ご訪問ありがとうございます。
元自動車整備士・元社会人営業マンを経験した現整体師。
転職したことで天職にめぐりあえた、さかい快福整体堂の市川 猛(いちかわ たけし)です。
本日のテーマは肩こりです。
疲れのサインとして肩こりに気づくことはよくありますが、実は放っておくと大変怖いのが肩こり。
一例をあげると、肩こりが悪化をすると肩甲骨まわりの筋肉が固まり血流が悪くなります。
その結果、頭痛やめまい、酷いときには吐き気を催してしまうなど、人によって様々な体調不良がおきてしまいます。
厚生労働省がおこなった生活基礎調査では、推定3000万人が肩こりで困っているようです。
これはもはや国民病といっても過言ではなく、あきらめかけている方も多いのではないでしょうか?
そこで本日お伝えするブログでは、現役整体師の私が欠かさず行なっている肩こり解消と予防のセルフケア。
当院へお越しくださる方にも伝えている内容を解説していきます。
少しでも肩こりで困っている、あなたのお役に立つことができれば幸いです。
時代背景で振りかえる肩こり
肩こりを時代背景で振りかえると、まず1990年半ばにデスクワークが普及されはじめました。
それに伴い、肩こり・眼精疲労・体の怠さで困る方が増えていきました。
次に私の学生時代(1980年~)の夏は暑いけれども、カラッとした暑さでした。
しかし近年では、猛暑・酷暑といわれるように外にでると危険という共通認識のもと、一昔前と比べると体を動かす機会がめっきりと減りました。
学生に限ると勉強はひと昔前と今でも変わらないと思いますが、外で遊ぶとなると危険です。
それに代わりにスマートフォンの普及やゲームの影響で、うつむき姿勢になる時間が多くなりました。
そして2020年。
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐ緊急事態宣言・まん延防止措置により、テレワーク・リモート授業・休業要請などによって、自宅で過ごす機会が増えました。
これは後述する肩こりの原因に該当する機会が多くなったことを意味します。
そうした時代背景から考えると、同じ肩こりでも性質が違うといいますか、肩こりに至るまでの過程が変わってきたと感じざるをえません。
肩こりになる原因
そもそも筋肉のこり・痛みの発生プロセスは以下の通りです↓
筋肉の緊張・こわばりにより、血管が圧迫されて血流がわるくなる。
必要な酸素や栄養素が行き届かず、疲労物質が筋肉内に蓄積される。
これにより、こりや痛みが発生します。
その前提のもと、さかい快福整体堂が考える肩こりの原因はこちらです↓
① 腕の疲労 理由 私たちが生きていくうえで、パソコン作業、ラインでの組み立て作業、梱包作業、掃除、洗濯、食器洗い、スマートフォン、読書、子供を抱っこ、手芸、ガーデニング、介護、買い物、ゲームなど、腕を使わないとできないことがたくさんあるからです。 ② 同じ姿勢、緊張癖、うつ向き姿勢 理由 本来、筋肉は伸びたり縮んだりする収縮性というのがあるのですが、たとえばパソコン作業や手芸など同じ姿勢で作業をすることで筋肉の収縮性が失われます。 そうなると、筋肉に疲労物質(乳酸)がたまることによって肩がこるようになります。 ③ 運動不足 理由 ②で説明した収縮性につながりますが、疲労物質(乳酸)がたまりますので肩を動かす運動を心がける必要があります。
②の同じ姿勢・うつむき姿勢、③の運動不足は、よく知られていると思います。
整体師の視点では、①の腕の疲労も大きく関係していると考えます。
お問い合わせ・ご予約の方法
勉強・仕事などデスクワークでの肩こり解消体操
ここからは具体的な肩こりのセルフケア、まずは学生向けからご紹介します。
学生向け|学校でおこなう肩こり解消体操
学校であれば、休憩時間内の1分だけでも肩こりの解消に時間をとっていただきたいです。
今回は椅子に座ったままでも簡単にできる肩こり体操をご紹介しますね。
題して「肩すくめ体操」
先に動画で全体像をつかんでいただき、手順の説明をご覧ください。
【正面から見た動画でチェック】椅子に座っておこなう肩すくめ体操
【手順】 ① 両肩の力をぬいてください ② 両肩をすくめるように上げていきます ポイント 両肩を上げていく方向ですが、真上に上げていくというよりも、少し斜め後ろ後方に上げていく気持ちでおこなうと丁度いいでしょう。 ③ 両肩が上がりきったところでキープ、深呼吸を1回おこないます ※深呼吸の方法ですが、鼻炎や花粉症で困る方もいらっしゃることから、鼻でも口でもどちらでも大丈夫です。 ④ ゆっくりと両肩をおろしてください ポイント 斜め後ろ後方に上げていた状態から、そのまま真下におろします。 ※横からみた場合、体の前側におろさないようにおこなってください 可能であれば、両肩をおろす時に息を吐いた方が筋肉はゆるみやすいです。 ※息の吐き方は、鼻でも口でもどちらでも大丈夫です。
【横から見た動画でチェック】椅子に座っておこなう肩すくめ体操
【補足】
手順①②③④を1セットとして30秒、これを2セット(合計60秒)を目安におこなってください。
学生向け|自宅でおこなう肩こり解消体操
自宅で肩こり体操をおこなうメリットは、スペースの確保と友達など周りの目を気にすることなく思う存分できることです。
・自宅で復習や予習をしたあと
・塾や習い事から帰ってきた時
・ゲームで遊んだあと
このような時に肩こり体操をおこないましょう。
ポイントは楽しみながら♪
それこそゲーム感覚(ワクワク)です。
楽しむポイント↓
・肩こり体操を1カ月したらレベル30まで上がる
・未来の筋肉貯金ができる
・志望校に進学することができて友達をたくさん作るためのトレーニング
このように、ワクワクする内容と肩こり体操を結びつけておこなってくださいね。
自宅でおこなう肩こり体操は3ステップで組み立ててみました。
ステップ① :肩すくめ体操
学校でおこなうところでも紹介をした肩すくめ体操は、肩こり解消・予防の基礎です。
ステップ①にした理由は、肩をゆっくり動かす準備運動という意図です。
もし学校で何回もされている場合は、ステップ②からはじめていただいても構いませんよ。
【正面から見た動画でチェック】椅子に座っておこなう肩すくめ体操
【手順】 ① 両肩の力をぬいてください ② 両肩をすくめるように上げていきます ポイント 両肩を上げていく方向ですが、真上に上げていくというよりも、少し斜め後ろ後方に上げていく気持ちでおこなうと丁度いいでしょう。 ③ 両肩が上がりきったところでキープ、深呼吸を1回おこないます ※深呼吸の方法ですが、鼻炎や花粉症で困る方もいらっしゃることから、鼻でも口でもどちらでも大丈夫です。 ④ ゆっくりと両肩をおろしてください ポイント 斜め後ろ後方に上げていた状態から、そのまま真下におろします。 ※横からみた場合、体の前側におろさないようにおこなってください 可能であれば、両肩をおろす時に息を吐いた方が筋肉はゆるみやすいです。 ※息の吐き方は、鼻でも口でもどちらでも大丈夫です。
ステップ② :肩こり振り子体操
腕を大きく振り子のように動かしていきます。
この振り子体操をステップ②にした理由は、腕を大きく動かすことで肩周辺の筋肉がほぐれるからです。
腕を大きく振るため、腕がご家族やペットなど、ぶつからない空間スペースを確保していただき怪我をしないようにおこなってくださいね。
【動画でチェック】肩こり振り子体操
【事前準備】
腕を振った時に手が床にあたらないようにしたいため、できるだけ体を水平にさせるようなソファーやベッド・椅子など高さのある所でおこなってください。
【手順】
右肩の場合
① 左手と左膝で体を支えてください
② 右脚の位置は、体のバランスがとれる位置で調整してください
補足
動画では顔を上げておこなっていますが、しんどい場合は頭を下げておこなっていただいて大丈夫です。好みで調整してください。
③ 肩の力を抜いて、はじめは小さく腕全体を振っていき徐々に大きく振ってください
目安は7~10秒です。
④ 反対側(左肩)をおこないます、体の向きを変えてください
⑤ 右手と右膝で体を支えてください
⑥ 左脚の位置は、体のバランスがとれる位置で調整してください
⑦ 肩の力を抜いて、はじめは小さく腕全体を振っていき徐々に大きく振ってください
目安は7~10秒です。
ステップ③ :ゆるゆる脱力ジャンプ!肩ほぐし運動
最後に全身運動でおわります。
ステップ③にした理由は、全身を使った運動をおこなうことで血行がよくなり、よく眠れるからです。
「ゆる~く」「かる~く」がポイントです。
下の部屋に、ご家族がいる場合はドンドンうるさくないか確認された方が親切でしょう。
マンションやハイツなどでは、そうした確認はむずかしいと思います。
音や振動はご近所トラブルにもなり得ますので、音がしない、揺れない。
ポイントである「ゆる~く」「かる~く」を忠実におこなってください。
【動画でチェック】ゆるゆる脱力ジャンプ!肩ほぐし運動
【手順】
① 肩の力をぬいてください、可能な限り脱力してくださいね
② 膝のクッションを利用して(ゆるい感じ)5~10回ジャンプをしてください
ジャンプ中に「肩がほぐれる~」「全身が楽になる~」というイメージをすると効果的です。
注意
・両肩がすごく揺れるような、はげしいジャンプはしないでください
・個人差あると思いますが、30秒以上ジャンプをすると筋肉痛になるかもしれません
ポイントを忠実に守っておこなってくださいね。
私の経験談として、ステップ②と③を始めておこなった時は筋肉痛になりました。
それほど普段から運動をしていなかったことが証明されたのです。
もし筋肉痛になった場合は、しばらく肩こり体操をお休みしてください。
そうして筋肉痛が収まってから再びおこなうことで、筋肉痛がおこらなくなりますし肩も楽になっていきますよ。
社会人向け|デスクワーク・テレワークの肩こり解消セルフケア
社会人の肩こりのメカニズムとして、わかりやすいパソコン作業でご説明します。
パソコン作業時は約6㌔ある頭を、肩や首の筋肉で支えてモニターを見ています。
もし… 5㌔のお米をずっと腕で持っていることを想像すると、早くおろしたいと思いませんか?
でも、肩や首の筋肉は、いつも頭を支えてくれている影の率役者です。
パソコン作業中は、基本的に同じ姿勢がつづき指をよく使い手首はほとんど動かしません。
仕事内容によってはスピードを求められる。あるいは作業量が多く、それに伴い時間がかかることもあります。
つまり、頭を支える・同じ姿勢・腕の疲労・スピード・作業量と時間。
これらの要因が合わさることで肩だけではなく首もこりやすくなるのです。
そうしたメカニズムがわかっていますから、後はセルフケアをおこなうことで肩こりや首こりも予防することができます。
それでは当院がイチオシする、短時間で効率のよいセルフケアをご紹介します。
おおまかな流れとしては、肩こり体操の後に首のストレッチをおこないます。
肩こり体操は先にご紹介をした肩すくめ体操がシンプルかつ効果的なため、こちらでも採用しました。
椅子に座っても立ってでも大丈夫ですよ。
【動画でチェック】肩すくめ体操
【手順】 ① 両肩の力をぬいてください ② 両肩をすくめるように上げていきます ポイント 両肩を上げていく方向ですが、真上に上げていくというよりも、少し斜め後ろ後方に上げていく気持ちでおこなうと丁度いいでしょう。 ③ 両肩が上がりきったところでキープ、深呼吸を1回おこないます ※深呼吸の方法ですが、鼻炎や花粉症で困る方もいらっしゃることから、鼻でも口でもどちらでも大丈夫です。 ④ ゆっくりと両肩をおろしてください ポイント 斜め後ろ後方に上げていた状態から、そのまま真下におろしてください。 ※横からみた場合、体の前側におろさないようにおこなってください 可能であれば、両肩をおろす時に息を吐いていただいた方が筋肉はゆるみやすいです。 ※息の吐き方は、鼻でも口でもどちらでも大丈夫です。
次に首のストレッチをお伝えします。
この首のストレッチも椅子に座っても立ってでも大丈夫です。
先に動画で全体像をつかんでいただき、手順通りにおこなってください。
【動画でチェック】首のストレッチ
【首のストレッチ 左側の手順】 ① 左の手を内側に最大限までひねった状態にしておきます(手順④まで、ずっとこの状態です) 目的として、首の深い筋肉(インナーマッスル)までストレッチをすることができます。 ② 頭を右方向に45度水平に回して、そこで固定してください ③ 右手を後頭部にまわしてください ポイント ストレッチをかけやすくするために、手を後頭部にひっかけるようなイメージでまわしてください。 ④ 右手で頭を斜め下方向にストレッチをかけてください ポイント ②の頭を45度水平に回した状態から、そのまま斜め下方向という意味です。 体が傾くと首のストレッチ効果が薄れるため、ストレッチをかけた時に体ごと斜め下方向にもっていかれないようにしてださい。 ストレッチをかける時間ですが、3~7秒を目安におこなってください。 ⑤ 力をぬいておわってください ⑥ 反対側の首もストレッチをしてください ※手順は、説明文の手や頭を回す方向を逆にしてください。
デスクワークやテレワークが中心の方は、ぜひ作業前やランチ後・トイレ休憩の時におこなってみてくださいね。
家事や育児による肩こりとセルフケア
家事や育児による肩こりの原因は、腕の疲労です。
具体的には下記の腕の筋肉です↓
・上腕部の三角筋
・肘関節まわりの筋肉
・手首周辺の筋肉
これらの腕の筋肉の疲労が肩こりにつながり、酷くなると首がこってきます。
さらに酷くなると、頭痛・めまい・吐き気・気分の落ち込みなど、様々な身体の不調(自律神経失調症と似たような不調)につながりかねません。
ところが、そうした身体の不調の多くは病院を受診されても原因不明と言われることが多いです。
でも私からすれば、根底にある原因は腕の疲労です。
というのも、前述した身体の不調で血液検査やMRI・レントゲンで腕の疲労の数値化や腕の筋肉や関節の状態は検査されませんよね?
これが肩こりで悩む方が一向に減らない一つの要因だと考えています。
なぜ腕が疲れるのかというと、お買い物袋やゴミ出しなど重いものを持つ。
掃除機やお料理、洗濯や布団を干したりアイロンがけなど、それぞれの状況によって腕の負担にバラつきはあるものの日々の積み重ねによって腕が疲れてしまいます。
これは盲点だと思いますが、多くの方が腕の疲れに気づかずに腕よりも肩がこることに気づかれます。
それは、肩こりでマッサージや整体にいきたいと思う方が圧倒的に多く、腕が疲れたからマッサージや整体にいこうと思う方は限りなく少ないことで証明されます。
さかい快福整体堂が考える本来ケアをするべき優先順位は... 肩>腕 ではなく、 腕>肩 だと断定することができます。
さて、育児による肩こりについては、乳幼児や幼児を抱っこする際も腕を使います。
私も現在3歳になる娘を育てていますが、体重が増えると共に腕にかかる負担も増えてきているのがよくわかります。
正直にお伝えすると、左の親指がバネ指になってしまい慌ててケアをしました。
抱っこの場合、腕にかかる負担に加えて腕のつけ根(脇付近)と肩甲骨周辺の筋肉にも負担がかかります。
また産後の場合は、抱っこ紐やスリングによってベルトが肩にかかることで肩がこりやすくなります。
これは致し方ないことですので、腕のケアをしたり肩のセルフケアをしていく必要があると考えます。
簡単にできる腕のセルフケア3選
毎日が忙しく、お子様から目が離せない時が多い方のために、簡単にできる腕のケアを3つご紹介します。
3つ全てをしていただくことが理想ですが、忙しく時間的にむずかしい場合は1つだけでも大丈夫ですよ。
【動画でチェック】腕のケア①
【解説】
片方の手で反対側の腕全体をサッサッとさすってください
意図として、筋肉がビックリしないように今から刺激を入れていきますよ。という事前予告です。
ポイント
手首のスナップを効かせて、サッサッとさすります。
5~10回さすり、反対側の腕もさすってください。
【動画でチェック】腕のケア②
【解説】
両腕をダランとした状態でブルブルゆらしてください
疲れ具合によると思いますが、個人的に約5秒でいいと思います。
【動画でチェック】腕のケア③
【解説】
片方の手で、反対側の上腕~肘周辺~前腕~手首~手のひら~指先まで、ギュッ・ギュッ・ギュッとつかんでいってください。
ポイント
イメージとしては、手全体で血圧計のように包み込むように(密着させる)つかむと気持ちがいいですよ。
全ての部分を包み込むことはむずかしいですから、できる範囲で大丈夫です。
上から下、上から下、上から下、この流れで3回つかんでくださいね。
おわりましたら反対側の腕も、上腕~肘周辺~前腕~手首~手のひら~指先まで、ギュッ・ギュッ・ギュッとつかんでいってください。
隙間時間にできる肩こり体操
シンプルかつ隙間時間にできる肩こり体操、肩すくめ体操の変則バージョンをご紹介します。
【事前に用意をする物】
未開封状態の350mlのペットボトルを2本。(水が無難です)
もしダンベルをお持ちの方は、一番軽いダンベルでおこなっても大丈夫です。
【動画でチェック】隙間時間にできる肩すくめ体操
【手順】 ① 両手にペットボトル(もしくはダンベル)を持って、両肩の力をぬいてくだい ② 両肩をすくめるように上げていきます ③ 両肩を上げきった状態で3秒維持して、一気に下へストンと脱力させてください ※ペットボトル(ダンベル)の重みで相乗効果がでます ポイント もし、ペットボトルを持ったままだと効きすぎる場合は、中身をへらしていただくか(外に漏れないようにしっかり締めてくださいね)ペットボトルを持たずにしていただいても大丈夫です。 ②と③の手順を5~10回を目安におこなってください。
さて、これまでの内容は特定の方に向けて解説をしましたが、これ以降は日常生活の場面別で解説していきます。
お問い合わせ・ご予約の方法
入浴中に効果的!肩こり解消セルフマッサージ
このセクションでは、入浴中に効果的な肩こり解消セルフマッサージをご紹介します。
入浴中におこなうメリットとしては、汗でべたつくことなく指が滑らかに動く。
服の上からマッサージする場合と比較すると、力加減が少なくて済むことです。
湯船につかりリラックスした状態でおこなってくださいね。
① 肩のつけ根・首筋へのセルフマッサージ
【動画でチェック】肩のつけ根へのセルフマッサージ
【事前知識】
・中指と薬指、この2本の指の腹(指紋がハッキリしているところ)を使います
※人差し指は必要に応じて添える程度
動画で全体像をつかんでいただき、手順通りにおこなってみてください。
【手順】 ① 片側の肩のつけ根(ネックレスライン)に、2本の指の腹を添えて押さえてください 可能な限り背骨の近くまで指をまわし、固い・もしくは気持ちがいいポイントを起点として②をおこないます。 ② 固い・もしくは気持ちがいいポイントを押さえた状態で、ゆっくりと首を回してください 首を回す目安の回数は、2~3回。時計回り・反時計回りどちらでも構いません。 ③ 反対側の肩のつけ根も①と②の手順でおこなってください
【動画でチェック】首筋へのセルフマッサージ
【手順】 ① 両手の人差し指・中指・薬指(3本の指の腹)を、背骨沿い(背骨の横)の筋肉に触れてください ② 円を描くように首筋に沿ってセルフマッサージをしていきます お疲れの状態によって2~3回おこなってください。 注意 後頭部付近の首を強くほぐしたり5分以上など長くすると、入浴効果が加わることで頭がフラフラしたり吐き気を催す可能性があります。 はじめは軽い刺激で様子をみましょう。
② 鎖骨の下にある筋肉へのセルフマッサージ
肩こりを感じる方は、下記の筋肉が固くなっていることが多いです。
・鎖骨の下にある筋肉
・大胸筋のつけ根(脇に近い筋肉)
理由として、普段私たちは腕を前にして何らかの作業をおこないますが、その時に上記の筋肉が収縮することで固まりやすいからです。
こちらも先に動画をご覧いただき、手順通りにおこなうとわかりやすいですよ。
【動画でチェック】鎖骨の下にある筋肉へのセルフマッサージ
【手順】 ① 片手の人差し指・中指・薬指(3本の指の腹)を、反対側の鎖骨の下付近の筋肉に添えてください ② 内側から外側に向かって、ゆっくりと円を描くようにほぐしてください 円を描く方向は、時計回りでも反時計回りでも大丈夫です。 お疲れの状態によって2~4回おこなってください。 ③ 反対側も同じ手順でおこなってください
就寝前に質のいい睡眠をうながす肩こり体操
質のいい睡眠をとることで、気持ちのよい朝・活動的な朝を迎えることができます。
それを実現させるために、睡眠や体調に関わる体液(脳脊髄液)の循環促進を取り入れた肩こり体操をご紹介します。
豆知識
脳脊髄液は、脳や脊髄のなかにある神経へ栄養を送り老廃物を排出する役割を担っています。
【下からみた動画でチェック】質のいい睡眠をうながす肩こり体操
(注意)
動画は手順通り全てをお伝えすると長くなるため、深呼吸や足の押し出しの回数を減らしています。
事前準備として、お布団やベッドで上向きで寝てください。
【手順】
① 両手を組んで背伸びをした状態をキープして、深呼吸を3回おこなってください
つぎに②の準備段階として、両手で骨盤を挟み込むようにして保持します。
ポイント
骨盤を挟む込む強さですが、赤ちゃんを優しく抱っこする。あるいは豆腐を潰さないくらいの強さ。
骨盤をやわらかく包み込むイメージです。
この骨盤の挟み込みは手順⑤まで継続してください。
※もし骨盤を挟み込んだ際に手首や肩の関節が痛い場合は、下の写真のような手の位置で合わせてください
直接指導できないことから完璧を目指されず、負担のないようにはじめてくださいね。
② 足を交互にジワーと押し出してください
・右足を押し出し、戻す
・左足を押し出し、戻す
この流れを合計10回(右足5回・左足5回)おこなってください。
ポイント
ジワーの例えは、血液検査の注射器の速度、もしくはYouTubeの再生速度を標準から0.5に遅くしたようなイメージです。
とにかく、ゆっくり足を押し出すことで脳脊髄液の循環が促進されます。
③ 頭を45度(おおよそで大丈夫です)天井方向を見て、深呼吸を1回おこない頭を元の位置に戻してください
④ 両足首を一緒に左右に振ってください(ワイパーのようなイメージです)
足首を振るスピードは動画を参考にしてください。
⑤ 足を交互にジワーと押し出します。(②と同じことをします)
・右足を押し出し、戻す
・左足を押し出し、戻す
この流れを合計10回(右足5回・左足5回)おこなってください。
⑥ 最後に両手を組んで背伸びをした状態をキープして、深呼吸を3回おこないます
【横からみた動画でチェック】質のいい睡眠をうながす肩こり体操
(注意)
動画は手順通り全てをお伝えすると長くなるため、深呼吸や足の押し出しの回数を減らしています。
補足
当整体院を利用していただいている方に、よくお伝えしている体操です。
印象として、ゆっくりなのと単調な体操であるがゆえ、どうしても途中で動きが早くなってしまいます。
でも、早く動かしてしまうと肝心の脳脊髄液の循環がうまくいきません。
動画を参考に、とにかくゆっくりを意識しておこなってくださいね。
起床後の時短!肩こり解消運動
忙しい朝だからこそ10秒だけ肩に時間をください!
仕事に集中できるように、あらかじめ肩をほぐしておく運動をご紹介します。
名づけて「ゆるゆる脱力ジャンプ!肩ほぐし運動」
【動画でチェック】ゆるゆる脱力ジャンプ!肩ほぐし運動
【手順】
① 肩の力をぬいてください、可能な限り脱力してください
② 膝のクッションを利用して(ゆるい感じ)5~10回ジャンプをしてください
ジャンプ中に「肩がほぐれる~」「全身が楽になる~」というイメージをすると効果的です。
注意
・両肩がすごく揺れるような、はげしいジャンプはしないでください
・個人差あると思いますが、30秒以上ジャンプをすると筋肉痛になるかもしれません
ポイントを忠実に守っておこなってくださいね。
私の経験談として、たとえ筋肉痛になったとしても、しばらく期間を空けておこなうことで肩が楽になってきますし筋肉痛もおこらなくなります。
肩はもちろん全身を動かす運動でもありますから、とても気持ちがいいですよ。
まとめ
肩こりについて様々なシチュエーションを想定したうえで、とにかく簡単・シンプル・思い出しやすいセルフケアを厳選しました。
理由として難しいセルフケアは続かない可能性が高いからです。
私自身、年齢的に若くはありません。
日々の施術やブログ更新などのパソコン作業、家事、育児で腕を酷使しています。
それでも肩こりで困らないのは常日頃からセルフケアをしているからです。
身体に痛みや凝り・不調のない状態で公私ともに過ごす。
そうすることで、当院とご縁をいただいた全ての方の参考になればうれしく思っています。
今回お届けしたブログ、できるだけわかりやすく説明をしたつもりですが、むずかしいところがあれば、気軽にお問い合わせくださいね。
今後も様々な状況で肩こりに悩む方の解決策となれるように、随時更新していきます。
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さいごまでお読みいただきまして、ありがとうございました。