の改善や、よい体調をキープできるでしょう。
少しでも自律神経の乱れでお悩みの方の役に立つことができれば幸いです。
交感神経について
まずはじめに、自律神経は交感神経と副交感神経で構成されています。
交感神経は、がんばる時に働く神経だと思っていただくと分りやすいです。
交感神経を日常シーンに置きかえてみましょう。
交感神経(がんばる時に働く神経)が優位な時
補足説明として、力が入る・集中している・考えている・緊張・興奮・頭が疲れる。
あとは、忙しすぎる毎日・スマホ(情報過多・SNS・検索が多い)・ゲームに熱中する。
これらも交感神経が優位になるキーワードです。
副交感神経について
副交感神経は、やすむ時に働く神経だと思っていただくと分りやすいです。
副交感神経を日常生活に置きかえてみましょう。
副交感神経(やすむ時に働く神経)が優位な時
-
お風呂に入っている -
横になってくつろぐ -
ペットとくつろいでいる -
リラックスする音楽を聴いている -
深呼吸をしている -
自然の中でゆっくり過ごす
補足説明として、癒される・リラックスしている・気持ちが落ちつく・心地いい。
あとは、体が休まる・何も考えずボーと過ごせる・マッタリタイム。
これらも副交感神経が優位になるキーワードです。
一見、どちらも何気ない日常ですが実はそこに体調不良になるきっかけが隠されているのですよ。
次のセクションでは、自律神経の乱れについてご説明させていただきますね。
自律神経の乱れについて
よく自律神経の乱れと書いてあるのを見ると思います。
見るけど、いまいちよく分からない。
医学用語があたまに入ってこない。
このようにおっしゃる方が当院の患者様でも多いです。
できるだけ、かみ砕いた説明をさせていただきますね。
自律神経は私たちが生活を送る中で、どちらの働き(交感神経か副交感神経)を優位にするか判断し、全ての内臓や血管など全身のほとんどをコントロールしています。
自律神経の乱れとは、交感神経(がんばる時に働く神経)か副交感神経(やすむ時に働く神経)、どちらか優位どころか一方的に「過剰」になることで自律神経のバランスが乱れてしまい身体の不調につながることを意味します。
この自律神経のメカニズムを公園にあるシーソーでたとえてみます。
親子でシーソーにのって、親がずっと体重をかけたまま座っているとしましょう。
反対側に座っている子供は、はじめ面白がって笑うかもしれませんが、それが毎回だと退屈してしまいますよね?
そうなんです、本来あるべきシーソーの遊び方ではありません。
私たちの身体も同じで、交感神経・副交感神経、どちらか一方的に過剰になることで自律神経のバランスが乱れてしまい本来あるべき健康から遠ざかってしまうのです。
うまく伝わっているとうれしいです。
その不調、自律神経の乱れかも?
自律神経は全身に張り巡らされています。
そのため自律神経が乱れると、あらゆる不調に関わってしまいます。
具体的には↓
【身体症状】 首こり・肩こり・偏頭痛・頭鳴り めまい・耳鳴り・ふらつき 目の疲れ・目の奥が痛い・頭重感 手足の冷え・微熱がつづく・低体温 息切れ・呼吸が浅い・動悸 喉に何か詰まったような感じ・喉が冷たく感じる 吐き気・嘔吐・食欲不振 下痢・便秘・下痢と便秘をくりかえす・頻尿 お腹が張る感覚・月経不順・無月経・月経前の不調 倦怠感・緊張・疲れやすい 【メンタルヘルス】 不安を感じやすくなる・悲観的な考えになる イライラしたり、攻撃的になる 集中力または記憶力が低下する 意欲の低下・やる気がおきない 急に涙がでる・情緒不安定・抑うつ
これら以外にも様々な不調が表れます。
もし、そういう心身の不調で、
・薬を飲んでも治らない
・検査を受けても異常が見つからない
・ある不調が改善しても、別の不調が表れる
・原因不明の症状に悩まされる
というような場合は自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経失調症を患う方が増える理由
このセクションでは、自律神経失調症と診断される前からあらゆる病院を巡った一人の患者として視点。
そしてもう一つ、整体業界18年目としての視点。
この2つの視点で自律神経失調症を患う方が増える理由を、病院側・患者側それぞれの立場になって考えていきます。
病院側にフォーカスをした自律神経失調症を患う方が増える理由
病院(西洋医学)は内科・胃腸科・循環器科など、それぞれの診療科目に適した原因を専門的に探ります。
もし自律神経の乱れと思っても、それは心療内科や精神科の医師の判断(診断)になると考えます。
診断も含めて医師の言葉は重みがあるため、それぞれの専門医に判断(診断)をゆだねるのですね。
もしかすると「自律神経の乱れかも知れないです」ということくらいは伝えるかも知れません。
でも患者の立場を考えた時、まさか自分が自律神経の乱れとは思っていないケースもあり、人によってはショックを受けたり憤る人もいるでしょう。
私はこう思います、まず医師の立場や責任を考えると専門外であること。
そして傷つけたくない、気分を悪くさせたくない、というような配慮で自律神経の乱れや心療内科という言葉は歯切れがわるいといいますか極力いわないようにしていると思います。
そうしたことで患者側が本当の原因に気づくのが遅くなる。
その結果、自律神経失調症を患う方が増えると考えます。
患者側にフォーカスをした自律神経失調症を患う方が増える理由
多くの方は身体の調子がわるくなったとき、内科や胃腸科など、それぞれの体調不良に適切な病院を受診すると思います。
そして何らかの異常があれば、医師の指導のもと治療を受けるでしょう。
しかしながら、特に明確な原因が見つからない・異常なし・対処的な治療。
このような場合、しばらく様子をみたりサプリメントを試したり、自分が納得できる病院を探して受診するなど様々な選択肢があると思います。
これは以前の私がそうなのでしたが、まさか自律神経が乱れているとは思ってもみなかったです。
といいますか、そもそも自律神経の存在すら知りませんでした…
今の時代は何か気になることがあれば、すぐスマホで調べることができますよね?
たとえば、
めまい 治らない 原因 吐き気 異常無し 原因 不眠 ストレス 治療法
などなど。
そうすると検索結果に自律神経という言葉がでてきた。
あなたもそんな経験はございませんか?
これは人によるかもしれませんが、ネット検索で自分の不調が自律神経の乱れと疑っても、いきなり心療内科の受診はしないと思います。
※抑うつの場合は受診されるかもしれません
また担当医から心療内科をすすめらても、すぐさま受診される方は少ないでしょう。
おそらく、
自律神経の症状だと認めなくない・もっといい先生がいるだろう・家から近い場合知り合いに見られくない・しばらく様子をみたら治っているかもしれない・何か違う治療法がないか探してみよう
そうして日が過ぎていくことで、本当の原因が自律神経の乱れの場合、快復に至るまで遠回りになってしまいます。
なぜなら自律神経が乱れる原因は、交感神経・副交感神経、どちらか過剰であることでしたよね?
つまり、交感神経・副交感神経、どちらか過剰な日常を正さなければ快復どころか、どんどん身体の調子がわるくなってしまう恐れがあるからです。
ぜひ、こちらの記事も参考になさってください↓
つぎのセクションでは、いよいよ自律神経の乱れを整える方法をお伝えします。
自律神経の整え方
もうお気づきの方もいらっしゃると思います。
交感神経・副交感神経、どちらか過剰なのかを判断して、反対側を意識して過ごしていけばいいのです。
交感神経(がんばる時に働く神経)が過剰な方の自律神経の整え方
-
お風呂に入っている -
横になってくつろぐ -
ペットとくつろいでいる -
リラックスする音楽を聴いている -
深呼吸をしている -
自然の中でゆっくり過ごす
キーワードは、癒される・リラックスしている・気持ちが落ちつく・心地いい。 体が休まる・何も考えずボーと過ごせる・マッタリタイムです。 交感神経が過剰だと思う方は、ぜひ参考になさってください^^
副交感神経(やすむ時に働く神経)が過剰な方の自律神経の整え方
副交感神経が優位な方の場合、一気に交感神経が優位なことをしてしまうと疲れがでてくる可能性があるため、さかい快福整体堂がおすすめしている方法をお伝えいたします。
熱中できることを探して取り組む。
ただし、自分の人生に役立つこと。
自己成長につながる熱中できることです。
誤解をしていただきたくないは、たとえば熱中できることが横になってくつろぐでは、副交感神経が優位になるため体調の快復は見込めないという考えです。
・人生に役立つこと
・自己成長につながること
・ワクワクする
という視点で熱中できることを探してみてください。
自律神経との付き合い方
おそらく、体調不良・ストレス・心療内科・メンタル・投薬治療・心の病。
このような言葉を連想されるからだと思います。
一方で、こんな考えもあることをお伝えさせていただきます。
自律神経は、身体を支えてくれる縁の下の力持ち。 自律神経は、身体を休ませている時にも活動する影の率役者。 自律神経は、その生き方ではしんどくなるよ!と教えてくれるアドバイザー。
何を言いたいのかいうと、ようはとらえ方次第です。
私たちの身体に備わっている自律神経。
その自律神経を、煩わしいと思う・向き合いたくないと思う・悲観的になる。
そう思うのも自由ですし、仲良くする・労う・味方につける・自律神経に応援される。そう思うのも自由です。
ここで自律神経のおさらいです。
自律神経は私たちが生活を送る中で、どちらの働きを優位(交感神経か副交感神経)にするか判断し、全ての内臓や血管など全身のほとんどを支配しています。
と前述しました。
自律神経は全身のほとんどを支配しているため、痛みや不調・症状・体調不良・慢性症状・不定愁訴というのは自律神経が警告を出しているのです。
自律神経の声を代弁するならば↓
「今のままの生活は危険だよー」 「早く気づいてー」 「無理をしないでねー」 「もう限界だよー」 「体を労わってねー」
というのを伝えてくれているのですよ。
おそらく自動車の警告ランプが点灯すると、直ぐさま自動車修理工場に連絡すると思います。
でも、身体の場合は余程のことがない限り我慢といいますか、仕事や予定を考えて様子をみる人が多いのではないでしょうか?
自律神経の警告にいかに気づいて早くケアできるか。
そこに健康か体調不良が長引くかの分かれ道があります。
おわりに
「自律神経を制する者は健康を制す」
私はそう思って、日々来院される方のサポートをおこなっています。
また、義務教育の一環として自律神経を取り上げて欲しいとも思っています。
ストレス大国日本
コロナ禍での健康管理
病院をはじめドラッグストアー・整骨院・整体院・マッサージ等、あなたがお住いの街にも身体を治してくれそうな業種がたくさんありますよね?
それをいい風にいえば健康になるための体制が整っている。
わるくいえば体調不良の方が多い。(商売になると思う)
健康に導く専門家の知識とスキル、あとは人間性によるとも思います。
私は自律神経失調症を約10年患っていました。
もしあの頃の自分に今の自分が会いにいけるとすれば…
そんな想いを施術やブログにこめています。
今日お読みいただいた内容を実践するだけでも健康になる方がいらっしゃるでしょう。
これからも自律神経の乱れでお困りの方にとって有意義な情報を発信してまいります。
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さいごまでお読みいただきまして、ありがとうございました。