あなたは大丈夫?パニック障害になりやすい人の特徴

パニック障害になりやすい人の特徴

ブログへ訪問していただきまして、ありがとうございます。

パニック障害を患い克服をした整体師。さかい快福整体堂の市川 猛(いちかわ たけし)です。

本日のテーマは、パニック障害になりやすい人の特徴についてお届けします。

このブログの意図としまして、私自身がパニック障害経験者である事と、当院のお客様にヒアリングをしたことで幾つかの共通点が分かってきました。

それらをお伝えすることで「こういうのがあるんだ」と、気づいていただける機会になると思った次第です。

ご覧くださっているブログが、少しでもお役に立つことができれば幸いです。

パニック障害について

パニック障害
パニック障害とは?

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作(パニック発作)を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。

このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。

そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。

とくに、電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、外出ができなくなってしまうことがあります。

厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルスより引用

私の経験上、突発的な体の不調に加えて慢性的な体の不調。

さらに、不安感(予期不安)や恐怖心(広場恐怖)が常につきまとっていました。

ここととからだの関係イラスト

なぜ、パニック障害になったのか?

根底になり得る原因を考える余裕もなく、薬を飲めば治るだろう。

そう思っていたのですが、現実はそう甘くはなかったです。

原因は自分にある。という視点になれたことで、パニック障害を克服するきっかけとなりました。

これからパニック障害になりやすい人の特徴を7つ述べさせていただきますので、参考になさってくださいね。

パニック障害になりやすい人の特徴 ① こだわりが強い

細かいことが気になる。

きちっとした性格の方。

自分で「やり過ぎ」と分かっていても、何らかの行為や作業をやめられない。

決まった所作、「こうあるべき」という考えが基の行動。

一例をあげると、ボールペンや家の鍵など私物の置き方(表裏、位置、真っすぐなど定位置)が決まっている。

こだわりの強さは、生まれ持った気質もあるでしょうし、親の躾や教育、学生時代や社会人になってから何かがきっかけで、こだわりが強くなるなど人によってさまざまです。

こだわりは物事に妥協することなく、とことん追求する意味合いもあります。

自身を成長させるための、いいこだわりもあれば、逆に自身をしんどくさせてしまっているこだわりもあります。

公私に渡って、自身をしんどくさせてしまっているこだわりが強い(あるいは多い)場合、知らず知らずのうちにエネルギーを消費するため、体力・気力が奪われてしまいます。

こだわりは、いわば強烈な個性とも言えて、他人から指摘をされても改められる方は少ない印象です。

パニック障害になりやすい人の特徴 ② 完璧主義

たとえば、与えられた仕事を100%完璧に仕上げる心づもりと行動。

効率のよいだんどりを考えられたり、先々のことを考えて用意周到に仕事をこなす。

イレギュラーが発生すると慌てたり動揺をしてしまったり、イライラしやすい。

臨機応変な対応が苦手。

他人に任せるよりも、本当は自分一人で作業をおこないたい。

ご本人が気づいていない場合も含めて完璧主義であるがゆえに、他人にも自分と同じような仕事のやり方を求めてしまう。

いってみれば、自分に厳しく他人にも厳しい。

そのため他人と衝突するケースもございます。

完璧主義をゆるます意識といいますか「ちから」の抜きどころは、むずかしいかもしれません。

それでも、「まぁいいか」「今日はここまで」など区切りをつけるなど、自分に優しい心構えや行動がよいでしょう。

パニック障害になりやすい人の特徴 ③ 気を遣い過ぎる

気を「遣う」と、気を「遣い過ぎる」の境界が人によって異なるため解釈がむずかしいのですが、気を遣い過ぎるとエネルギーを消費するため、気力や体力が奪われてしまいます。

また、同じ気遣いでも、社会的な立場を考えて無理にいい人(気配りができる人)を演じられるような方の場合は、相当のエネルギーを消費します。

自然体。無理なく程よい気遣いくらいが、ちょうどよいかも知れません。

パニック障害になりやすい人の特徴 ④ 繊細、感受性が高い

人一倍、何かを感じやすい。

相手の表情や話し方、言葉の選択によって傷つきやすく、ひきずってしまう。

何かと察する能力が高いがゆえに、困っている人がいると放っておけなく感情移入しやすい。

近年、HSP(Highly Sensitive Person ハイリーセンシティブパーソン)という言葉が認知されつつあります。

HSPとは非常に繊細な人。気質的なことを指し、5人に1人がHSPだといわれいます。

繊細な方の場合、多くの人と関わる学校や職場などで、知らず知らずのうちに気が張っている(気を遣っている)ため、エネルギーを消耗してしまいます。

繊細な方の特徴
  • 帰宅をすると疲れがドッとでてくる。
  • 週末は自宅でゆっくりと過ごしたい。
  • 一人で自由に行動をしたい。
  • ふとした時に、生きづらさを感じる。

実は、私も繊細(HSP)です。

例をあげると、産まれも育ちも住まいも大阪府堺市なのに、大阪特有のイジリを真に受けて傷つくタイプです。

また、きつい大阪弁(泉州弁)を話される方が苦手で、ガヤガヤする場所(繁華街や飲食店)も苦手。

言葉もそうですが、音に敏感です。

今、思えばHSPのことを知らずに生きてきた10代から40代前半までは、世間から浮いた存在だと思っていました。

うまくいえませんが、社会の輪に入れないといいますか、他人の視線を気にしたり、他人からどう思われているんだろう?と気にしてしまう他人軸。

自分らしさ、自然体な自分ではありませんでした。

自分の特性をよく知り、捉え方を変える。自分らしく生きる。

他人軸から自分軸に変えていくことで疲れにくくなりました。

パニック障害になりやすい人の特徴 ⑤ マイナス思考

物事の捉え方をプラスではなく、マイナスで悪い方に…悪い方にと捉えてしまう。

そうしたマイナス思考は、精神的ストレスが蓄積されやすいため注意が必要です。

事実は一つ、捉え方は二通りある。

「物は考えよう」といわれるように、自分にとって得になるようなプラス思考がよいかも知れません。

たとえば、仕事の向き合い方で一例をあげると、苦手な業務を任されたとしましょう。

その業務をイヤだな。誰か替わってくれないかなと捉えられるのはマイナス思考です。

一方「これは自分が成長するチャンスだ!」「頼まれごとは試されごと」と捉えられるのはプラス思考です。

苦手な業務という事実は1つで変わることはありません。でも、捉え方は2つの選択肢があるのです。

とはいえ、無理やり感のあるプラス思考がよいという訳ではありません。

なぜなら、マイナス思考からアイデアが湧き出たり、業務効率が向上するなどプラスに転じることができるからです。

マイナス思考でもOK。

でも、ずっとそのままマイナス思考ではなく、発想の転換(プラス思考)ができるとよいでしょう。

パニック障害になりやすい人の特徴 ⑥ 考え過ぎ

物事を深く考え込むタイプ。

ご家族やご友人、職場の同僚など他人から「考え過ぎ」と言われたことがある方は、注意が必要です。

なぜなら、同じ考え過ぎでもワクワクすること、どんどんアイデアが湧いてくるようなプラス要素の考え過ぎならまだしも、消極的・回避的・マイナス要因による考え過ぎの場合は脳のエネルギーを消費するため、体調不良につながる可能性があるからです。

パニック障害に限らず、体調不良でお困りの方の考え過ぎの特徴として、よく頭では考えられるのですが、行動に移されていない(もしくは、行動量が足らない)ケースが見受けられます。

実は、以前の私もそうで「石橋を叩いて渡る」タイプ。

頭で考え過ぎて、物事の判断・決定を下すことが遅い。

視野が狭いといいますか…そのため、どんどん作業がたまってモチベーションが低下する。

そんな悪循環に陥っていました。

ある時「行動しながら考える」という方がいらっしゃるのを知って、すごい行動力だなと驚いたことがございます。

確かに、いろいろと考えたうえで行動に移してみても、当初考えていた事とは違う出来事が度々起こります。

「考え過ぎてもOK!でも行動ありき、ダメだったら変えればいいから。」

これくらいのお気持ちで、考えて行動に移されると体調不良につながる脳疲労が軽減されるでしょう。

パニック障害になりやすい人の特徴 ⑦ 心配性

心配とは、心配になる対象が比較的ハッキリとしていて、これから起こるかも知れない不確実な出来事について、ネガティブに考え続けることをいいます。

心配は不安よりも、その対象が明確で、恐怖よりも対象が明確ではないと位置づけられています。

たとえば、人間ドックを受診したとしましょう。

検査結果の通知が届くまで、何か検査でひっかからないか心配。

このケースでは、不安や恐怖には該当しません。

不安の場合は、人間ドックを受ける以前から漠然と体調がわるい。どうすればいいのか手探りな状況。

恐怖は、人間ドックの検査結果で悪い報告を受けた時。深刻な病気だと分かった時点で怖さを感じると思います。


心配は、心を配ると書きます。

その心配りがご自身や、ご家族、ご友人など様々な対象者と様々なシチュエーションがあります。

近年の心配の代表例は新型コロナウイルス。これは、対象がハッキリとしています。

ご家族や親しい方が遠方に住まわれていると心配されると思います。

心配性の方の個人的な印象としては、優しくて思いやりがあります。

そうした気質的な所を変えていくことはむずかしいかもしれません。

もし、心配事で気分や体調が優れない。

そう感じられる場合は、一人で抱え込まれずどなたかに話しを聴いていただけるのなら、気持ちの整理ができるでしょう。

院長の事例

パニック障害で 悩んでいました

私がパニック障害を患っていた時期は、ここで述べた7個の特徴すべて該当していました。

現在も、少なからず7個の特徴に該当すると思いますが、パニック症は発症していません。

自分の性格や個性というのは意外に自分では分からないもので、家族や友達、職場の上司や同僚、仲良くしてくださっている同業の方など様々な方を通じて考え方や捉え方を変えていかなくてはいけないと思うようになりました。

いくつか、これは有効だと思った心がけをお伝えします。

まずは、自己受容をするように心がけていきました。
※自己受容とは自分のよいところもわるいところも丸ごと受け入れることをいいます

また、ものの見方をフラットで見るように意識をしたり、物事の捉え方をプラスに変えるように心がけていきました。

パニック障害の落ち着かせ方

パニック障害の落ち着かせ方

パニック障害の患者数は、世界保健機構(WHO)によると日本の患者数だけでも1000万人超。今や10人に1人が患っているのが現状です。

パニック障害だと診断をされていなくても、不安障害や過換気症候群などパニック障害と属性の近い患者数を合わせると、身近に困っていらっしゃる可能性は限りなく高いと考えられます。

そのことから、誰でもパニック障害で困る時があるかもしれない。

いざという時のために、パニック障害を落ち着かせる方法を知っておくことが大切です。

下にあるブログの内容は、パニック障害と診断されるパニック発作の特徴について。

パニック発作が突発的に起きる原因。私が経験をしたパニック発作。

突発的なパニック発作を未然に防ぐ方法について書かせていただいております。

ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

パニック障害の疑いを感じたら

不安を感じている女性

このセクションでは、パニック障害かも知れないと思った時の治療・手段の選択肢について述べさせていただきます。

① 医療機関を受診する

理由として、何らかの病気が潜んでいるかもしれないからです。

受診をされず、後々に病気かも知れないと不安を抱いたまま生活されていらっしゃる方が多いのですが、そうした不安(精神的ストレス要因)を払しょくするためにも、まずは医療機関の受診をおすすめします。

補足として、よく「抗不安剤や精神安定剤は飲みたくありません。」と頑なに拒絶される方がおられます。あとは病院が嫌いな方。

個人的な意見としては、お身体が辛い場合は一時的でも服用する。という選択肢があってもいいと思います。

医療機関で原因不明や異常がない場合は、以下の選択肢がございます。

② 整体・鍼灸・カイロプラクティックなど、手技療法を受けてみる

選ぶ基準は、パニック障害に関係するページに具体性があるかどうか(力を入れてサポートをしているか)をおすすめします。

③ 心理カウンセリング(認知行動療法)

ものの見方、物事の捉え方などについて話し合い、こころのストレスを軽くしていく方法です。

いちかわ
いちかわ

さかい快福整体堂では、全国の方を対象にオンライン相談を承っております。

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院長メッセージ

市川 猛

本日お伝えしたパニック障害になりやすい人の特徴は、生まれ持った気質的なところがあるのと、状況によっては誰しもが少なからず持ち合わせている特徴です。

そのため、決して悲観されないでくださいね。

人生いろいろ、生きていればいろんなことがあります。

そのなかで、相談できる環境が整っているようで、整っていないのが現状だと個人的に感じています。

要するに、ひとりで抱えていらっしゃる方が多い現状。

特にインターネットが普及してからは、疑問があれば検索をして答えを見つける機会が増えました。

そうして見つかればいいのですが、腑に落ちずモヤモヤしながら過ごす方もいらっしゃるでしょう。


あくまでも個人的な意見にはなりますが、親身になって相談にのってもらえる方というのは、同じ経験をしている人だと思います。

なぜなら経験をしてなくても話しを聴くことはできますが、深いところの理解や共感はどうしてもむずかしいと思うからです。

幸い、ここ数年でオンラインミーティングが広まり、日本全国はもちろん世界にわたって相談できる選択肢が増えました。

あなたが相談しやすい方法に巡りあっていただくことを願っています。

最後になりますが、もしよろしければブックマークへのご登録やフォロー、あなたの周りでこのブログが必要な方がいらっしゃいましたらシェアをお願いします。

お読みいただきまして、ありがとうございました。

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