ご訪問ありがとうございます。
心身の不調を整える専門家、さかい快福整体堂 院長の市川 猛(いちかわ たけし)です。
今日のブログテーマは、「整体院にいくと、依存しそう」
ずっと通わないと(整体に頼らないと)健康を維持できないのでは?
「それは嫌だなぁ」と思われる心境に対して、当院の見解をお届けします。
その他にも、現在どこかの治療院で通院中の方で「本当は、もう通院をやめたい、でも先生に言いづらくて、明確な理由がなく通っているだけ。」というお気持ちの方へのアドバイス。
あとは、「また、揉んで欲しいと思ってしまう。それって本当によくなっているの?」という疑問へのアンサー。
さらには、「整体院にいくと、回数券をすすめられるって友達から聞いて、セールスを受けたくない!」
というような、整体業界によくある話題について、お伝えをさせていただきます。
本題に入る前に、今ご覧くださっているブログの趣旨としては、私自身、かつて約10年にわたり不調に悩み続けた「患者の視点」
整体師として20年以上の経験、2013年に独立開院をした「プロの視点」。
この二つの側面から、情報過多の令和時代に私の知見が少しでもお役に立つことができればと思い、書かせていただきました。
少しでも、参考にしていただければ幸いです。
ずっと通わないと(整体に頼らないと)健康を維持できないのでは?

結論:ずっと通う必要はありません
ただし、健康な状態の「基準」をすり合わしていただく必要があります。
それは、何を基準に「健康」になったといえるのか?
そうした基準は、施術者によって違うと思いますし、お客様も人それぞれ、どういう状態になれば満足(健康な状態といえるのか)なのか?
きっと、基準があると思います。
先の将来のイメージは、むずかしいかもしれません。
それでも、理想の基準をお伝えしていただく必要はあります。
たとえば、飲食店へ伺い、料理をオーダーをするとします。
その時に、「お腹が満たされたら、何でもいいです。お任せします」とは、言わないと思います。
整体院でも、「痛みが取れたら、満足です」と伝えたとしても、施術者は、緩和か改善か、寛解か、治癒か、どの方向性で施術を行えばよいのか、ご通院にかかる期間の目安も変わってきます。
また、痛みが取れたとしても、健康な状態と言えるかどうかも考える必要がございます。
例えば肩の痛みが取れた、でも背中や腰に張りがある(ご本人様は自覚がないケース)。
あるいは、足の指が変形する(外反母趾や、うき指など)ほど酷使されている。
今は大丈夫かも知れませんが、年齢を重ねられた時に膝や股関節が痛くなる、反り腰による慢性腰痛やヘルニアになる。
さらには、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症で、悩まれるかも知れません。
他院様の事情は分かりかねますが、当院の場合は、ずっと通っていただく必要はないと考えております。
そのため、方向性のすり合わせをさせていただき、ご卒業(通院終了)をめざしていただけると幸いです。
本当は通院をやめたいけど、先生に言いづらくて明確な理由がなく通っているだけ

結論:明確な理由がないようでしたら、通院をやめていいです。
気を遣っていただく必要もございません。意思を伝えましょう!
当院の場合は、前述したように「ずっと通う必要はありません」というスタンスのため、この項目でお届けするような、気を遣っていただく必要はございません。
趣旨として、これまで他の整体院に通われていたけれど、思っていたように改善されない。
違う整体院や鍼灸院などのホームページを見ると、そちらの方がよさそうに見える。
でも、今お世話になっている先生に、「通院を終わりたいです」という勇気がなくて…なんとなく通っていました。
というお話しを時々いただくため、今回ブログで取り上げてみました。
あくまでも、私の個人的な意見としてお伝えさせていただきます。
私たち手技療法家(治療者)は、「結果」が全てです。
先生によって、手技は異なりますし考え方も異なります。
また、こうした施術を受けて100人中100人、元気な状態になっていただくことはむずかしいです。
手術やダイエット、学習塾と同じように、100%目的を達成できる保証はございません。
きっと、「何でも治せます!」といえる先生は、おそらくおられないと思います。
そうしたなか、あともう一歩よくなれば…という心境はお客様(患者様)が思われると同時に、施術者側も考えているはずです。(たとえば、次、このアプローチで施術をしてみよう)
※ お客様(患者様)が、満足されているのか、そうでないかはお声や表情で分かります。
そのため、精一杯努力をします。
それでも、お客様(患者様)が、通院をやめたい意向があるようでしたら、結果が全ての業種のため、お客様(患者様)のお気持ちを尊重していただけると思います。
少し視点をかえてみますね。
きっとあなたもご存知のように、どこの治療院にも「改善アンケート」や「口コミ」があります。
でも、その裏側を考えますと、『改善しなかったケース』があります。
当院でも、改善に至らず通院を終えられるケースがございます。
その度に、力及ばずで、大変申し訳ない気持ちになります。
ところが、そうした詳しい情報は、世に出回りません(みんな、いいことばかり、情報発信をします)
こうした背景を考えた時、「もうここでは限界かな?」と思われましたら、通院をやめられても全然いいと思います。
ただし、.3~5回など少ない施術数回で判断していただくのではなく、前述した健康な状態の基準をすり合わしたうえで、判断されるとよいでしょう。
「また、揉んで欲しいと思ってしまう。それって本当によくなっているの?」

結論:よくなっていません。
揉んで欲しいと思わせない、身体のことをよく知っている治療院に巡りあっていただきたいです。
整体院にいくと、回数券をすすめられるって友達から聞いて、私はセールスを受けたくない!

結論:整体院が「売りたい」と思っている欲を感じるところはやめておいた方がいいでしょう。
ただ、そのあたりのニュアンスは、実際に伺わないと判断できません…
お得に受けたいというお気持ちがある方は、回数券はいいと思いますし。
一方で、「自分の健康のために必要」と思える提案だと感じられましたら、そうした回数券を前向きに検討されてもいいと思います。
なぜなら、その回数分は必ず利用されるため、施術者もゴールを見据えて改善計画を立てれるからです。
押し売りと感じられるか、自分の健康のことを真剣に考えてくれている提案と感じられるか?それによって、回数券の意味合いが変わってきます。
私が過去に患者として、整体院などを利用していた立場で申し上げると、回数券は〇〇回分購入していただいたら、〇〇円お安くなりますよ。
というような説明を受けた時に、「自分は安い治療を受けるために来てるんじゃない」
「治るなら金額はどうでもいいのに、国家資格保有を謳っておいて何を言ってるんだ」と内心思い、都度支払いを選択していました。
病院で、「今なら、この手術が10%オフで受けれます」と言われているように感じるんですよね。
回数券は、自分の身体を安く見積もられているようで、嫌な気持ちになっていました。
みなさん、1回や3回ではよくならない。
通われる前提で治療院をお探しになられていると思います。
そうした心境のなか、回数券の販売など物販に力を入れていると感じると、誰でも通いたくないと思います。
私でも嫌です。
それでも、自分のことを思っての提案で、それを受けたいと思われましたら、回数券は全然ありだと思います。
まとまった資金が必用になってきますが、それは将来の自分への投資。
その投資を最大限リターンするために、決意をするという考え方です。
決意をする指標は「リアル」なお客様の声の質と数です。
リアルとは、インタビュー動画や直筆のアンケートです。
匿名性の高いアカウントの口コミは、本当に通った人の感想かどうか確かめようがありません。
そのため、リアルなお客様の声の質と数で「ここなら大丈夫」と思われる整体院に巡り会えるとよいでしょう。
【コラム】あなたには、私のように遠回りして欲しくはありません
私は、元自動車整備士で、車検を通す資格を所有していました。
車のトラブルは、一般整備に分類され、修理金額がかかります。
車検は法律で定めらている制度で、自動車の安全性を確認する。
私たち人間でいうところの、人間ドックのような位置づけです。
新車や走行距離が少ない、自動車の車検費用は安いです。
一方、使用年数が経過(人間でいう年齢)している自動車や、使用年数が短くても走行距離が多い(人間で例えるなら、肉体的・精神的疲労の蓄積が多い状態)自動車は、消耗部品が多くなるため総じて車検費用は高くなります。
当時、私は国産最大手の自動車ディーラーで車検見積もりを数多くおこない、お客様に説明をしてきました。
自動車は走る鉄の塊です。
安全性を最優先に。車検費用が高くても、安全、安心のために依頼される方がほとんどでした。
整体業界に目を向けると、痛みや不調は基本的に健康保険を使いたい。
分からないでもありませんが、安く済ませる考え方が定着しています。
人間の場合、定期健診や人間ドックを受けなくても、法律上罰せられません。
自働車の車検が切れると公道を走れないように、人間ドックを受けていないから、外を歩いてはいけません。とはならないのです。
私たち人間は、自動車のように壊れたら新品の部品に交換することはできず、基本的にずっと同じ臓器・筋肉・関節で生きていかなくてはいけません。
痛い時だけ利用する。というような、一般整備的な考え方も時と場合によってはありだと思います。
ただ、それでは根本的な要因が解消されないため、必ずといっていいほど再発してしまいます。
つまり、治っておらず、緩和や改善、あるいは寛解どまりです。
人生たったの一度きり
自動車の車検のように、今だからこそ、身体全体を整える「フルメンテナンス」という概念が浸透しても、いいのではないかと思っています。
当院の考え方

さかい快福整体堂では、軽度の痛みや不調の方、または遠方からお越しの方には、毎回の施術ごとに費用をお支払いいただく「都度払い」のスタンスを基本としております。
※軽度かどうかは、実際にお身体をチェックさせていただいたうえで判断いたします。
一方で、長期間にわたる不調(中度・重度)や自律神経の乱れ、心因性の痛みや体調不良など、ある程度の期間を要するご依頼内容。
そうした場合は、ご本人様にご意向をうかがったうえで、その方に合ったプランをご提案させていただく場合がございます。
特に、次のような方に対しては、プランという形で根本改善を目指すご提案をしています。
- 根本的(本質的)な改善を望まれている方
- 何度も再発を繰り返し、最後の整体通いにしたいと願っている方
- 原因のさらに奥にある“生活や思考のクセ”まで向き合いたいと考えている方
- 他院で改善せず、「ここで変わりたい」と覚悟を持ってご来院いただいた方
ただし、最終的にはご本人様が「どこまでの状態を目指すか」によって、プランを提案しないケースもございます。
分かりやすく申し上げますと、本気でご自身の健康と向き合い、当院を信じて通っていただけるのか?
それとも、忙しさや他のことを優先されて、通院や健康に対する優先順位が低いかどうか?
どちらが良い悪いではありません。
ただ、正直にお伝えすると、「一度試してみて、よさそうなら通うかも」というお試し感覚の方には、他の整体院を利用される方が、お互いのためになると考えています。
今は、たくさん整体院がある時代です。
だからこそ、「どこに通うか?」以上に、「どんな覚悟で通うのか?」が大切だと私は思っています。
私の考える“健康の基準”について
あくまで私自身の価値観ですが、健康とは「身体が資本である」という前提に立っています。
身体が健康で元気な状態だからこそ、情熱をもって来院される方を全力で健康に導くことができますし、家事や子育ても、全力でおこなうことができる。
自分の健康は自分で守る、維持できている。
その状態こそが、私にとっての健康です。
極端な話し、疲れている整体の先生(先生が痛みや不調で病院や整体院通いしている)よりも、元気な先生の方が、高いパフォーマンスを維持して施術をおこなうことができます。
整備士時代の経験から
私はもともと、自動車整備士として車検や修理の現場に携わっていました。
転職を決意した理由のひとつに、営業職への異動がありました。
売り込むこと、セールスすることに、強い抵抗があったのです。
今でも、私は現場一筋の職人気質です。
整体師という仕事も、整備士と同じ「現場の仕事」だと感じています。
・その都度、必要な修理をする(都度払い)
・定期的に点検・メンテナンスをする(プラン)
どちらを選ばれても、目的はひとつ。あなたに健康を取り戻していただくこと。
そのお手伝いができるなら、私は整体師として、これ以上の喜びはありません。
おわりに

整体は「ずっと通うもの」ではなく、「卒業を目指すための場所」。
あなたの理想の健康状態に向けて、施術者と一緒にゴールを決めていくことが大切。
ということをお伝えさせていただきました。
✅ なんとなく通ってしまっている…
✅ 通っているけど、治っているのか分からない…
✅ 回数券をすすめられそうで不安…
あなたの大切な身体は、安売りするものではありませんし、我慢して付き合うものでもありません。
本当に信頼できる人と、納得のいく身体のメンテナンスをしていきませんか?
今ご覧くださっいるブログが、少しでもあなたのお役に立つことができましたら、とてもうれしいです。
さいごまで、お読みいただきましてありがとうございました。