
ブログへ訪問していただきまして、ありがとうございます。
元自動車整備士・元社会人営業マンを経験した現整体師。
転職したことで天職にめぐりあえた、さかい快福整体堂の市川 猛(いちかわ たけし)です。
本日お伝えするテーマは、痛い・こる・張るなどの筋肉系の真の原因、トリガーポイントに迫ります。
今日のブログで、これまでの常識がくつがえされるかもしれませんが、これからの時代の新常識になることを願ってお伝えさせていただきます。
それでは本題に入らせていただきます。
トリガーポイントとは?

トリガーポイントのトリガーとは引き金の意味で、遠くの痛み(ポイント)を誘発させる場所のことを示します。
トリガーポイントは、痛んでいる場所とは違う筋肉に真の原因があるかもしれない。
という見立てのもと、肩こりでしたら肩の筋肉(こっている場所)とは違う筋肉(一例:腕の筋肉)。
腰痛でしたら腰の筋肉(痛んでいる場所)とは違う筋肉(一例:ふとももの筋肉)に真の原因があるという考え方です。
(注)これ以降は、分かりやすい説明をこころがけたいため、痛みにしぼってお伝えさせていただきます。
痛みについてもう少し具体的に説明すると、私たちが持っている痛みのイメージは、たとえば皮膚にトゲが刺さると、その部分がジンジンと痛みだしますよね?
蚊に刺されると、その場所がかゆくなるのもそうですが、このように皮膚では痛む場所(もしくは、かゆくなる場所)と原因となる場所はハッキリと一致します。
ところが筋肉に関していえば、痛みのイメージはガラッと変わります。
驚くことに、痛む場所と原因となる場所は必ずしも一致せず、別の場所(真の原因)にあることが多いのです。
実際のところ2013年に、さかい快福整体堂を開院してから、こんなお声をよくいただきます↓

肩を揉んでもらうとその時は楽なんだけど、すぐに肩を揉んでほしいと思ってしまいます。

強く腰を押してもらわないと効かなくなりました。

首に鍼を打ってもらっても、あともう一歩スッキリしないんです。

毎週、全身マッサージをしてもらわないと体が持たなくなりました。
こうした声が多い理由の大きな一つに、前述した原因となる場所は必ずしも一致せず、別の場所(真の原因)にあるかも知れない。
そのことが深く関係してくるのです。
筋肉の特性について

意外かも知れませんが、実は筋肉は痛みに対して鈍感です。
といいますのも、皮膚には痛みをキャッチするセンサー(受容器:レセプターと呼ばれています)が多くあるのに対して、筋肉には少ないからです。
そうなる理由に、もし筋肉が痛みに敏感になり、ほんのちょっとしたことで筋肉痛が起きたのでは、満足に動けなくなります。
逆説的にいうと、痛み・こりを感じているということは鈍感な筋肉が悲鳴をあげているといっても過言ではありません。
一つの事例として、腰痛よりも重症であるギックリ腰は、ドイツ語でHexenschuss(魔女の一撃)と呼ばれたりしています。
それは悲鳴どころか絶叫に近く、筋肉が限界を感じた反動の現れで、快復に至るまでにはどうしても時間がかかってしまいます。
筋肉は痛み対して鈍感であるがゆえ、肩こりや腰痛が慢性化に至るケースもございます。
トリガーポイントでは、何が起こっているのか?

これまでの説明で、トリガーポイントに真の原因がある可能性が高いことを述べてきました。
では、その原因となる場所は、どのような状態になっていのか解説していこうと思います。
まず、トリガーポイントは普段は痛みを発しておりませんが、意図的に押すと痛む圧痛点があり、その特徴として硬結ポイント(凝り固まった状態)があります。
そして、筋肉のなかでも硬結ポイントができやすい部分と、できにくい部分があります。
筋肉は、その両端に腱(けん:代表的な腱はアキレス腱)があり、骨に付着します。
硬結ポイントは、筋肉の中央付近にも存在しますが、多くは筋肉から腱へと続く末端部にあることが多いです。
そして、ここからがトリガーポイントの奥深さなのですが、その硬結ポイントを押圧(刺激を入れる解釈でも可)すると、離れた場所(私たちが痛みやこりを感じる場所)が緩みます。

場所は別々なのですが、つながっているのです。
これは、イギリスの哲学者。ジェームス・アレンのベストセラー『原因と結果の法則』※1902年執筆
から考えてみても、見事に原因(トリガーポイント)と結果(痛み・こり)が当てはまっていると思う次第です。

「それでは、自分でトリガーポイントを刺激すれば、痛みを感じているところが緩むのですか?」
そういうご質問を思い浮かぶかもしれませんよね。
答えは、こちらになります↓
① トリガーポイント(硬結ポイント)を「ピンポイント」で見つけることがむずかしい ※少しでもズレると効果がでず、私の感覚では2㎜ズレると効果はでません ② トリガーポイントを見つけても、刺激をいれる角度によって効果にバラつきがある ③ トリガーポイントが体の後ろ側の場合、自分ではむすかしい ④ 筋肉がゆるむ、適切なトリガーポイントへの刺激量がむずかしい ※結果(痛み・こり)に合わせた適切な刺激量が必要になってきます ⑤ トリガーポイントを外した場所に刺激を入れてしまいますと、その筋肉がダメージを受ける ※正常な筋肉(筋繊維レベル)を傷つけてしまうため、余計に治りにくくなります
餅は餅屋ではないですが、トリガーポイントはトリガーポイントの専門家にお任せされる方が、安心・安全だと思います。
さかい快福整体堂のトリガーポイントの見立て
カウンセリング

トリガーポイントを見立てるうえで大切にしているのは、お身体の状態や私生活で困っていることをお聞きする施術前のカウンセリングです。
なぜ、カウンセリングを大切にしているのかといいますと、痛みやこり・症状の多くは日常生活の過ごし方によって現れるからです。
トリガーポイントの検査

カウンセリングから感じとれるトリガーポイントを見極めるために、全て手によって検査をおこないます。
この検査は私だけが把握するものではなく、お客様自身に「体感」していただけるように心がけています。
具体的には、腕にトリガーポイントがあると見極めましたら、左右の腕で比較をしてみたり、硬結ポイントに触れていただくなど工夫を凝らしています。
トリガーポイントの施術

カウンセリングと検査を基に、整体業界17年以上。
のべ8万6千人を超えるデータベースと照らし合わせて分析し、最短で快復できるトリガーポイントの施術をいたします。
おわりに

トリガーポイントの存在を知る独立開院前の私は、肩がこる方には肩を、腰が痛い方には腰をほぐしていました。
その時は楽といっていただけるのですが、改善率がわるいことから、もっと体の勉強をしないといけないと痛感しました。
2011年。私は東京まで6カ月にわたり、トリガーポイントの理論と技術を学びにいきました。
当時は計画停電の影響で、東京駅や街の様子もテレビで見る雰囲気とは全く違っていたことを今でも覚えています。
そうして、身につけた技術を日々の施術でおこなうことで、来院される方の満足度が一気にあがりました。
経験を積ませていただいた全てのお客様のおかげで、今の自分があると心から思っています。
これからも、技術の精度を高めて、来院される方のお役に立てれるように努めてまいります。
さいごになりますが、さかい快福整体堂のブログでは、これからも様々な体調不良でお困りの方の解決策となる健康情報を発信してまいります。
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長文お読みいただきまして、ありがとうございました。