腰痛のお客さまから聞いた「反り腰になってしまったきっかけ」3選

腰痛 カウンセリング

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元自動車整備士・元社会人営業マンを経験した現整体師。

転職したことで天職にめぐりあえた、さかい快福整体堂の市川 猛(いちかわ たけし)です。


本日お届けするテーマは、反り腰です。

反り腰の姿勢

反り腰は骨盤が前傾し、それを補うように腰を反らせることによって体の前後のバランスを取るようにしています。しかしながら無理な姿勢であることから身体に支障がでてきます。

特に多かった反り腰になってしまったきっかけを、3つお届けしようと思います。

それでは、さっそくご覧ください。

① ヒールの高い靴の使用

ハイヒール
理由:ヒールの高い靴は、つま先や脚の前側に体重がかかりやすくなるから。

仕事・オシャレ・みんなが履いていたから。

みなさん、それぞれ事情がありますよね。

ヒールを購入する際、反り腰になる可能性があることを調べて購入する方は、ほぼいないでしょう。

年に数回程度でしたら、反り腰にならないかもしれませんが、購入したからには何度も履きたいと思って当然だと思います。

生物界で考えると、ヒトは本来あるべき体の使い方を超えていますが、見た目が変わることによって、他人が受ける印象が変わったり、オシャレなヒールの購入を考えるとワクワクするなどメリットもあります。

② いい姿勢を意識し過ぎた

椅子に座る女性
理由:よい姿勢を保つために胸を張ることによって骨盤が前傾するから。

意外に多いのが、いい姿勢を意識し過ぎることによる反り腰です。

一般的に、反り腰よりも猫背の方が認知されていますよね。

猫背は悪い姿勢というように。

それが世間一般的な常識となり、猫背にならないように胸を張る姿勢を意識する。

そうすることで、今度は反り腰になってしまう。

実際、おおげさに胸を張る姿勢をしてみてください。

すると、お尻が後ろ側(出っ尻)にでる感覚になると思います。

これが、いわゆる骨盤が前傾した状態です。

③ 妊娠・ご出産

妊婦の母に寄りそう子供
理由:妊娠後期、お腹が大きくなるにつれて骨盤が前傾し出産の準備に入るから。

とはいえ、出産された方全てが反り腰で困っている訳ではありません。

出産後も反り腰でお困りの方は、①か②の影響も考えらえますし、産後の骨盤矯正を受けていない(もしくは最後まで通院していない)ことによって、反り腰になっていると推測します。

産後の骨盤矯正の必要性は、出産を迎える時期になると、「リラキシン」と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が増え、骨盤を固定する靭帯をゆるませるよう働きかけます。

出産が終われば、リラキシンの分泌量は徐々にへり、ゆるくなっていた靭帯も元の状態に少しずつ固くなってきます。

この時期にしっかり骨盤矯正を行っていれば、骨盤の状態(前傾や後傾も含めて)はもちろんのこと、妊娠前から負担をかけていた背骨・股関節・膝関節なども、同時によくなりやすい最善の時期です。

よく、「出産後1年経過しているけれど、もう産後の骨盤矯正は遅いですか?」とお問い合わせをいただくことがございます。

充分ケアができますのでご安心ください。

おわりに

市川 猛

同じ腰痛でも、反り腰・骨盤の歪み・背骨の歪み・猫背・筋肉疲労・筋力低下など、様々な原因があげられます。

それでも、これらのなかの認知度でいえば反り腰は低いと感じざるをえません。

なぜなら、多くの方が他の原因を何となくイメージできても、反り腰はイメージしにくいですし話題にのぼりにくいからです。

実際に、TVや雑誌で「反り腰」を特集した制作物を見たことがある方は、ごくわずかだと思います。

このブログが、少しでもお役に立つことができれば幸いです。

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