ブログへ訪問していただきまして、ありがとうございます。
元自動車整備士・元社会人営業マンを経験した現整体師。
転職したことで天職にめぐりあえた、さかい快福整体堂の市川 猛(いちかわ たけし)です。
本日のブログは、首こりに関連するテーマ。スマホ首についてお届けします。
首こり(頚性神経筋症候群)の第一人者。東京脳神経センター理事長、松井孝嘉先生が「スマホ首病が日本を滅ぼす」という過激なタイトルの書籍を2018年に出版されました。
首こりは、もはや現代病です。
平成から令和に変わり、時代の移り変わりと共にスマホ利用が首こりをはじめ、様々な体調不良を引き起こす原因を考える。
いや…スマホ利用時の姿勢について警笛を鳴らす位置づけの書籍だと思います。
今ご覧くださっているブログでは、スマホ首を分かりやすく解説。
スマホ首がきっかけで首こりや様々な体調不良を引き起こす理由。
整体師がおすすめする、スマホ利用時の楽な姿勢をご紹介します。
ぜひ、最後までご覧くださいませ。
スマホ首とは?
首こりは万病のもと
肩こりの場合は、肩周辺の「こり」で辛い方がほとんどです。
一方、首こりの場合は身体全体に影響を及ぼしてしまいます。
【首こりがきっかけで身体全体に影響を及ぼす一例】
頭に関する不調
頭痛・めまい・ふらつき・耳鳴り・頭重感など
内臓に関する不調
胃の痛み・お腹が痛い・生理痛・頻尿など
メンタル面
意欲の低下・集中力の低下・抑うつ・情緒不安定
なぜ、首がこると身体全体に影響を及ぼすのかというと、首には人間の生命を支える重要な器官がたくさん詰まっているからです。
なかでも、一番大切なのが神経の束である脊髄。
首がこってしまうと、中にある神経の束(脊髄)が窮屈。ギューってなるような。
各器官にスムーズに伝達しにくくなることで身体の調子が悪くなるイメージです。
ところが、そうした身体の不調で病院を受診されても「特に異常はありませんよ」と説明されるケースがほとんどです。
なぜなら、これらのケースの原因は首こりの可能性が高いからです。
さらに考察をすると、首がこった本当の要因というのはスマホ利用時のうつむき姿勢。つまり、スマホ首です。
※スマホ首以外にも、猫背・ドライブ首・パソコン作業・過緊張など様々な要因があります。
もし、上記の身体の不調で何らかのお薬が処方されたとしても、原因が首こりでしたらお薬を服用されても効果がないどころか、副作用の影響で身体の調子が悪くなる恐れがあります。
それでは本末転倒ですよね。
次のセクションでは、データで見るスマホの利用頻度をお伝えします。
1日のスマホ利用「平均時間」が増加中
その項目の1つに、スマホを1日で見る平均時間を記入していただいています。
下の画像は、集計をしてグラフ化したものです。
2~3時間:53%
1時間以内:28%
3~5時間:11%
5時間以上:5%
時間があれば常に:3%
1時間以内の方が、全体の28%。
残り72%の方が2時間以上、毎日スマホを利用されています。
ちなみに私は、3~5時間に該当します。
それもそのはず、今の時代はスマホ1つで↓
・通話
・インターネットネット検索
・ゲーム
・LINE、Twitter、Instagram、Facebook
・YouTube(閲覧、編集、アップロードなど)
・サロンや美容室、病院などのインターネット予約
・道案内
・ポッドキャスト
・アラーム
・BGMとして活用
・スプレッドシート、パワーポイントなど資料の制作
・オンラインミーティング、オンライン飲み会など、世界中の方とつながることができる
・ネットショッピング、配達の手配、決済
・インターネットラジオ視聴
・万歩計や睡眠時間、ダイエットの経過など体調管理
など、様々なことができるようになりました。
2020年以降は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐ、緊急事態宣言・まん延防止措置により自宅で過ごす機会が増えました。
広告関係者向けのイベント、YouTube Brandcast JAPAN 2021によると、2020年9 月の YouTube 月間利用者数は 約6,900 万人。
YouTubeに限定しても、国民の半数を超える人がスマホを利用しています。
個人的な感想としては、スマホは生活に欠かせないツール。
とても便利な機能が満載で、超小型の精密機械という印象を持っています。
そうして一人一人、様々な事情によって1日のスマホを利用する平均時間が増えていると推測します。
スマホ首の要因 うつむき姿勢に要注意!
上の画像のような姿勢。
周りを見渡すと、よく見る姿勢ではないでしょうか?
この姿勢を整体師の視点で解説をすると、うつむき姿勢に加えて、左手にスマホを持っているため、左の首がこりやすくなります。
左手にスマホを持つことで体はどうなっているのかというと、まず左の手首が内側に曲がった状態で、ほぼ固定になるため、前腕のなかでも橈骨側(親指側)の筋肉が固くなります。
※前腕は、橈骨(親指側)と尺骨(小指側)に別けられます。
そして、左の上腕二頭筋・上腕二頭筋のバランス筋である上腕三頭筋(スマホを持っている場合、肘関節に近い上腕三頭筋)・三角筋に力が入ります。
つまり、左の上肢(指先~手のひら~手首~橈骨側の前腕~上腕全体)に力が入ります。
ところが、そうした力は無意識で入るため、当の本人は上肢に負担がかかっていることに気づきません。
スマホ(集中・熱中・楽しい)>>>上肢の負担には気づかない!
それについての詳しい説明は、こちらのブログを参考にしてください↓
さて、次のような姿勢の方も、よく見かけます。
実演してみると確かに楽といえば楽なのですが、首の負担(脊髄の負担)を考えると、おすすめしません。
理由は、以下の3つです。
・うつむき姿勢であること うつむきの角度がきつくなることで首の後ろ側の筋肉に負担がかかります。 首こりをはじめ、ストレートネックで困る可能性が高くなると予測します。 ・筋肉は背骨を中心に、左右対称に付着しているものですが、偏った筋肉のこりになってしまうこと ・右の首と左の首の筋肉に左右差がでることで、体がねじれるから 体がねじれると、肩・背中・腰の不調につながりかねません。
もし、下の動画のような姿勢でスマホを見ていらっしゃたら、できるだけうつむき姿勢にならないようにしていきましょうね。
スマホ利用時の楽な姿勢をご紹介
理由
一見小さなスマホですが、重さは144g~195gと意外に重たいものです。
これまでご説明したように、スマホを利用することで、上肢(指先~手のひら~手首~前腕~上腕)に負担がかかり、やがて重だるさを感じるようになります。
上肢を楽にする休憩ポイントが肘。
理由としてスマホを持つと肘が下がり、うつむき姿勢になることから首がこる。
肘を上げれば、スマホを見る目線が上がるため、首の負担は軽くなるからです。
しかしながら、それでは上肢が疲れてしまいますから長続きはしません。
そのため、肘を楽にさせる更なる工夫が必要になってくるのです。
一つアイデアとして、すでにお気づきの方がいらっしゃるかも知れませんが、肘を置くことができるチェアーなどでスマホを見るというのがあります。
ただ、それだけでは限定的な休憩ポイントとなるため、どこにいても肘を楽にさせる必要があります。
そのコツがこちら↓
スマホを持つ反対側の腕を利用して、肘を楽にさせています。
ショート動画でご確認ください↓
横からバージョンもどうぞ↓
画像で肘の高さや、うつむき姿勢を比較すると、違いがお分かりだと思います。
これなら簡単。どこにいても肘を楽にさせることができます!
スマホを利用した後は、腕のケアもしておくとGOOD!
シンプルな腕のケアを3つご紹介いたします。
お好きな組み合わせでケアをしてくださいね。
腕をさするだけでも気持ちがいいんです!
テンポよくグッグッと腕をつかんでいきましょう
両腕をだらんとさせて勢いよくブラブラ~
私の仕事は腕を酷使するため、よくお昼休憩や信号待ちなど、すき間時間を見つけて腕のケアをしています。
おわりに
首こりは万病のもと
首こりの一つの要因が、本日お伝えしたスマホ首。
対策として肘を楽にさせる姿勢をお伝えしました。
「スマホを見る時間を減らしてください」といえば簡単です。
でも、私を含めて多くの方が身近にスマホがあることで生活が楽、スマホはなくてはならないツールだと思います。
スマホを上手に利用しつつ、身体の不調を予防する。
それを考えた時、とてもハッピーだなぁと思いながらブログを書かせていただきました。
少しでも、あなたのお役に立つことができていれば幸いです。
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。