
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
自律神経失調症を患い克服した整体師、市川 たけしです。
本日は、自律神経の乱れによる体調不良でお悩みの方へ向けて、健康になるための心得10箇条をお伝えします。
その前に、まずは「なぜ不調が起こるのか?」を一緒に整理してみましょう。
自律神経について

自律神経とは、体の機能を24時間体制でコントロールしてくれる神経のことです。
たとえば、私たちが眠っている間も、心臓や肺を動かし、呼吸を続けてくれています。
血圧の上昇や下降も、自律神経が調整しています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つで構成されています。

自律神経の特性を、日常生活に置きかえて説明させていただきますね。
交感神経(がんばる神経)が優位な時






副交感神経(やすむ神経)が優位な時






このように、それぞれの状況において自律神経が体のバランスを保ちながら私たちは生かされているのです。
痛みや体調不良が起こる理由

痛みや体調不良は、突然起こるものではありません。
日常で受けている四つのストレスが合算され、身体の許容量を超えたときに不調として現れます。
- 肉体的ストレス
体の疲労・姿勢不良(歪み)・偏った歩き方・睡眠の質が悪いなど
- 精神的ストレス
不安や悩み、恐怖。人間関係の軋轢など。
- 環境ストレス
暑い寒いなどの気温・湿度
- 化学的ストレス
排気ガス・タバコ・添加物・薬など
【音声で解説】自律神経が乱れる4つのストレス要因
ここで重要になるのが、ストレス耐性という考え方です。
私たちには、ストレスに耐えることができる「容量」というのが備わっています。
それをストレス耐性といいます。

ここで、四つのストレスと体調不良の関係について、一例をご紹介させていただきます。
メンタルが強い!と自覚されている方は、精神的ストレスに対する耐性は強いかもしれません。
しかしながら、いくら精神的ストレスの耐性が強くても、残業が多いなど仕事が忙しい。
自宅に帰ると、家事や育児で忙しい。
何らかの事情で、睡眠時間を削って作業をしているなどで、肉体的ストレスが蓄積されたとします。
そうすると、まるで積み木のように肉体的ストレスがドンドン重なっていき、ストレスに耐える容量が限界になります。

そして、ある日を境に体のどこかに不調を感じる…
こうした理由で、痛みや体調不良が起きるのです。

健康になるための心得10箇条

いよいよ本題です。
2013年の開院以来、多くの方の回復をサポートしてきました。
その経験からはっきり言えることがあります。
改善が早い方には、共通する考え方があります。
それが、これからお伝えする10箇条です。
① 症状は命を守ってくれる警告(サイン)である

私たちは言葉にして、相手に気持ちや意志を伝えることができます。
一方、肉体(頭や首・腰など)や心は言葉を話すことはできません。
その代わりに、痛みや症状。体調不良を通じて私たちに教えてくれています。
ところで、もし、自宅のガス警報器が何らかの故障で作動しなかったら困りませんか?
もし、自動車の警告ランプが何らかの故障で点灯しないとなると突然エンジンが止まってしまうかもしれません。
ここで個人的な話しをさせていただきますが、私は自動車整備として約10年間勤務をしていました。
・タイヤ付近から異音がする
・ブレーキの効きが少し悪い
・冷間時にエンジンがかかりにくい
など、少しでも気になると電話でお問い合わせがあったり、修理工場に持ち込みをされます。

なぜなら、専門家に任せた方が間違いないですし安心されるからです。
整備側の実情としては、入庫前に車の不具合・車種・年式・グレードなどの事前情報で、「おそらく〇〇が〇〇になっているだろう。」
と見立てといいますか、頭のなかでシミュレーションをしています。
もし、私の自宅のガス警報器が誤作動をしたとすれば、すぐに大〇ガスに電話をするでしょう。
なぜなら、その道のプロに任せた方が間違いないですし安心だからです。
きっと長年の経験と型番などで、修理の見立てをされていると思います。
これらに共通することは、警告(警報・ランプ点灯)がある前提だからこそ、私たちは「安心」して暮らすことができます。

それと同じように、痛みや症状、体調不良など何かあった時に警告(サイン)をしてくれる前提で、私たちは安心して暮らせているのです。
もしもの話し…痛みや症状、体調不良など、警告(サイン)がない身体の構造だとすると、危険な状態になっていることに気づくことができません。
症状(警告・サイン)というのは、
「無理をしていませんか?」
「その生き方では負担がかかっていますよ」
「偏った考え方をしていますよ」
「自分を責める必要はないですよ」
などを教えてくださっているのです。
② 自律神経は縁の下の力もち

整体業界に20年以上在籍して感じるのは、多くの方が「自律神経」という言葉にマイナスイメージを持っているということです。
たとえば、
・自律神経+心の病
・自律神経+心療内科
・自律神経+失調症
・自律神経+乱れる
このような言葉と結びつき、「なんとなく怖い」「よく分からないけれど大変そう」という印象を持たれている方が少なくありません。
実は、以前の私もそうでした。
家族や友人に伝えるときも、「偏見を持たれるのではないか」と不安を感じていました。
しかし今は、まったく逆のイメージです。
なぜなら、自律神経は“縁の下の力持ち”のような存在だと知ったからです。
正直に言えば、私は自分が自律神経失調症を経験したことを、実名・顔写真つきで公開しています。
もし、私が自律神経に対してマイナスイメージを持っていたとすれば、実家の近所で「市川さんの息子さん、心の病気だったんだね」と噂話しを気にして、お母さん、お父さんのことを思うと心配になってしまいます。
あるいは、同級生が知って噂話しをするかもしれないと思い、書かなかったかもしれません。
けれど今は、自律神経に対してマイナスな感情は全くありません。
むしろ、自律神経を正しく理解することこそが、健康への近道だと確信しています。
私の座右の銘は、「自律神経を制する者は健康を制す」です。
③ 焦りは禁物

思い通りにならないと、誰でも不安になり、焦ってしまうものです。
特に、自律神経の乱れが関係している不調の場合、
「いつ治るのか?」
「本当に良くなるのか?」
先が見えないことが、さらに不安を大きくします。
早く治したいという気持ちは、とても自然なものです。
しかし、その思いが強くなりすぎると、今の状態とのギャップに苦しくなります。
その苦しさがストレスとなり、交感神経を優位にしてしまいます。
すると、身体はリラックスできず、回復に時間がかかってしまうのです。
もし焦りが出てきたら、心の中でこうつぶやいてみてください。
「今のはナシ、ナシ。」
いったんリセットして、深呼吸をしてみましょう。
回復には、安心感が何よりも大切です。
④ 情報を追わない(情報の断捨離)

インターネットには、たくさんの情報があふれています。
良い情報もあれば、そうでないものもあります。
そして、その多くは不特定多数に向けて書かれたものです。
必ずしも「あなた専用」の情報ではありません。
そのため、調べれば調べるほど迷ってしまうことがあります。
あれも不安。
これも不安。
気づけば、頭の中が情報でいっぱいになります。
これが、いわゆる“情報過多”の状態です。
脳が疲れると、自律神経も影響を受けます。
考えすぎるほど、交感神経が優位になりやすいのです。
ときには、情報を追うのをやめる勇気も必要です。
一方通行の情報を探し続けるよりも、信頼できる専門家に直接相談する方が、結果的に近道になることもあります。
⑤ 感謝の気持ちを持つ

感謝できるものは、数えきれないほどあります。
・自分の身体
・家族
・出会った人
・毎日の食事
・空気や水
まずは、身近なものからで構いません。
自律神経の役割を思い出してみてください。
私たちが眠っている間も、心臓は動き、呼吸は続いています。
体温を調整し、食べたものを消化し、身体を守ってくれています。
自律神経は、24時間365日、休むことなく働き続けています。
しかも文句ひとつ言わずに。
まさに「縁の下の力持ち」です。
ほんの一瞬でもいいので、
「ありがとう」
と自分の身体に声をかけてみてください。
それだけでも、心と身体の緊張は少しやわらぎます。
⑥ 口癖の見直し「すみません」より「ありがとうございます」

「すみません」より「ありがとうございます」
日常で何気なく使っている言葉。
実は、脳や感情に影響を与えています。
「すみません」と言うとき、どこか萎縮した気持ちになりませんか?
その言葉を一番聞いているのは、他の誰でもない自分です。
小さな言葉でも、積み重なれば大きな影響になります。
できるだけ「ありがとうございます」に置き換えてみましょう。
耳から入る言葉が、少しずつ心の状態を整えてくれます。
⑦ 素直な気持ちでアドバイスを受けとる

自律神経の乱れは、「今の生き方を少し見直してみませんか?」というサインでもあります。
ただ、自分では気づきにくいものです。
人には「現状を維持しようとする働き(ホメオスタシス)」があります。
変わろうとすると、不安が出てくるのは自然なことです。
だからこそ、信頼できる専門家のサポートを受けながら進むことが大切です。
⑧ 回復の主役はあなた

あなたの身体を回復させるのは、あなた自身の自然治癒力です。
治療者はサポーター。
映画で例えるなら、主人公はあなたです。
私たちは、その物語を支える名脇役です。
一緒に取り組む姿勢が、回復を早めます。
⑨ いい意味で自分ファーストで

自律神経が乱れる方の特徴に、自分のことよりも相手を優先してしまうところがあります。
それを、分かりやすい言葉でお伝えすると自己犠牲。
実は、自己犠牲は体力と気力を使うため、自律神経が乱れやすくなります。
健康なら自己犠牲もいいと思いますが、体調が思わしくない時は自分ファーストでいきましょう。
自分<他人
ではなく、
自分>他人
いや…
自分>>>他人
これくらいです。
そうして、エネルギーの消耗を少なくして体力と気力を温存していくのです。
そうすることによって、あなたに備わっている自然治癒力が発揮されやすくなりますよ。
⑩ 自己判断で治ったと思わないこと

自律神経特有の症状というのは、いわば不安定な状態であることがほとんどです。
特徴として、
・基本的に体調は優れないが、不快な症状が気にならない日もある
・ある症状が気にならなくなると、ある日突然、違う症状が表れる
・治ったと自己判断で思い込んで無理をしてしまい体調を崩してしまう
・自己判断で改善していると思い、通院ペースを空けて再発するとショックを受ける
・整体を予約している当日は体調がいい(それ以外の日は、体調が優れない日が多い)
そのため、「今日は大丈夫だから治った」と自己判断するのは危険です。
回復は段階的に進みます。
焦らず、専門家と相談しながら進めていきましょう。

以上が、健康になるための心得10箇条でした。
世の中に伝えたい3つの感情

約10年間、心から悩み心から健康を望んだ私が大切にしている、3つの感情をお伝えさせていただきます。
① 自分らしさ

自分らしさを言いかえると、自分のよいところもわるいところも全てを受けいれる自己受容。
なぜ、この自分らしさを一番先にあげたのかというと、今の私が体調不調で辛かった当時の私に会えるとすれば…自分らしさ(自己受容)の大切さを伝えつづけるからです。
当時の私は、マイナス思考・自己否定・自分に自信がない・他人と比べてしまう・〇〇をすると恥ずかしいなど、最近でいう自己肯定感が低い生き方をしていました。
人生一度きり。自分らしさをとことん見つめて自分をよく知り受けいれる。
そうして自分を大切にすることで、健康的な身体に一役買っていると思いますし、何より楽な生き方ができるようになりました。
② ゆとり

この「ゆとり」には、時間的なゆとりと精神的なゆとりを意味します。
現代社会は忙しく、情報過多。慌ただしく1日を過ごし気づけば1ヵ月がおわる。
私を含めて、同じような方が多いのではないでしょうか。
1日24時間。平等に与えられるなか、少しでもゆとりのある時間を作ることができたら体を休息させることができるでしょう。
そこに精神的なゆとりも加われば、穏やかな感情で日常を過ごすことができる。
そんなふうに考えています。
③ 思いやり

この「思いやり」の意図は、自分の身体に対して思いやりの気持ちを持っていただきたい。
どうしてこのようなことを伝えたいのかといいますと、私自身様々な体調不調で辛かった時、自分の身体を大切にしてこなかったからです。
一例をあげえると首こりで困っていた時、「この首の筋肉さえなければ健康なのに」と不満な感情を自分に向けていました。
また、自律神経失調症を患っていた頃は「自分の身体なのにどうしてコントロールができないんだ!」と自分に苛立つ感情を抱いていました。
文句も言わず、1日24時間。365日ずっと生かしてくださっている身体(自律神経)に対して、思いやりの気持ち・労いの気持ち・感謝の気持ちというところが全くありませんでした。
このブログをご覧くださっている方には、私を反面教師にしてご自身の身体に対して思いやりの気持ちを持っていただきたいと思っています。






コメント
初回平成29年11月頃にうかがったY・Oです。
いつもありがとうございます。
心得10箇条を読ませていただきました。
今まで市川さんから受けたセッションの内容と想いが凝縮されていて、わかりやすく、とても良かったです。
⑥ 箇条目の、口癖の見直しは特に共感できました。
仕事が上手くいなかった当時の私は「すいません」を口癖のように使いがちで、心だけでなく、色んなマイナスなことを引き寄せていたのではと思います。
市川さんのセッションを受けて、見方・考え方を変えて、心からの「ありがとう」と言えた時は、楽で嬉しい自分がいました。
これからもセッションを通して自分自身を高めていきたいです。
よろしくお願いします。
Y・O様
いつもお世話になります。
コメントありがとうございます。
心得10箇条は、厳選した内容のため私の想いが凝縮されたと思います。
⑥ 箇条目の、口癖の見直し
これも大切だなと思います。
見方や考え方を変えること。
私を含めて、他人の事はよく見えても、自分の癖や思考パターンは自分で気づきにくいものだと思います。
私自身、状況によりますが「すみません。」という言葉をよく使ってしまう時期がありました。
でも、今ではそういう状況の時でも、感謝の気持ちを持って、「ありがとうございました。」と伝えるようになってから、気持ちがスッキリするといいますか楽になり、気分がよくなることに気づきました。
相手との関係も良好になり、捉え方次第だなと思います。
セッションを通じて、「ありがとうございます。」という言葉は、お互いにとっていいことの方が多い。ということが伝わって、うれしく思います。
Y・O様は、向上心と行動力がおありですので成長が楽しみです。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。