1人整体院を経営しているものとして体調管理は、基本中の基本。
なぜなら自分が健康でないと、よい仕事をすることができないからです。
そうするために、睡眠の質や食事のバランス。
翌日に影響しそうなお酒の飲み方はしない、それは人つき合いも同じです。
あとは体を冷やさない、自律神経を労わる心得など体調管理をおこなっています。
このようにして目の前のお客様を全力でサポートする。
それが私の働き方です。
そんな私ではございますが、実は20代のころ睡眠外来を受診するほど困っていました。
うまく眠ることができない 決まって深夜の2時頃に目が覚めてしまう... 睡眠導入剤を服用しても、いまいち効果を感じない
これは明らかにおかしいなと思い、検査入院をしたことがありました。しかも2回も。
しかしながら検査結果は2回とも異常無し。脳波や心肺機能も血液の状態も全て正常でした。
あの時、
「実際に毎日眠れないのに、なんで異常が見つからないんだ!」
「もしかして、もっと怖い病気が潜んでいるのかも…」
余計に不安になった記憶を今でも思い出します。
それが不思議なことに今では自然に眠れるようになりました。
本日お伝えするブログは、普段私が睡眠で思っていること。
そして睡眠の質を上げる3つの方法についてお伝えします。
少しでも睡眠で困っている方の疑問の答えになれば幸いです。
睡眠の効果
食事や運動など様々な体調管理の中でも、特に睡眠は重要な位置づけだと考えています。
なぜなら、良くも悪くも翌日の体調を決めるのは睡眠の「質」だからです。
睡眠の質が低いと↓
・翌朝、体がだるいまま家事をする ・午前中の仕事がはかどらない ・起きてからしばらくは頭がボーとする ・日中あくびがよくでる ・日中、急激に眠気が襲う
このようなことになります。
睡眠の質が高いと↓
・翌朝スッキリ目覚めてテキパキ家事ができる ・1日中いい仕事をすることができる ・朝、起きてすぐにシャンとなる ・朝から気分がいい ・元気、活動的、集中力が高まる、パフォーマンスが上がる
このようになることができます!
では、どうして睡眠の質が下がるのかを書かせていただきますね。
睡眠の質を下げる原因
それはスバリ!脳疲労です。
脳の重さの平均は約1,400g。
わずか体重の2%を占めるに過ぎないのに脳が使うエネルギーの消費量は、体全体の20%だといわれています。
たくさんのエネルギーを使う分、脳にはしっかり休んでほしいところです。
ところが現代において、脳にはしっかり休んでほしいどころか使い過ぎてしまっています。
主に何に使っているのかというと↓
・情報過多(主にインターネットネット経由) ・不安や心配、悩み ・複数のことを同時並行でおこなうマルチタスク ・SNS(投稿・リアクションの確認・既読スルーを気にする・返信を早くしなければならない) ・何かを学んだ際にインプットが多くてアウトプットが不足する ・コロナストレス(恐怖・不安) ・忙しくて寝不足
もう、これらはある意味あたりまえの時代になってしまいました。
ピックアップしたことがいくつか重なり大きな負担になる、あるいは一つのことでも大きな負担がかかってしまうことで知らず知らずのうちに脳が疲れきってしまう。
その結果、睡眠の質を下げてしまうのです。
そうした脳のエネルギーを使う要因があるのにも関わらず、過去の私のように睡眠導入剤や睡眠薬に頼ってしまう。
しかし、いまいち効果が表れない・何年も飲みつづけている人があまりにも多いのが現状です。
厚生労働省がおこなった国民健康・栄養の調査によると、日本人成人の20%が慢性的な不眠を感じ、男性の37.7%、女性の43%が睡眠の質に満足していない統計がでています。
2021年4月時点では、新型コロナウイルスの感染者数が過去最高を更新し、この先の健康への不安や恐怖・失業への不安・お金を失う不安など、ますます脳を疲れさせてしまう要因が増えてきました。
だからこそ小さなことでもコツコツと、できるだけ脳を疲れさせない工夫が必要なのです。
そこで次のセクションでは、実際に私がおこなっている脳を疲れさせない工夫。
つまり、睡眠の質を上げる方法をお伝えいたします。
睡眠の質を上げる方法
このセクションでは、私がおこなっている睡眠の質を上げる3つの方法をお伝えします。
ポイントは前述したように脳を疲れさせないことです。
ぜひ、参考になさってください。
睡眠の質を上げる方法 その① 情報遮断
ここでいう情報とは、TVやネットニュース(SNSで表示されるニュースも含む)が主になります。
誤解をしていただきたくないのは、TVやネットニュースがダメといっている訳ではありません。
あくまでも普段私が気をつけていることです。
情報遮断をする一番の理由は、余計なことを考えなくないからです。
余計なこととは不安を助長させたり未来を不安にさせたりする情報。
あとは、自分の生活に関係ない有名人のゴシップ情報です。
全てを遮断することはできませんが、自分にとって不必要な情報を未然に防いでいます。
理由として、知らず知らずのうちに
負の言葉・負の音響や効果音・負の画像・通知音
それらを、脳にインプットさせたくないからです。
一例をあげると、私は何か検索をする際にはグーグルを使います。
その理由として、検索画面と必要最小限の項目しかないからです。
余計なことを考える必要がないため、脳が疲れません。
通知音でいえばLINEなどの通知音は全て消しています。
その理由として、通知音をONにしてしまうと音に反応してしまうからです。(すぐに確認をする・あとで確認するにしても誰だろうか?と気になる)
もし何か作業をしている時でしたら集中力がそがれてしまいますし、相手がいる場合でしたら相手に失礼です。
そういったことがないように、通知音をOFFにしています。
TVについては仕事と家のことが中心の生活になっているため、ほぼ見る機会がありません。
仕事から自宅に帰り、家の用事をしてから娘を寝かしつける。
それから今ご覧くださっているブログの下書きなど仕事を再開するため、TVを見る余裕がないのが正直なところです。
そのおかげか、負の情報を入れないことにつながっています。
これらをすることによって、質のいい睡眠につなげています。
睡眠の質を上げる方法 その② スマートフォンの使い方
私が高校生の頃に、携帯電話が普及しました。
私は関西デジタルホンの携帯を購入しました。
アンテナを振って電波を探した記憶がよみがえります(笑)
それまでは自宅の固定電話や、ポケベル。
それが、今やスマートフォンの時代です。
スマートフォンは超小型のパソコン(精密機械)に進化をとげました。
利便性がありがたい反面、身体のことをしっかりと考えて利用したいと思っています。
スマートフォンの通話について
まずは、スマートフォンの通話についてお話しします。
もともと電話はあまりしない方で、当院と取引のある業者さんからの連絡は基本メールでお願いしています。
業者さんからの連絡をメールでお願いする理由としては、電話は直ぐにでないといけないと思ってしまい、やるべきことに集中できないからです。
具体的には、施術中で電話の着信音が鳴ると「誰だろうか?」「大事な用事かな?」と余計なことを考えてしまいます。
それでは目の前のお客様に失礼です。
その考えのもと連絡事項はメール、緊急の用件は電話で打ち合わせ。そのようにしています。
もちろん施術中に電話にでることはありません。
(整体院の固定電話は留守番対応にしています)
スマートフォンを利用して通話をする際には、スピーカーにして通話しています。
理由は3つあります。
① 後述する電磁波の影響を考えているから ② 耳が痛くなるのを防ぎたいから ③ 耳にあてる場合と比較すると腕が疲れないから
睡眠で関係するのは、①の電磁波です。
就寝する際にスマートフォンを置く場所
私は就寝をする際に、スマートフォンを頭の近く(手が届く範囲)には置かず足元に置くようにしています。
理由は、スマホ依存にならないように。
そしてもう一つ、電磁波の影響を考えているからです。
メール、スパムメール、SNSの通知など、これらが頭の近くにあるスマートフォンにずっと届くことを考えると電源OFF、もしくは頭(脳)から離した方がいいという考えです。
スマートフォン・電磁波・睡眠(健康被害)の関係については、インターネットで調べるとたくさん情報がございますのでここでは割愛します。
当院をご利用くださる方から、「アラームはどうしているんですか?」とよく聞かれます。
答えはアラームなしで6時30分から7時の間に起きています。
厳密にいうと、洗濯機が終わったブザー音がアラーム替わりです(笑)
そこから洗濯物を干す、娘のお世話をする。
妻と娘と一緒に8時すぎに家をでて、10時からの仕事にむけて準備をしています。
睡眠の質を上げる方法 その③ 精神的ストレスをためこまない
ここで取りあげる精神的ストレスの代表例を書かせていただきます。
① 不安(実際におきていないことを想像し不安を助長させているケース) ② 将来の心配(仕事・老後・子供の成長や進路など) ③ 悩み(健康・お金・人間関係) ④ 自分について(マイナス思考・感情の抑圧・自己犠牲・自分の性格が嫌など) ⑤ コロナ自粛(話し相手が少なくなった・気を遣う・趣味をたのしめない)
なぜ、精神的ストレスをためこまないことを睡眠の質を上げる方法に選んだのかをご説明します。
三つ理由がございまして、まず一つ目はシンプルに脳を疲れさせないためです。
不安・悩み・心配
これらは頭(脳)で考えるため、エネルギーを消耗してしまいます。
つまり、脳が疲れてしまいます。
二つ目の理由は、中国最古の医学書「黄帝内経素問」※紀元前450年~221年頃
そこに「百病は気に生ず(全ての病は気から生ずる)」と書かれているからです。
わかりやすいところでいうと病は氣から。
この意味は、気の持ちよう一つで病気になる可能性があり、その病をよくもわるくさせるのも、気の持ちよう一つ。
ようはとらえ方次第ということです。
とらえ方次第で↓
【ビフォー】 不安・悩み・心配 【アフター】 安心・希望・大丈夫
このようになることができます。
三つ目の理由は、世界保健機構(WHO)の健康の条件として、精神的に満たされた状態であると明記されているからです。
※肉体的・精神的・社会的に満たされた状態がWHOの健康の定義です
精神的に満たされていない、これはピックアップで取り上げた①~⑤のことを示しています。
逆説的にいうと、①~⑤全てにおいて該当しないと思われた方は精神的に満たされています。
まとめますと↓
・脳を疲れさせたくないから
・病は氣から
・世界保健機構の健康の条件(精神的に満たされた状態)
精神的ストレスをためこまない工夫は、こちらのブログにまとめていますのでご覧ください↓
おわりに
なぜなら、1日は24時間と平等だからです。
睡眠時間を削ってまで何かをする。それでもいいかもしれません。
ただ翌日の体調に影響を及ぼすようでしたら睡眠時間を確保する。
そして、睡眠の質を上げる努力が必要でななく必須だと考えます。
これからも健康をテーマにした有意義な情報を発信してまいります。
➡前回のブログ、自律神経を整える方法↓
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さいごまでお読みいただきまして、ありがとうございました。