ブログへ訪問していただきまして、ありがとうございます。
パニック障害を患い克服をした整体師。さかい快福整体堂の市川 猛(いちかわ たけし)です。
本日のテーマは、私自身の経験と当院のお客様にヒアリングしたことで共通している、パニック障害の前兆サインについてお届けします。
意図として、事前に「これはパニック障害の前兆だ!」と知ることができれば、早めの対策ができると思うからです。
パニック障害かな?とご心配な方。
原因不明の体調不良でお悩みの方。
支えていらっしゃる方にとって、少しでもお役に立つことができれば幸いです。
パニック障害の前兆・日々の習慣での変化
まず、はじめのセクションでは、パニック障害の前兆かもしれない日々の習慣での変化について書いていこうと思います。
ご注意願いたい事として、あくまでも私自身の経験に加えて当院をご利用くださっている方の体調を総合的にまとめた内容となります。
それでは、ご覧くださいませ。
- 自宅に一人で居る時に、動悸を感じる(ご家族の方が居る時は大丈夫)
- 土日祝のショッピングモール、ライブ会場、繁華街で急に気分が悪くなり吐き気を催す
- 湯船に浸かると、胸に圧迫感を感じたり呼吸が浅く感じたりする(閉塞感が苦手)
- 営業先や何かの用事など、はじめて伺う地域のことを思うと消極的になる(体調が心配)
- 睡眠中に突然飛び起きて胸がドキドキして呼吸が早くなる、何かの発作のような感じ
- 事故・事件・緊迫したニュースを見ると、慌ただしくなり何らかの体調不良を感じる
- 普通に歩いていても、突然浮遊感を覚える(ふらつきでもなく、フワフワ浮いている)
- 家族や友達が暗い話題をすると、体調が悪くなる(早くその場から離れたいと思う)
- 旅行に行くことに前向きな気持ちにならない(不安が強い)
- 自動車の運転中に頭がふらつく、車線変更や右折のタイミングなど判断が鈍くなる
- 乗客の少ない電車(各駅停車・急行・快速)でも、早く電車を降りたいと思う
以前は健康な状態でこのようなことがなかったとして、もし現在、上記のことがあればそれはパニック障害の前兆かもしれません。
次のセクションでは、よくいただくご質問についてお答えします。
パニック障害は誰でもなるの?
遺伝が関係してると聞いたんですけど本当ですか?
パニック障害は女性が多いらしいんですよね。私もそうかもしれません…
前向きな性格で元気に営業活動をしている私でも、パニック障害になる可能性はありますか?
100%の確率でないにしても、誰でもなる可能性はございます。
なぜなら、世界保健機構(WHO)によると日本の患者数だけでも1000万人超。今や10人に1人がパニック障害を患っているのが現状だからです。
パニック障害の属性に近い、不安障害・不安症・全般性不安障害・強迫神経症・不安神経症などを含めると、もっと沢山の患者数になるでしょう。
また、そうした病名と診断されていなくても、いわゆる予備軍を含めた場合、身近に困っていらっしゃる可能性は限りなく高いと考えられます。
現に政令指定都市である堺市においては、ひと昔前に比べると心療内科が増えていますし、当院のようなパニック障害のサポートをおこなう整体院・鍼灸院・整骨院も増えています。
利用される方がすごく多い。ごく普通というのが当院の見解です。
本題から少し外れますが、パニック障害という呼称の特性から、あえて他人に言わない方が大半です。
時々芸能人やスポーツ選手が、パニック障害を発症し休養するなどのインターネットニュースが報道されると、「私もパニック障害です」などのコメントが見受けられます。
匿名だから安心してコメントできる。辛い気持ちを伝える場として、ありがたいと個人的に思います。
お問い合わせ・ご予約の方法
パニック障害の前兆サインを見抜く方法
それは、ストレスに気づくことです。
理由として、ストレスに耐える容量(ストレス耐性)が限界を超えた時に、動悸・めまい・ふらつき・手足が冷たくなる・呼吸が浅くなるなど、パニック障害特有の体調不良が表れるからです。
【音声で解説】パニック障害につながる自律神経が乱れる要因、4つのストレスの正体
大まかに、以下に挙げる四つのストレスに分類されます。
- 精神的ストレス
- 構造的ストレス
- 環境ストレス
- 科学的ストレス
まず一つ目は、精神的ストレス。よく私たちが日常会話で使用するストレスです。
パニック障害の場合、予期不安や広場恐怖が代表的な精神的ストレスになります。
二つ目が構造的ストレスです。
これは、肉体的疲労や姿勢不良。筋肉や骨格に負担がかかっているストレスのことです。
三つ目が環境ストレス。
環境ストレスとは、湿度:高い・低い。気温:暑い・寒い。
気圧の変化で頭痛が起きるのも、環境ストレスの影響です。
最後に四つ目は、科学的ストレス。
・排気ガス
・タバコの煙
・食品添加物
・薬
要は自然なものではないものが、体内に入ると悪い影響が起きることを科学的ストレスといいます。
そうした四つのストレスが合算されストレス耐性を超えた時に、まるでコップから水が溢れるような感じで身体の不調として表れます。
- 不眠
- めまい
- 目の奥が痛い
- 光や音に敏感になる
- 呼吸が浅い
- 喉のつかえ(違和感)
- 体がだるい
- 唾液過多
- ふらつき
- 頻尿
- 抑うつ
- 下痢や便秘を繰り返す
- 頭痛
- 気温差によって体調の変化が敏感になる
- 微熱がつづく
※上記の身体の不調は、ほんの一例です。
ストレスの限界サインの見極め方
- 休みの日に外出をする気力や体力がない、自宅でゆっくり過ごしたいと思う
- 考え事で頭がいっぱい、疲れやすく感じたり睡眠の質が低下していると思う
- 理由のない不安を感じたり気分が落ち込む
- 好きなことや趣味が楽しめなくなっている
- 集中力が長続きしなくなっている、状況判断ができなくなっている
次のセクションでは、私が振りかえるパニック障害の前兆についてお話しをさせていただきます。
院長がふりかえるパニック障害の前兆
それは、私が社会人になった1992年まで遡ります。
今の私なら「これがパニック障害の前兆だ!」ということがよく分かります。
でも、当時は自動車整備士として働いていたことから、四つのストレスを含み症状の成り立ちや対策についての知識がありませんでした。
このブログを読んでくださっているあなたには、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
まず、私が経験をしたパニック障害の前兆となる、体調不良から書かせていただきますね。
- 胸がつかえるといいますか、呼吸が浅い
- ふとした時(眼球移動時)に頭がふらつく
意識が遠のくような感じで、頭を左右に振って立て直しをしていました。 - 手足が冷たくなる
- 手足に冷たい汗をかく
- 不整脈かな?と思う心臓の違和感(左の胸のあたりで詰まっていた血液が一気に流れる感覚)
- 唾液や飲食物が飲み込みにくい、声を出しにくい
- 就寝中に急に息苦しくなって「ガバッ」と飛び起きる(首を絞めつけられている窒息感)
なぜ、このような体調不良が表れたのか?原因についてふりかえってみます。
原因は前述した四つのストレスのうち、精神的ストレスの影響が大きかったです。
どんな精神的ストレスなのかといいますと、仕事の悩みでした。
自動車整備士として採用された私は、入社4年目にサービスアドバイザーという職種に異動となりました。
主な業務内容は、修理や車検、板金などの見積もりとご説明。
私からすれば学生時代から避けていた接客が中心となります。
はじめは電話をとることも怖かったですし、お客様がショールームに入ってこられても仕事をしているふりをして率先してテーブルに案内することができませんでした。
なかでも、一番精神的につらかったのが苦情の対応でした。
人はこんなに怒るものか。対面での苦情よりも、お電話での苦情のほうが心身に堪えました。
その苦情よりもさらに心身に堪えたのが、何癖をつけて何らかのサービスを要求する方への対応です。
もう、ここには書けないくらい様々な経験をしてきました。常に無意識レベルで緊張状態。
人間の嫌な部分を目のあたりにして、心身が疲れ医療機関を受診することになったのです。
入社9年目の12月に営業職への異動を告げられたのも精神的につらかったです。
なぜなら整備職と販売職では、畑違いの職種であること。
そして、造船会社で現場一筋。定年まで勤めあげた父親と同じように、私も自動車整備士として定年まで作業着を着て仕事をしたかったからです。
自分が選んだ職種で父親と同じように定年退職をするまで働く。それができない悔しさ…
なぜ自分が営業職なのか?人事担当への腹立たしさ。
現実は自分の思うようにならない葛藤。
転職はうまくいくのか?どんな職種が適正なのか?転職後の給料で結婚はできるのか?
など、精神的ストレスになる要因がいくつもあったのです。
つぎに体調不良を治すために伺った病院についてお話しをします。
あくまでも個人的な体験談として、病院で診察や検査を受けても異常なしと説明されることがほとんどでした。
ある病院では、症状があるのにも関わらず「特にこれといった原因は見当たらない」と説明されました。
またある病院では、大きな病院や他の医療機関を紹介されました。
このような説明を受けつづけたことで、私はドクターショッピング状態となり「八方ふさがり」に陥りました。
※ドクターショッピングとは、病院の診察に満足できず、違う病院の診察を受けるが同じようなことを説明されて、また別の病院へいく。という行動を繰りかえすことをいいます。
もっといいお医者さんがいるだろうという心理が働くのでしょう。私は診察券コレクターになっていたのです。
お問い合わせ・ご予約の方法
パニック障害かもと不安に感じたら
このセクションでは、パニック障害の治療・手段方法について述べさせていただきます。
① 医療機関を受診する
理由として、何らかの病気が潜んでいるかもしれないからです。
受診をされず、後々に病気かも知れないと不安を抱いたまま生活されていらっしゃる方が多いのですが、そうした不安(精神的ストレス要因)を払しょくするためにも、まずは医療機関の受診をおすすめします。
補足として、よく「抗不安剤や精神安定剤は飲みたくありません。」と頑なに拒絶される方がおられます。あとは病院が嫌いな方。
個人的な意見としては、お身体が辛い場合は一時的でも服用する。という選択肢があってもいいと思います。
医療機関で原因不明や異常がない場合は、以下の選択肢がございます。
② 整体・鍼灸・カイロプラクティックなど、手技療法を受けてみる
選ぶ基準は、パニック障害に関係するページに具体性があるかどうか(力を入れてサポートをしているか)をおすすめします。
③ 心理カウンセリング(認知行動療法)
ものの見方、物事の捉え方などについて話し合い、こころのストレスを軽くしていく方法です。
さかい快福整体堂では、全国の方を対象にオンライン相談を承っております。
- 匿名OK
- 顔だしをしなくてもOK(お化粧やお洋服を気にしなくてもOK)
- 自宅から相談できる(ベッドで横になりながら話しをしてもOK)
- スマホ一つで、どこからでも相談ができる
- いつ通話を終了してもOK
- もちろん守秘義務を遵守します
ご予約|3つの方法からお選びください
パニック障害経験者としてのメッセージ
その当時に「こころ」と「からだ」はつながっている。と教えられても信じなかったと思います。
感情と肉体は別。どのような身体の不調でも薬や整体・鍼灸など「からだ」に対してアプローチをすれば治るだろう。と思っていました。
でも、よくよく考えてみると、たとえば好きな著名人を想像するだけで、幸せな気持ちになったり胸がドキドキする。あるいはテンションがあがったり気分が高揚する。
一方、過去にあった嫌な出来事を想像するだけで、表情がくもったり眉間にシワがよる。あるいは姿勢が悪くなったり腕に力が入ったりします。
このように頭のなかで想像をしただけでも、体は反応するものです。
今、ご覧くださっているブログは2022年の11月に公開しました。
コロナ前と比べると、現代は不安・恐れ・我慢・心配・不満など、マイナスな要素が目立つ社会情勢です。
良くもわるくもインターネット上には、様々な情報があふれていますよね。
そうしたなか、これからも自らの経験に基づいた情報を困っていらっしゃる方のために綴らせていただこうと思っています。
ご参考までに、下にあるブログの内容は、パニック発作の特徴。
私が経験をしたパニック発作。パニック発作の落ち着かせ方について書かせていただいております。
ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
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お読みいただきまして、ありがとうございました。