5月25日に緊急事態宣言が全面的に解除され、現在1カ月以上が過ぎています。
大阪府堺市は少しずつ以前の日常生活がもどってきた感じを受けますが、全国を見渡すと収まっていた感染者が増加傾向にあり予断を許さない状況です。
ウィズコロナ・アフターコロナを健康的に過ごしていくために、今日のブログでは「精神的ストレス解消編」を3部構成でお届けいたします。
【3部構成】
① 精神的ストレスが生み出される脳のメカニズム
② 自分の性格や個性を知る
③ ありのままの自分で「自己を受容する」方法
ストレス関係の情報については、心理カウンセラーや心療内科の先生などがすでに多数の情報を発信されています。
しかし、心の病を10年以上患い克服した現役整体師の話しも、きっと参考になると思います。
・過去の自分にレクチャーをするために
・過去の自分と同じような方を一人でも多く減らしたい
そんな思いをのせて書かせていただきました。
拙い文章ではございますが、ぜひさいごまでお読みくださいませ。
精神的ストレスが生み出される脳のメカニズム
結論から先に申し上げると、本能的な欲求を理性的に抑え込むギャップが精神的ストレスの正体です。
本能を分かりやすく説明すると、好きか嫌いか・戦うか逃げるか。
・お腹が空いた時に食べ物を食べる
・眠たくなったから寝る
・いやなことはしない
など、これらはある意味、動物的な考えと行動ともいえるでしょう。
その一方で理性的とは、本能(欲求)や感情に支配されず、冷静に道筋を立てて物事を判断し行動することをいいます。
分かりやすいところで申し上げると、本当は夜遅くまで遊びたい(本能の欲求)けど明日は仕事があるから早めに帰宅しよう。
もうひとつ。
「今なら、なんと〇〇円!先着5名まで!お急ぎください!」という何かの商品の宣伝を見た時に、すぐに反応をせずに価格比較をしたり原料や産地などを調べたうえで、購入するかどうかを判断する。
理性的とは、行動する前によく考える・我慢強い・慎重派・協調性がある。
というイメージといえば伝わると思います。
ここまでよろしいでしょうか?
さて、本能的な欲求を理性的に抑え込む「ギャップ」が精神的ストレスの正体だと前述しました。
ここでいうギャップの定義は、「不一致」にしましょう。
不一致とは、本当は一人でゆっくりランチにいきたいけど、会社の付き合いでいかなければならない。
不一致とは、本当は早く電話をきりたいけど、相手が話しつづけているのを遮るのは失礼だと思い聞いてしまう。
不一致とは、本当は大人しい性格なんだけど、飲み会にいくと盛り上げ役をかって出て家に帰ると疲れがどっとでる。
共通していることは、無理をしている・我慢をしている・あとは他人に合わせているともいえます。
ご察しの通り、これらの不一致は知らず知らずのうちに精神的ストレスを抱え込んでしまいます。
無理をしている・我慢をしている・他人に合わせている
あなたはどれかに当てはまりますか?
自分の性格や個性を知る
自分で認識している性格や個性。
ご家族やお友だちなどから客観的に知った性格や個性。
データからよみとる性格や個性。
四柱推命や九星気学などでも、自分のことを知ることができますよね。
いま読んでくださっているブログでは、性格診断(エコグラム)についてご紹介させていただきます。
■エコグラムとは?
カナダ出身の心理学者エリック・バーン博士が創始した交流分析を基に、弟子である心理学者ジョン・M・デュセイ氏が考案した性格診断法です。
インターネットでエコグラムについて探していただくといくつかございますが、こちらのサイトがいいかなと思います↓
エコグラムを受けてみる
ちなみに私の診断結果の一部をご紹介します。
【市川 猛を標準的な日本人と比べたら】
・活動性が特異的に低い
主体性が高いと体を動かし行動することを優先します。
低いと自己の内面に問いかけることを優先します。
・主体性が特異的に低い
主体性が高いと物事の取り組みにあたり自分の意思を重視します。
低いと周囲の意思を重視します。
・固執性が特異的に高い
固執性が高いと、こだわりを強く持ち自分の考えを貫きます。
低いと方針や状況の変化に柔軟に対応します。
・スルー力が特異的に高い
スルー力が高いと、対人関係における負の感情を自然と受け流します。
低いと、受け流せず真に受けます。
【感想】
基本、全てあっているなと思いました。
でも、こだわりが強いことは数年前まで気がつきませんでした。
スルー力が高くなったのは、今回ご紹介したエコグラム以外にも幾つかの心理テストをおこない、セッション(カウンセリング)を受けつづけ自己肯定感があがり自己受容ができるようになったからです。
以前の私は思いっきり間に受けていました….
「病は気から」といわれたりしますが、以前の私は気(気持ち)からくる病いを患っていましたので、当時にエコグラムなどを知っていたらと思う時があります。
ありのままの自分で「自己を受容する」方法
最後のテーマは、「自己受容」です。
自己受容とは、その人が置かれている現実の状況をまるごと受け入れることです。
ありのままの自分といえば、映画「アナと雪の女王」でエルサが歌うLet It Goが有名ですよね。
ありのままに受け入れる(自己受容)は簡単そうに見えて、実はとてもむずかしく奥深いテーマです。
100人いれば100通りの「ありのまま」の現状の解釈があり、ありのままの自分を受け入れるタイミング(腑に落ちる時)も人それぞれです。
人それぞれ腑に落ちる内容すべてをブログで書くことはできないため、要所をお伝えさせていただきますね。
自分の心と行動を『一致』させる
精神的スレスを生み出すメカニズムのところで、本能的な欲求を理性的に抑え込むギャップの定義は「不一致」だという話しをしました。
この不一致を一致させることが、自己受容ができている状況だと私は考えます。
自己受容を求める多くの方は、マイナス思考であったり、他人と比べてしまったり、自分を卑下してしまったり、罪悪感をかんじたりされます。
そうなる背景には、
・親の影響
・成長する過程で出会った周りの人間関係を含めた環境
・社会的刷り込み
概ね上記の3つがあげられます。
ポシティブな方・前向きで行動力のある方・自分の軸というものをしっかり持たれている方は、自己受容について調べたり求めたりはしないと思います。
自己受容ができるようになりたい方にとって、自己受容とは「これでいいのだ」「こんな自分でもいいんだ」「これも自分なんだ」という状況を作り出すことが大事です。
一つの事例として、私の話しをさせてください。
とあるコミュニティで、私は「傾聴」のインストラクターを3年以上務めています。
そのコミュニティでは、傾聴練習会に参加するメンバー以外にも練習会を視聴参加できる独自(任意)のルールがあります。※オンラインでおこなっています
他のインストラクターが視聴参加を許可することを見習って、私も視聴参加を許可していました。
ですが、気を遣いすぎる性格もありますが、全く面識のない方が参加されると「どう思われているんだろう?」「おかしなことを言っていないかな?」など気が散ってしまい、参加者に集中できない葛藤をかかえていました。
ある日、意を決意した私は「視聴を不可」としました。
その意向をコミュニティの掲示板に書いたあとしばらくは、嫌われたかな?クレームがこないかな?仲間はずれにされないかな?など心配をしてしまいました。
いざ当日、視聴不可の傾聴練習会をおこなってみると、緊張感が以前と比べものにならないくらい軽くなり、説明する際にも言葉に詰まらず上手に説明することができました!
参加された方の満足度は、今までないくらい大きかったです。
何より今まで練習会が終わった後は2~3時間ぐったりと疲れていたのが、視聴を不可にすると疲れがほぼありません。
『他人は他人、私は私。参加者に満足していただくためには私が楽になること、それが視聴不可。これでいいのだ!』と心から思えることができたのです。
これは大きな気づきでした。
今回の私の出来事を、本能脳と理性の不一致で説明をしてみましょう。
本能脳:視聴参加を認めたくない
理性的な考え:インストラクターだから・他のインストラクターは視聴を許可にしているから・基本的に視聴参加はコミュニティのルールでもあるから
そうなんです。
本能と理性が不一致な状態ですから、精神的ストレスが蓄積されて体が疲れていたのです。
現在はこうなっています↓
本能脳:視聴参加の方を認めたくない
理性的な考え:??????
(視聴を不可にしていますから、考えようにもでてきません)
自分の心と行動が一致しているため理性的な考えがありません。
このようなことが自己を受容した生き方だと気づいたのです。
ありのままの自分で生きていると、私の感性に近い方が自然に集まっていただける。
なるほど、これは楽な生き方だと思いました。
ただ、「楽な生き方」や「これでいいのだ」とかを書いてしまうと、「他人に迷惑をかけても自分さえよければいい」ありのままでもいいのかな?という疑問がでてくる方もいらっしゃるかも知れません。
ここの解釈が自己受容のむずかしいとろこです。
個人的な意見としてとどめておきますが、法律を犯すことはもちろんいけませんし、モラル(道徳)やマナーなど最低限守られたうえでの自己受容だと私は認識しています。
少しでも、自己受容ができるコツをつかんでいただければうれしく思います。
おわりに
今回3部構成とさせていただき、要所を伝えることはできたと思います。
私たちが生きている以上、精神的ストレスと無縁という状況はないと考えます。
今後、悩む時はあると思います。
落ち込む時もあると思います。
イライラすることもあるでしょう。
怒ることもあると思います。
それでも、ひきづらない(気持ちを上手に切り替える)ことが大事と思います。
少しでも、あなたやあなたの大切な方にとって必要な情報だと思ってくださればうれしく思います。
さいごまで読んでくださって、ありがとうございました。
さかい快福整体堂
院長 市川 猛
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